#伊藤忠記念財団 50周ねん記念誌 1974から2024

【イラスト】記念誌表紙画像。5段の本棚に本がぎっしり並べられたイラスト。中央に「わいわいベア」が座って本を読んでいる。本のタイトルは左上から、1段目は『子ども文庫助成事業』、『電子図書普及事業』、『東京小中学生センター』、『調査研究事業』、『海外留学助成事業』、『日本留学助成事業』、『つどい』、『まなび』、『かたらい』、『あそぶ』。2段目は『センターまつり』、『納涼おばけ大会』、『サマースクール』、『ジュニアキャンプ』、『ジュニア文化祭』、『ファミリーハイキング』、『ウィンタースクール』。3段目は『新春ゲーム大会』、『スーパーカーレース』、『わなげ大会』、『水曜クラブ』、『ジュニア劇場』。4段目は『ジュニアバザール』、『工作クラブ』、『園芸クラブ』、『サバイバルスクール』、『わいわい』。5段目は『どんまい』、『やん・きゃん』、『すいんぐ』、『森の道場』、『しどういんすち』、『野外冒険じゅつ』、『未来につなぐ子どもの読書』。

財団法人 伊藤忠記念財団

【1P】

##伊藤忠記念財団 50周ねん記念誌 1974から2024
【イラスト】財団のキャラクター「わいわいベア」が立って左手に赤い表紙の本を抱えているイラスト。「わいわいベア」…子どもたちと本を読むことが大すきなくま。お気に入りの本をいつもこわきに抱えている。

【2P】

##設立趣意書

伊藤忠商事株式会社は1858年創業以来 社業の繁栄は国と社会の発展と共にあるべきものという基本認識に立って 国と社会の発展に寄与することを経営の理念として参りました。たまたま本年は当社の戦後再発足25周年を迎えることになりましたが 此の記念すべき年に当って上記の経営理念の一端なりとも具体化したいと念願する次第であります。顧みると戦後 我が国は官民の努力によって 世界を瞠目させる程の急速な経済発展を遂げましたが その反面 深刻な自然環境の破壊と社会連帯意識の低下という歪みをもたらしたことも認めざるを得ません。

特に此のような環境の変化は国と社会の次代を担うべき青少年に強い影響を及ぼし 幾多の問題を発生している次第で 青少年の育成のために 適切且つ広汎な施策を講じることは刻下の急務であると考えます。

伊藤忠商事株式会社としては 以上の観点から ここに 伊藤忠記念財団を設立し広く有識者の絶大なご協力を得てしんに平和を愛好し社会的公正と信義を重んじる自主的精神に満ちた 心身共に健全な青少年を育成するため一臂の力を尽そうとするものであります。

此の目的を達成するために伊藤忠記念財団は

　　　　青少年に関する諸問題の調査研究

　　　　青少年の育成に関する諸事業への助成　

　　　　青少年に対する諸施設の提供

　　　　其の他ほん財団の目的の達成に必要な事業

を遂行して参りますが 此のため伊藤忠商事株式会社としては初年度5億円を出捐し 更に為し得る限り財団基礎の計画的拡充を行い 10年後にはほぼ50億円の規模に到達せしめると共に事業内容もこれに即応して拡充せしめる決意であります。

以上

昭和49年9月17日

【3P】

##ご挨拶

伊藤忠記念財団設立50周年を迎えて

公益財団法人 伊藤忠記念財団

理事長　鈴木 善久

【写真】伊藤忠記念財団　すずき よしひさ理事長の顔写真。

　平素より、当財団の活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

　公益財団法人 伊藤忠記念財団は、2024年9月30日に設立50周年を迎えました。50周年を迎えるにあたり、長年に亘り、ご支援、ご協力を賜りましたすべての関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。

　当財団は、1974年、伊藤忠商事の創業以来の経営理念である「社業の繁栄は国と社会の発展と共にあるべきもの」という基本認識のもと、「青少年の健全育成」を掲げ、設立されました。

　50年のあゆみを振り返ると、当財団は、「青少年の健全育成」を念頭に、一貫して、子どもたちの読書活動えの支援を軸に活動してまいりました。

　設立翌年（1975年）より行っている「子ども文庫助成事業」は、当初、個人のボランティアの方が自宅を開放し、地域の子どもたちに読書の場を提供する家庭文庫への助成からはじまりました。現在では、文庫（家庭文庫、地域文庫）だけでなく、特別支援学校や病院、施設、子ども食堂などにも対象を広げています。引き続き、子どもが集まる場所にアンテナを張り、子どもの読書環境の改善や地域交流の場の創出、活性化のお役に立ちたいと思います。

　また、「すべての子どもたちに読書の喜びを」をテーマとして活動する当財団は、「子ども文庫助成事業」に加え、2010年より「電子図書普及事業」をはじめました。同事業では、障害があるために通常の書籍では読むことが難しい子どもたちのための電子図書（「わいわい文庫」）を製作し、学校や公共図書館等の団体に寄贈しています。近年では、関係者の方々のご尽力により、徐々に認知度も高まってまいりました。引き続き、更なる周知により、障害のある子どもたちの読書環境の改善へとつなげ、読書バリアフリー推進の一助になればと思います。

　今後、更なるデジタル化の進展など、社会環境のさまざまな変化が予想されますが、子どもたちが本に触れ、読書を楽しむ環境を整えることは、変わらず非常に大切なことと思います。未来を生きる子どもたちに読書の楽しさ、喜びを届けるために、これからも活動を続けてまいりたいと思います。

　あらためまして、この50年間に亘りご支援・ご協力をいただいたすべての皆様に心から感謝申し上げます。今後も変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

【4P】

##祝辞

草の根の読書推進とともに歩まれた時間に敬意をひょうします

公益社団法人 読書推進運動協議会

会長　野間 よしのぶ

【写真】読書推進運動協議会　野間 よしのぶ会長の顔写真。

　公益財団法人 伊藤忠記念財団さまの設立50周年に際し、心よりお慶び申しあげます。設立以来継続されている「子ども文庫助成事業」では、子どもの読書推進において各地の拠点となる「文庫」に、はやくから着目されて、子どもたちの健全育成に寄与する事業を展開してこられました。あらためて敬意をひょうします。

　わたくしども読書推進運動協議会は、貴財団が「子ども文庫助成事業」を開始されて以来、募集告知や審査などでお手伝いをさせていただいております。子どもたちの読書環境を支える全国の草の根の方たちを対象とするこの事業においては、2024年度までに延べ2,925件の子ども文庫と実演グループなどが助成を受けております。その息の長さと規模の大きさの両面において貴重な事業であり、読書推進を目指す私どもにとっても大きな力です。

　これまで助成を受けた方々のなかには、小児病棟や、海外駐在の日本じんコミュニティなどで読書啓発活動をされるかたなどもおられ、その視野の広さにも感服いたします。貴財団担当者による応募者訪問と、助成2年後のフォローアップ訪問は、この事業最大の特徴であり、貴財団と応募者、助成先との交流を生み出しております。ただ本があるだけでは、子どもはなかなか手に取りません。子どもの読書推進には、本を手渡す人の存在が必要です。交流の上での助成だからこそ、草の根で活動する方々の心に響き、その支え、励ましとなってきたのだと感じております。

　この50年、社会は大きく変わり、事業開始時に比べて助成希望者のニーズも多様化してきたとのことですが、「すべての子どもたちに読書の喜びを」届けたいという思いには変わりはありません。当協議会は今後も、「子ども文庫助成事業」への協力の継続、および「電子図書普及事業」の広報協力など、貴財団とともに、子どもたちの読書推進、読書環境整備に手を取りあって歩んでまいりたいと存じます。

　あらためて、貴財団の50周年をお祝い申しあげます。

【5P】

【イラスト】財団のテーマ「すべての子どもたちに読書の喜びを」の書（毛筆）。落成かんしは「りょうすい」の「りょう」ひともじ

【6P】

##伊藤忠記念財団　50周ねん記念誌　1974から2024 目次

設立趣意書 2P

ご挨拶　公益財団法人 伊藤忠記念財団　理事長　鈴木 よしひさ 3P

祝辞　公益社団法人 読書推進運動協議会　会長　野間 よしのぶ 4P

伊藤忠記念財団　設立までの流れ 8P

伊藤忠記念財団　沿革 11P


子ども文庫助成事業 23P 

子ども文庫助成事業 24P

子ども文庫助成 助成先からの声 

公益財団法人 東京子ども図書館（東京都） 32P

児童図書館研究会（東京都） 34P

公益財団法人 ふきのとう文庫（北海道） 36P

特定非営利活動法人 うれし野こども図書室（岩手県） 38P

特定非営利活動法人 てんやく絵本ふれあい文庫（大阪府） 40P

認定特定非営利活動法人 高知こどもの図書館（高知県） 42P

きりん文庫かすが（福岡県） 44P

国際児童文庫協会（アイ、シー、ビー、エー）（海外） 46P


子ども文庫助成事業への寄稿 

子どもに本を手渡す大人の存在 天理市立図書館　館長　たかはしきいちろう 48P

子ども文庫助成事業 座談会 52P


電子図書普及事業 67P 

電子図書普及事業 68P

電子図書普及事業 わいわい文庫 寄贈先より 

本を持つ、見る、読む、聞く、楽しむことに困難を抱える子どもたちを支える「わいわい文庫」に感謝 
東京都立ぼくとう特別支援学校 校長 たむらこうじろう 72P

マルチメディアデイジーの活用で拡がる子どもたちの可能性 
東京都立光明学園 つじなおみ 73P

わいわい文庫とともに 
東京都立八王子東特別支援学校 読書活動推進部 もうりまいこ 74P

読むことに困難がある子の世界を広げるわいわい文庫 
松江市立島根小学校 いのうえしょうこ 75P

伊藤忠記念財団のわいわい文庫にとても感謝しています 
公益社団法人日本図書館協会 障害者サービス委員会 委員長 さとうせいいち 76P

これまでも、これからも。成長と共にあるわいわい文庫 
ブルーバードの会〜東京都港区に住む障害・病気・医療的ケアじの会〜 副代表 かどくらえみ 77P

電子図書普及事業への寄稿 
「わいわい文庫」から広がる読書の可能性 
専修大学文学部　教授　のぐちたけのり 78P

電子図書普及事業 座談会 82P


今後の事業の将来展望 95P 

伊藤忠記念財団の今後の展望 

元職員インタビュー①　しばたとしあき 96P

元職員インタビュー②　やべたけし 98P

子どもたちの読書環境をよりよくするために 
公益財団法人 伊藤忠記念財団　常務理事　いけべまさかず 100P


伊藤忠記念財団 50周ねん記念企画 102P


資料編 105P 

子ども文庫功労賞 受賞者一覧 106P

子ども文庫助成事業 歴代選考委員一覧／アイ、シー、ビー、エー オパール・ダン名誉会長より 107P

被災地支援の経緯 108P

子ども文庫助成事業 都道府県別助成件数 1975年度〜2024年度 111P

わいわい文庫 製作数／わいわい文庫 分類-対象別作品数（2012〜2024） 112P

わいわい文庫 寄贈団体数／わいわい文庫 寄贈数 団体別推移 113P

読書バリアフリー研究会 実施記録 114P

わいわい文庫バージョン、ブルー 日本昔話の旅 88作品 2015～2024 116P

調査研究報告書一覧 118P

東京小中学生センター利用者、野外活動参加者数の推移 119P

施設プログラム参加者数 120P

野外教育活動 実習地一覧 122P

海外留学助成事業 124P

日本留学助成事業 125P

財務諸表（2023年度分） 126P

伊藤忠記念財団 歴代役員一覧 128P

伊藤忠記念財団 年表 132P

編集後記 134P

奥付 135P

凡例
 1. 本書に掲載した情報は、主に1976年度から2023年度までの「伊藤忠記念財団 年次報告書」をもとに記載した。

 2. 本書に掲載の氏名や地域名は、原則、各年度の「伊藤忠記念財団 年次報告書」の記載に則った。

 3. 各役員・委員の役職は、原則として就任時のものを記載した。

 4. 人名の敬称は基本省略している。

【8P】

##伊藤忠記念財団　設立までの流れ

###はじまりは、伊藤忠商事再発足25周年の記念事業

　伊藤忠記念財団の母体である伊藤忠商事は1858（安政5）年の創業以来、「三方よし」の精神のもと国と社会の発展に寄与することを経営理念に掲げてきた。戦後の1949年には伊藤忠商事株式会社として再発足。1974年は伊藤忠商事の戦後再発足からちょうど25周年に当たる年であり、これを機に社会貢献活動に力を入れようと、1970年頃から具体的な新規事業の模索が進められた。

　1970年代初頭は、日本経済が急速に発展する中で、環境破壊や社会連帯意識の低下などの問題が深刻化していた時期である。こうした諸問題は次世代を担う青少年の生活にも影響していた。伊藤忠記念財団設立の構想は、こうした社会の状況下で進められた。はじめにせじまりゅうぞう社長（当時）が青少年のための居場所づくりを構想。その案をもとに、1972年12月14日、伊藤忠商事の業務部が「育英事業について」と題する、いっつうの答申報告書を作成した。その報告書では、「利益の社会還元の一環として、育英事業3案」が提案されており、その案のうちのひとつが「財団法人伊藤忠育英協会を設立し図書館経営を行う」というものであった。

　同年12月20日には、より具体的な「育英協会設立計画書」が提出された。計画書には、「次代を担う小中学生の健全な成長を促進する」目的で、「自宅で勉強する部屋のない小中学生のために、シー、アイ学習センターを設立する。場所は下町または小住宅の密集地域。当初は東京に1箇所。将来は大阪に1箇所」の記述が残されている。

【写真】財団設立時に総理府より1974（昭和49）ねん9月28日付けでじゅりょうした「財団法人伊藤忠記念財団の設立許可について」の依命通知書の写真

【9P】

【写真】とざき せいき初代理事長の顔写真。

【写真】財団の設立を案内する挨拶状の写真。1974（昭和49）ねん10月づけで、戸崎誠喜初代理事長名にて発送されている。

###1973年10月23日 「伊藤忠記念財団」事業を決裁

　1973年7月、すいたさぶろう常務を筆頭に「25周ねん記念事業対策委員会」（構成員13名）が結成された。その後、同委員会の社会還元分科会において、「寄附」および「財団設立」を通して伊藤忠商事の利益を社会に還元することを決定。さらに同年8月13日には、総務部より「伊藤忠財団設立構想」が提出された。これは「次代を担う青少年健全育成を目的として文化的なものを主体とする各種の事業と寄附を行い、併せて、当時の社会に対する姿勢を明示する。体育面については、シー・アイグラウンドの一般開放等を持って行い、文化面に限定する」という主旨の構想である。また事業内容についても、「施設は勉強室、図書室、実習室他、事業は設備を利用する事業、設備を利用しない事業（例：社会見学会、野外実習、旅行クラブ）とし、寄附行為も青少年関係の社会事業に対する寄附、海外への留学助成給費」と、いっそうの具体化が進んだ。

　趣旨と事業内容が明確に固まったことを受け、1973年10月23日、えちごまさかず代表取締役社長（当時）が「伊藤忠記念財団」としての事業を正式に決裁。拠出目標額を約10年間で50億円、主要事業として、①青少年の育成に関する公益事業への助成、②学習施設の提供（当面、東京、大阪に学習ビルを建設、青少年一般に開放）、③その他、本財団の目的達成に必要な事業と、大きくみっつのはしらを定めた。
　1974年9月17日、財団法人の設立認可申請が行われた。この申請書の添付資料には事業内容として以下の設立趣意が記されている。

①青少年に関する諸問題の調査研究
②青少年の育成に関する諸事業への助成
③青少年に対する諸施設の提供
④その他、本財団の目的の達成に必要な事業

　加えて、寄付行為についても以下が明文化された。
①青少年問題に関する調査研究
②青少年の健全育成に関する公益事業への資金援助
③青少年に対する諸施設の提供
④その他、本財団の目的の達成に必要な事業

　また、申請に際しては、とざきせいき代表取締役社長（当時）より総理府に対し、「設立当初の理事長に伊藤忠商事株式会社代表取締役社長が就任するとしておりますが、本財団法人の設立が許可されました際には、伊藤忠商事株式会社とは全く別個のものであるとして、公益法人本来の目的に沿った運営管理を行なってまいります」との、いちぶんも添えられた。この申請を受け、総理府より、同年9月28日づけで「財団法人伊藤忠記念財団の設立許可について」の依命通知書をじゅりょうした。

【10P】

###1974年9月30日　財団法人伊藤忠記念財団設立

　このような手続きを経て、同年9月30日、「財団法人伊藤忠記念財団」が正式に発足。翌10月には関係各所に対し、戸崎理事長を筆頭に理事7名、常任理事1名、監事2名の連名で挨拶状を送付した。こうして発端となった答申報告書の提出から約2年の歳月を経て、伊藤忠商事に新たな法人が誕生した。初年度は寄付金2億5,000万円を受け入れ、事務所を東京都中央区日本ばしほんちょう2の2おづビル9階に開設し、本格的な運営が始まった。

　財団設立にあたってはいくつかのエピソードが残されている。25周ねん記念事業の内容を模索していた頃、休日出勤した瀬島副社長が日比谷公園で信号待ちしている際、車窓から都立日比谷図書館への入館を待つ長い行列を見て、「日本には勉強したい人間がこんなにいるのに、勉強できる場所がないのか。伊藤忠が昭和の寺子屋を作る！」と周囲に訴えたという話がその一例だ。瀬島副社長は財団初代理事の一人でもある。「昭和の寺子屋」の構想は、その後の「東京小中学生センター」の立ち上げに生きることになった。これは逸話であるものの、新しい世代がより良い環境で育つことができるよう、あらゆる手段の検討を試みる財団の精神の根のひとつとなっている。

伊藤忠記念財団設立の経緯

1972年12月14日 
伊藤忠商事業務部が瀬島副社長に対する答申報告書にて財団法人伊藤忠育英協会の設立を提案。

1972年12月20日 
「育英協会設立計画書」にて「次代を担う小中学生の健全な成長を促進する」目的でシー、アイ学習センターの設立が提案される。

1973年7月1日 
吹田三郎常務を筆頭とする「25周ねん記念事業対策委員会」が結成され、「寄附」および「財団設立」が決定。

1973年8月13日 
伊藤忠商事総務部が「伊藤忠財団設立構想」を策定。

1973年10月23日 
越後代表取締役社長が「伊藤忠記念財団」としての事業を正式に決裁。

1974年9月17日 
財団法人の設立認可申請を行う。

1974年9月28日 
「伊藤忠記念財団の設立許可について」の依命通知書を、じゅりょう。

1974年9月30日 
「財団法人伊藤忠記念財団」が正式に発足。

1974年10月 
関係各所に対し、戸崎理事長を筆頭に理事7名、常任理事1名、監事2名の連名で挨拶状を送付。

【11P】

##伊藤忠記念財団　沿革

財団の50年の歩みを、事業ごとに振り返る。

※現在も継続中の事業は下線あり。


###子ども文庫助成事業

1975（昭和50）ねん　子ども文庫助成事業　開始　かせん

財団設立の翌年、当時各地に増加していた子ども文庫をはじめとする子どもを対象にした読書ボランティアに助成を開始した。初年度は7団体に、合計2千万円を助成。

1976（昭和51）ねん　第1回　子ども文庫助成贈呈式　挙行　かせん

1月26日に開催し、初年度の助成対象となった7団体を招待。以降、毎年度末に贈呈式を実施している。

【写真】1975年度（第1回）子ども文庫助成贈呈式の会場風景。戸崎初代理事長の挨拶を出席者の背後から撮影した写真。

1984（昭和59）ねん　子ども文庫功労賞　創設　かせん

財団設立10周年を記念し、子ども文庫の運営等を通して長年子どもの読書啓発に貢献してきた個人を表彰する賞を新設した。

1996（平成8）ねん　野間読書推進特別賞（読書推進運動協議会主催）　受賞

読書週間50周年の年に、20年以上全国の読書ボランティアに助成を継続した実績に対し表彰を受ける。

野間読書推進特別賞受賞時の賞状の写真。1996（平成8）ねん11月11日付け。

【12P】

2001（平成13）ねん　子どもぶんこプロジェクト　開始

東京子ども図書館との30周年共同事業。2004年までの4年をかけて、全国の子ども文庫を対象にアンケート調査や現地訪問を実施し、文庫活動の歴史や役割、成果について整理した。

2002（平成14）ねん　子どもの本100冊助成　開始　かせん

過年度の助成先より選書のアドバイスを求める声を受け、財団として3種類のおすすめ図書セットを作成。小学校の低学年・中学年・高学年向けにそれぞれ100冊ずつ選書し、いずれかの図書セットを希望してもらう形で応募の受付
を開始した。このプログラムの追加を機に、従来の資金助成を「子どもの本購入費助成」として区別した。

【写真】100冊助成図書セットの一部を本棚に並べた様子の写真。

研修会助成　開始

過年度の助成先からお話会のスキルアップを希望する声を受け、東京子ども図書館および児童図書館研究会が主催する全国規模の研修会の参加に利用できる資金の助成を開始した。2007年度に終了。

2005（平成17）ねん　子ども文庫助成　助成件数　累計1,000件突破　子ども文庫功労賞　合計50名

2007（平成19）ねん　病院・施設子ども読書活動費助成　開始　かせん

病院の読み聞かせボランティアからの応募を機に、病院や障害児施設、児童養護施設等で過ごす子どもたちのために本の貸出やお話会を行うボランティア団体を対象にした資金助成を新設。

【13P】

2010（平成22）ねん　日本人学校・日本語補習授業校図書助成　開始

にわういちろう元理事長からの寄付金さんぜん万円をもとに、7年間の期間限定で実施した。読書啓発活動を実施する海外の日本人学校・日本語補習授業校を対象に図書現物100冊（15万円相当）を寄贈。北米・中南米・アジア・欧州・オセアニアの合計167校が助成対象となった。

【写真】2012年度助成先のイスタンブール補習授業校。助成の本を並べた本棚の様子。

2011（平成23）ねん　被災地支援　開始　かせん

3月11日に東日本大震災が発生。後日、財団職員による岩手・宮城・福島の実地調査を経て、被災地の読書ボランティアを対象にした助成実施を決定。この年は文庫訪問の出張費を被災地の資金助成に充て、財団所有の児童書1,500冊も現地に寄贈した。翌年以降も東日本大震災で被災した学校に図書100冊を寄贈する事業を続け、後に東北以外の地震・豪雨災害の被災校も対象に加え現在に至る。

【写真】宮城県女川町の女川ちゃっこい絵本館の様子。財団からの寄贈図書をもとに設置された。

2012（平成24）ねん　絵本を届ける運動　参加開始　かせん

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会の「絵本を届ける運動」（日本語の絵本に東南アジアの言語の翻訳シールを貼り付け現地の子どもに届ける活動）への参加を開始。 2013年からは東日本大震災の被災地の子どもたちにも参加を呼びかけ、「絵本を届ける運動in東北」として参加を続けている。

【写真】「絵本を届ける運動」作業後の大船渡市立とうほう小学校の生徒たち（2023年度/提供：NPO法人おはなしころりん）

【14P】

2014（平成26）ねん　子ども文庫助成　助成件数　累計2,000件突破

2016（平成28）ねん　子どもの本100冊助成　応募方法　変更

それまで低学年・中学年・高学年セット（各100冊）の図書をセット間で入れ替えることはできなかったが、応募者の希望を受け、選択した図書セット100冊のうち40冊までは残りの2セットから選択して応募できるようにした。

2017（平成29）ねん　150冊図書リスト　追加

2000年以降に出版されたものを中心に、おすすめの児童書150冊をリスト化して、子どもの本100冊助成の選択肢に加えた。

2020（令和2）ねん　指定研修会助成　開始　かせん

財団が指定した研修会であれば助成金30万円全額を利用できるプログラムを新設した。大阪国際児童文学振興財団、親子読書地域文庫全国連絡会、児童図書館研究会、東京子ども図書館、日本子どもの本研究会の5団体による研修会を指定している。

Zoom面談　実施

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、毎年実施していた応募団体への現地訪問を休止し、代替としてZoomによるオンライン面談を実施。

2021（令和3）ねん　特別支援学校図書支援助成　開始

特別支援学校を助成対象に加える。学校図書館および図書コーナーの蔵書充実のために30万円を利用できるという内容。新設当初は病院・施設子ども読書活動費助成の枠で募集をかけていた。

【写真】2021年度助成先の大分県立聾学校の学校図書館の様子。購入図書が並ぶ本棚の上に、「伊藤忠記念財団寄贈」の札が立てられている。

乳幼児図書リスト　追加

文庫利用者やお話会参加者が低年齢化している状況に対応できる図書セットが欲しいという声を受け、乳幼児向けの絵本を100冊選書して、子どもの本100冊助成の選択肢に追加。

【15P】

2023（令和5）ねん　子どもの本100冊助成　選択方法　変更

それまで乳幼児・低学年・中学年・高学年セット（各100冊）のいずれかを選択した上で各セット内から60冊は必ず選択するよう指定していたが、これを撤廃。150冊リストも加えた財団が勧める550冊の児童書全体から、好きな100冊を選択して応募できるようにした。

【写真】2023年度助成先の（元ザンビア日本人学校）日本人図書館の子どもたち。20人弱の子どもたちが助成本を手にもって写真に写っている。

■1975（昭和50）年度から2024（令和6）年度　実績

子どもの本購入費助成件数　累計：1,735件

病院・施設子ども読書活動費助成件数　累計：120件

子どもの本100冊助成件数　累計：754件

特別支援学校図書支援助成件数　合計：57件

子ども文庫功労賞　表彰数　合計：92件

日本人学校・日本語補習授業校の図書助成件数：167件

合計は延べ2,925件（12億円相当）

###調査研究事業

1976（昭和51）ねん　第1回　調査研究報告書　発行

1975年、当時の子どもの学校がい活動に関する研究費の助成を実施。翌1976年5月に「子どもの遊びと学習に関する研究」というタイトルで、第1回調査研究報告書としてまとめ、発行した。以後、人間関係、受験、少子化、非行、メディア活用、い文化体験、不登校など、児童から青少年を対象にした諸問題についての調査研究に助成を続けた。助成金は年間150万円〈研究期間最大2年、計300万円〉

【写真】第1回調査研究報告書「子どもの遊びと学習に関する研究」の表紙画像。調査研究者：おかもと かねじ、ふかや まさし、ふかや かずこ、やまもと つねお。1976（昭和51）ねん9月発行。

2004（平成16）ねん　新規研究募集　停止

2004年度の研究報告発行を最後に、調査研究事業は終了。

■1975（昭和50）年度～2004（平成16）年度　実績

報告書発行数：全40号

【16P】

###東京小中学生センター（施設提供事業／野外教育活動）

1977（昭和52）ねん　東京小中学生センター（以下「センター」）　開館

東京都板橋区おおやぐち2丁目に児童館（延べ面積880平方メートル、地上2階地下1階だて）を、たて、５月４日に開館式、５月５日に「開館記念こどもの日センターまつり」を開催。約1200人が来館した。５月８日より平常開館。初代館長はいとうあきひこ。「学校でも家庭でもない第３の居場所」として、地域の小中学生に利用を呼びかけた。施設内には自習室A・B・C、エー、ブイ、ルーム、ワークルーム、ホール、サロン、中庭があり、子どもたちが勉強や遊びなど、やりたいことを自分で考え、自由に過ごせる、ばを提供した。子どもたちが主体的に関わる取り組みの一つとして、館内イベントの運営を小学校高学年以上の実行委員とともに行った。センターまつり（５月）、納涼おばけ大会（７月）、ジュニア文化祭（10月）など様々なイベントで活躍する実行委員は、センターに通う子どもたちの憧れの存在だった。

【写真】東京小中学生センター開館時の入口の様子。「東京小中学生センター開館披露会場　財団法人伊藤忠記念財団」の看板が立っている。

【写真】1990年発行の東京小中学生センターパンフレットの表紙画像

【写真】1990年発光の東京小中学生センターパンフレットの中身の画像。設立主旨として「このセンターは、青少年健全育成への寄与を目的として設立された財団法人伊藤忠記念財団が、小中学生に楽しいつどいと学習の場を提供するためにつくった社会教育施設で、昭和52年5月5日にオープンしました。小中学生のみなさんが、”つどい”、”まなび”、”かたらい”、”あそぶ”広場です。」が掲載されている。建物の概要（敷地面積：970平方メートル、建築面積：460平方メートル、延べ面積：880平方メートル※地上2階・地下1階、高さ：約10m、構造：鉄筋コンクリートぞう、主な仕上げ：屋根→日本瓦葺き、外壁→コンクリート打ち放し・叩き、しあげ、建具→アルミニウムサッシュ、内装→床：カーペット、壁：クロス貼り、主な設備→冷暖房器具、VTR、ステレオ映写機など、設計監理→日建設計、施工→伊藤忠商事建設部、清水建設）、サロンや自習室、ホールなど各部屋の割り振りとその写真が掲載されている。

【17P】

野外教育活動　開始

自然体験、生活体験が子どもたちの豊かな情操や人間関係を育み、自立を促すとの考えから、野外教育活動を開始。年間を通し、ジュニアサマースクール（3泊4日）、ジュニアウィンタースクール（2泊3日）、ジュニアハイキング（日帰り）などを実施。対象は小学よねんせいから中学3年生までとした。また、小中学生とその家族を対象にファミリーハイキング（日帰り）を実施した。

1978（昭和53）ねん　少年活動ボランティアリーダー講習会　開始

少年活動に携わるボランティアリーダーの研修機会として、グループ活動やレクリエーション、野外教育活動の理論や実技などをテーマにねん3回実施。講習会は、受講生同士の相互交流や情報交換の機会としても機能した。

1979（昭和54）ねん　センター入館者数　累計10万にん　突破

1980（昭和55）ねん　サブリーダー活動　開始

中学校卒業後もセンター活動に関わりたいと希望する高校生を対象に、サブリーダー活動を開始。高校生は、集団活動のいろはを学びながら、小中学生のよき先輩として活動した。また、高校卒業後には指導者講習を受け、センターのボランティアリーダーとして活動するメンバーも現れる。こうして、小中学生から高校生、大学生、社会人まで、様々な世代がセンターを通じて関わり合い、つながりを深めた。

1983（昭和58）ねん　ジュニアサバイバルスクール　開始

中学生を対象に2年間のカリキュラムを実施。毎年9月に開校し、テントや食料など重い装備を背負っての登山実習や野外炊事、読図法、救急法のトレーニングなどを行った。

1986（昭和61）ねん　東京小中学生センター　レクリエーション運動優良団体　表彰

日本レクリエーション協会より、「昭和61年度レクリエーション運動優良団体」として表彰を受ける。

1991（平成3）ねん　センター入館者数　累計50万にん　突破

1996（平成8）ねん　わいわいチャレンジキャンプ　開始

小学1年生から3年生までを対象に実施。2005年度まで継続。

2000（平成12）ねん　野外教育活動参加者数　累計1万にん　突破

【18P】

2006（平成18）ねん　ジュニアキャンプ森のくらし　開始

これまでのキャンプ（ジュニアサマースクール、ジュニアウィンタースクール、わいわいチャレンジキャンプ）を統合し、小学1年生から中学3年生までを対象に実施。幅広い、い年齢の交流を目的とした。2010年度まで継続。

【写真】2009年「森のくらし7」。小学校低学年の子どもたちのハイキングの様子。

【写真】2009年「森のくらし7」。長野県のおんたけさんを登る小学校高学年の子どもたちの様子。

【写真】2009年「森のくらし8」。こくりつ、なすかし青少年自然の家にて、歩くスキーを行う子どもたちの様子。

2007（平成19）ねん　センター入館者数　累計70万にん　突破

5月16日、センターの入館者数が累計70万にんに達した。

2011（平成23）ねん　東京小中学生センター　閉館

建物の老朽化や利用児童数の減少傾向などを理由に、2010年1月から休館。野外教育活動は第28期サバイバルスクール（2010年9月12日～2011年2月6日）の実施を最後に終了。

2011年3月末をもって、さんじゅうよ年間に及ぶすべての事業を終了した。

【写真】2011年3月。閉館時の東京小中学生センターの入口の様子。

■1977（昭和52）年度から2011（平成23）年度　実績

東京小中学生センター入館者数　累計：73万5,510にん

野外教育活動参加者数　累計：14,150にん


###海外留学助成事業

1989（平成がん）ねん　海外留学助成事業　開始

財団設立15周年を記念して開始。海外の大学や大学院、研究機関などで青少年の健全育成に関する分野（教育学、社会福祉学、児童学、児童文学、図書館・情報学、体育学等）を専門的に学び、将来的に児童図書館、児童館、野外教育施設、青少年健全育成団体などへの就職を希望する学生を対象に、海外留学費用の一部を助成した。

【19P】

1990（平成2）年第1回助成　実施

対象者として3名を選出し、それぞれタイのチェンマイ大学大学院、フィリピンのフィリピン大学大学院、イギリスのタビストック研究所への留学費を助成。

2003（平成15）ねん　海外留学助成事業　終了

第13回助成（アメリカ留学2名、イギリス留学1名）をもって終了。13年間で、アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリア、フィリピン、タイ、シンガポールの10か国の大学、大学院、研究機関で学ぶための留学費を助成した。

■1990（平成2）年度から2003（平成15）年度　実績

助成件数：合計70件

###日本留学助成事業

1991（平成3）ねん　日本留学助成事業　開始

外国人留学生を対象に日本留学助成事業を開始。日本国内の大学や大学院で青少年の健全育成に関する分野（教育学、社会福祉学、児童学、児童文学、図書館・情報学、体育学等）を専攻し、かつ帰国後に行政機関・民間企業・学会等における活動を通じて出身こくに貢献することを目指す外国人留学生に対し、留学費の一部を助成した。第1回の対象者として、中国の3名、韓国の2名の計5名を選出し、1992年度から助成を実施した。

2003（平成15）ねん　日本留学助成事業　終了

第12回助成（中国1名、韓国2名）をもって終了。12年間で、中国、韓国、台湾、スリランカ、インド、ブラジル、タイ、ペルー、ミャンマー、マレーシア、シンガポール、イラン、インドネシア、ネパールの14か国の学生に対し、助成を実施した。

■1992（平成4）年度から2003（平成15）年度　実績

助成件数：合計96件

【写真】海外留学助成事業・日本留学助成事業について、財団内に残されている留学助成懇親会の写真のうち、留学生たちの集合写真と会場の看板写真を1枚ずつ掲載。財団事務局には当時の懇親会などの写真がアルバムに整理されている。

【20P】

###電子図書普及事業

2009（平成21）ねん　新規事業の検討開始

様々な障害により紙の本での読書に困難さのある子どもたちが大勢いる状況を知り、障害のある子どもたちのための読書支援を事業として行うことを決定。

2010（平成22）ねん　電子図書普及事業　開始　かせん

文化庁長官から指定団体の認定を受け、著作権法第37条第3項のもと、児童書の電子化（マルチメディアデイジー規格）を進める。

障害のある子ども達のための読書サポート講座/読書バリアフリー研究会　実施　かせん

障害のある子どもたちの読書支援について学ぶ機会として、図書館員、学校教職員、保護者等を対象にした講座を実施。2013年度以降は「読書バリアフリー研究会」と名称を改めた。新型コロナウイルス感染症が流行した2020年度を除き、2010年度から毎年、全国各地の図書館等で実施している。

【写真】2014年に愛知県図書館（名古屋市）で実施した読書バリアフリー研究会。こうの としひろ先生による講座の様子。

2011（平成23）ねん　「障害のある子ども達に読書の楽しみを　マルチメディアデイジー書籍」　寄贈

財団が製作したマルチメディアデイジー図書31作品を、全国の公共図書館（人口20万にん以上の都市）や特別支援学校1,135団体に寄贈。アンケート調査により、利用の感想や不具合の有無を確認した。

2012（平成24）ねん　わいわい文庫　寄贈開始　かせん

前回明らかになった不具合を改善し、新たに製作したマルチメディアデイジー図書38作品の寄贈を実施。名称を「わいわい文庫」とした。

2013（平成25）ねん　わいわい文庫「バージョン　ブルー」　寄贈開始かせん

わいわい文庫の広報・普及のため、障害の有無に関わらず誰もが視聴できる作品を収めた「バージョン　ブルー」（青いCD盤）の製作と寄贈を開始。

【21P】

『わいわい文庫活用じゅつ』　編集・配布開始

わいわい文庫の利用促進のため、特別支援学校、小中学校、公共図書館等の活用事例を冊子にまとめ、わいわい文庫の寄贈とセットで配布を始めた。

【写真】2024年に配布した「わいわい文庫活用じゅつ⑫」の表紙画像。

2014（平成26）ねん　「日本昔話の旅」シリーズ　製作開始　かせん

全国の都道府県立図書館との協同事業として、日本各地の昔話や伝説を題材にしたマルチメディアデイジー図書の製作を開始。第1弾として「因幡の白うさぎ」を鳥取県立図書館と協同で製作し、「バージョン　ブルー」に収録した。2024年までに88作品をラインアップしている。

わいわい文庫　製作数100作品　突破

【写真】2014年のわいわい文庫バージョン１、バージョン2の作品を掲載した、しょえいポスターの画像

【22P】

2015（平成27）ねん　読書バリアフリー研究会参加者　累計1,000にん　突破

2020（令和2）ねん　国立国会図書館「視覚障害者等用データ送信サービス」　提供開始　かせん

著作権法第37条第3項にもとづき製作した「わいわい文庫」を、国立国会図書館「視覚障害者等用データ送信サービス」へ提供。2024年6月までに613作品が利用可能となった。

読書バリアフリー研究会　中止

新型コロナウイルス感染症の流行により、予定していた8地域（栃木、千葉、東京、神奈川、大阪、奈良、鳥取、岡山）での研究会をすべて中止とした。

2021（令和3）ねん　読書バリアフリー研究会　オンラインセミナー　実施

新型コロナウイルス感染症対策のため、国立国会図書館国際子ども図書館との共催事業として、初のオンラインセミナー（オンデマンド配信）を実施し、全国から674人が参加した。

2023（令和5）ねん　わいわい文庫お試し視聴　掲載　かせん

財団ホームページに、わいわい文庫（バージョン　ブルー）のうち1作品を視聴できる形で掲載。

■2010（平成22）年度から2024（令和6）年度　実績

わいわい文庫

　製作作品数：861作品（うち バージョン　ブルー　248作品）

　寄贈先団体数　累計：16,642団体 ※2025年2月10日時点 

読書バリアフリー研究会

実施回数　会場実施：73回

オンデマンド実施：3回

　参加者数　累計　会場実施：3,944にん

　オンデマンド実施：4,160にん

【23P】

##子ども文庫助成事業

【イラスト】小さいピンクのクマ（べいびいベア）に絵本を読み聞かせるわいわいベアのイラスト。

【24P】

###子ども文庫助成事業

財団設立時から続く事業。時代の変化や応募者の希望にあわせてプログラムの内容を調整し、日本国内外の子どもたちの読書環境の充実を目指している。

####子どもの本購入費助成

　1975年4月、財団設立の翌年度に子ども文庫助成事業は始まった。事業開始にあたっては、日本ペンクラブ会長（当時）で財団初代理事のたかはしけんじ氏から、子どもの本に関わる方々への助成について提言があったとされている。同時期、児童文学作家・翻訳家のいしいももこ氏から「助成する団体の活動分野をひとつに絞って助成を続けた方が効果を確認しやすいのではないか」という助言を受けたことも、財団が子どもの読書啓発に一本化した助成を実施する後押しとなった。

　開始当初は助成金の使途はさまざまで、第1回は「身障じへの児童図書の貸し出しおよび〈さわる絵本〉の試作」（ふきのとう文庫／北海道）、「全国の家庭文庫50件に対する図書の援助」（児童図書館研究会／東京都）、「児童図書館員指導のためのアイリーン・コルウェル女史招へい」（財団法人東京子ども図書館／東京都）、「同センターの事務所兼子どもの本資料室の開設」（日本親子読書センター／東京都）、「日本児童図書センターの設立」（社団法人日本図書館協会／東京都）、「幼児文庫の図書の充実とリーダー養成」（広島県地域婦人団体連絡協議会／広島県）、「備品類の充実と移動巡回費補助」（松戸市おはなしキャラバン／千葉県）に対し助成を行った。助成額も150万円から650万円と幅が広く、7団体に合計で2,000万円の助成を実施している。なお、この時期は応募形式ではなく有識者団体による推薦をもとに選考を行っていた。各団体に直接応募してもらうようになったのは、事業開始から数年後のことである。

【写真】1975年度の第1回贈呈式の写真。とざき初代理事長から東京子ども図書館のまつおか きょうこ理事長（当時）への贈呈状授与の様子。

　1976年度には読書推進運動協議会の賛同も得て、助成募集の窓口と事前調査を委託するようになった。その後、1980年代には後述する「子ども文庫功労賞」の新設も挟みつつ、全国各地で活動する家庭文庫や地域文庫、読書ボランティアの活動場所に実際に訪問することで各現場の状況を調査しながら事業を続けてきた。

　2001年から東京子ども図書館と共同で実施した「子どもぶんこプロジェクト」のアンケート調査には、全国の子ども文庫から数々の情報が寄せられた。その中に図書現物の助成を希望する声も見られたため、2002年度からは「子どもの本100冊助成」を追加。これに伴い、従来の現金助成は「子どもの本購入費助成」と呼ぶようになった。応募条件に3年以上の活動歴を加えたのもこの時期である。

【25P】

　その頃、アルゼンチン国債の影響等による財団の財政難もあり助成金額が見直され、2003年どからの2年間は助成金額を一律20万円とし、使途を図書購入費のみに限定。しかし、購入した図書を収納する書架の購入を希望する声も多く、2005年度からは書架の購入も可能にして、助成金額も一律30万円に改めた。2006年度から数年間、10万円から30万円の間で必要な金額を申請してもらうやり方を試した時期もあるが、一度じゅりょうすると3年間は応募ができなくなるということもあり、最大限の助成金額を受け取ってもらえるよう2009年度以降は一律30万円に統一している。

　「子どもぶんこプロジェクト」のアンケート調査では、子どもの読書に関する研修会の受講希望も多く寄せられた。そのため、東京子ども図書館と児童図書館研究会による全国規模の研修会を対象に、受講者の交通費や受講費を助成する「研修会助成」を2002年度から2007年度まで6年間実施した。2011年度以降は「子どもの本購入費助成」の助成金30万円のうち15万円までであれば希望の研修会費に使用できるようにしたが、「図書購入よりも、子どもたちにお話を届けるためのスキルアップに全額を充てたい」といった応募者からの声を受け、2020年度以降は、「子どもの本購入費助成」をAとBの、ふたつのプログラムに分けた。Aプログラムは従来どおり、児童書等の図書購入に15万円以上充てることを条件とし、講習会の開催費や備品等その他費用は15万円まで使用できるようにした。一方Bプログラムでは、財団指定の条件下であれば30万円全額を子どもの本に関係する研修会費に充てることを可能にした。その後、財団指定以外の研修会を希望する応募者からの声を受け、応募者が文庫連絡会やそれに準じる組織であり、かつ希望する研修会の講師や会場の内容・予算が明確であれば選考対象として検討できるよう規程を変更した。子どもの本や読書に関する研修を希望する団体はもともと多く存在する上に、Bプログラムは活動拠点を持たない（本を置く場所がない）場合でも応募ができるため、新たな助成先層の拡大にも繋がっている。

【写真】1984年度贈呈式にて、子ども文庫功労賞受賞後に布絵本の紹介を行うふきのとう文庫のこばやし しずえ理事長（当時）。

【写真】群馬県太田市のかたぐるま文庫（2020年度購入費助成じゅりょう）の活動の様子。文庫利用者の男の子が他の子どもたちに本を読み聞かせしている。

【写真】アイルランド・ダブリンのみどりの森文庫（2022年度購入費助成じゅりょう）の活動の様子。屋外の公園にシートをしいて、参加者に読み聞かせを行っている。

【26P】

####病院・施設子ども読書活動費助成

　2007年度、「病院・施設子ども読書活動費助成」が始まった（開始当初から2017年度までのプログラム名は「病院・施設子ども読書支援」）。プログラム新設の計画が立ち上がったきっかけは、当時の事務局長による病院内文庫の訪問である。2004年度、病院内で活動する読書ボランティアから「子どもの本購入費助成」への応募があり活動先の病院を訪問したところ、病院内文庫の蔵書の冊数と内容が充実していないことが分かった。そこで、長期入院加療中の子どもたちや障害のある子どもたちなど、本に手が届きにくい環境にある子どもたちの読書支援も強化していくことが方針として定まった。

　2006年6月より本格的な全国調査を開始し、全国の小児病院、長期入院じおよび障害児を対象とする読書ボランティアグループや医療センター等を訪問した。その後、必要なプログラムの計画を練り、2007年3月の理事会でプログラム新設の承認を得て、同年4月より「小児病棟や心身障害児施設、児童養護施設における読書ボランティア活動」を対象に募集を開始した。従来の「子どもの本購入費助成」で購入可能としてきた児童書や書架、備品等に加え、布絵本や点訳絵本等のバリアフリー図書製作費や拡大読書器等の機器の購入費にも助成金を使用可能にした点が大きな特徴である。当初は図書現物助成も視野に入れていたが、結果的には資金助成による実施となった。助成金額は開始から現在に至るまで、一律30万円となっており、子どもの本購入費助成と同じく3年以上の活動歴を応募条件としている。

【写真】病院・施設子ども読書活動費助成プログラムの新設のきっかけとなった国立病院機構名古屋医療センターに訪問した際の写真。当時職員が訪れた、おもちゃや本などを置いてある子どものためのスペースの様子。

　このプログラムの追加および2010年度からの電子図書普及事業（P68参照）開始に伴い、病院や特別支援教育の現場における子どもの読書の実情を知る機会が増え、特別支援学校の限られた図書予算についてよく耳にするようになる。特別支援学校に通う多様な子どもたちの読書環境整備の必要性も考慮して、2020年度よりプログラムの規程の見直しを実施し、これまで対象外としてきた学校本体のうち、特別支援学校の図書予算については例外として助成の対象に加えることを決定。2021年度の募集分から「病院・施設子ども読書活動費助成」の対象に特別支援学校を追加した。

　対象を拡大したのち、2021年度から2024年度の、よねんかんで計57校の特別支援学校への助成を実施した。すでに開校済み、かつ読書啓発活動を行っているすべての特別支援学校を対象にしており、助成金は同じく一律30万円として、校内の学校図書館、および図書コーナーの蔵書充実のための図書購入費やバリアフリー図書の製作費等に充当可能な内容としている。

【写真】2021年度贈呈式にて。特別支援学校図書支援助成の初年度の助成対象となったこうめい学園の田村こうじろう校長（当時）による挨拶の様子。

【27P】

####子どもの本100冊助成

　2001年から「子どもぶんこプロジェクト」の一環として実施されたアンケート調査の回答には、「経験がまだ浅いので選書に不安がある」「児童書が手に入りにくく、情報も少ない地域で活動している」等の意見も寄せられた。こうした声を踏まえ、2002年度から財団が選書した図書現物100冊を寄贈する「子どもの本100冊助成」を開始した。

　3年以上の読書啓発の活動歴を応募条件とする「子どもの本購入費助成」とは異なり、子どもの本100冊助成では活動歴の長さを問わないようにしたため、読書ボランティア活動を始めたばかりの方々からの応募が増加。初年度となった2002年は131件の応募を受け、52件に助成した。

　100冊の図書セットの選定は、過去の「子ども文庫功労賞」受賞者の中から、文庫運営に長年携わっており、活動地域も偏らない6名に依頼し、図書選定委員として選書してもらった。

　また、選定に際しては「できるだけ多くの作家の作品を選ぶこと」「できるだけ多くの出版社から選ぶこと」「できるだけ日本と外国の絵本の比率を半々に選ぶこと」「創作や昔話に限らず、わらべ歌、詩、ノンフィクション、写真絵本等、さまざまなジャンルの絵本から選ぶこと」を条件とした。それらの条件に基づく選書をもとに、最終的に小学校低学年向け、小学校中学年向け、小学校高学年向けに1セット各100冊の図書リストを作成した。

　図書購入については、東京子ども図書館理事長（当時）の松岡享子氏の紹介で、銀座の老舗書店である教文館（東京都中央区）内に1998年に開設された「子どもの本のみせナルニアこく」に依頼している。

　その後、小学校高学年図書セットの応募の減少や、文庫やお話会に訪れる子どもの低年齢化、既存の図書セット以外の需要の増加等の現状を受け、2016年度の募集からは応募者がより必要な図書を希望できるよう、40冊を上限にセット間の図書入れ替えも可能とした。2017年度には、既存の図書セット選定後の2000年以降に出版された本を中心に、新しく150冊の図書リストを作成・追加した。さらに、2021年度募集からは、乳幼児を対象に活動する読書ボランティアが増加していることを受け、乳幼児図書セットも作成・追加した。

　2023年度募集からは、セット間の入れ替え上限40冊の制限も取り払い、全550冊の図書リストの中から応募者による任意の100冊を選択できるように規程を改めている。

【写真】大阪府高槻市のこどもの図書館くまさん文庫（2014年度子どもの本100冊助成じゅりょう）の子どもたちと世話人の方々の集合写真。

【写真】北海道小樽市の、あさりがわ、あじさい、ちょうかい、あじさい文庫（2023年度子どもの本100冊助成じゅりょう）のじゅりょう後の図書お披露目会の様子。

【28P】

####子ども文庫功労賞

　1984年2月1日開催の理事会において、財団設立10周年を記念し、「子ども文庫功労賞」を新設することが決まった。これは子ども文庫ないし児童図書館を長年にわたって運営している個人を表彰する賞で、初年度は候補者8名の中からいしいももこ（かつら文庫／東京都）、こばやししずえ（ふきのとう文庫／北海道）、せばやしきょうこ（せばやし子ども文庫／滋賀県）、つちやしげこ（土屋児童文庫／東京都）の4名が受賞者として選出された。なお初年度の受賞者には、賞状、記念品の置時計、副賞100万円を贈呈した。

　2021年度以降は、対象者を子ども文庫運営者に限らず、「子どもの読書啓発活動に20年以上貢献されてきたかた」も対象としている。

※「子ども文庫功労賞」受賞者一覧については資料編P106を参照。

【写真】2023年度贈呈式にて。当時の受賞者である、まさき ともこさんの挨拶の様子。まさきさんは大阪府吹田市で青山台文庫を50年以上続けている。

【写真】1984年度の贈呈式にて。子ども文庫功労賞を初年度に受賞した、いしい ももこさんの挨拶の様子。当時東京都杉並区でかつら文庫を主宰していた。

####日本人学校／日本語補習授業校への図書助成 

　2010年、にわ　ういちろう元理事長からの寄付金さんぜん万円をもとに、子ども文庫助成事業の一環として、日本人学校および日本語補習授業校への図書助成を期間限定で開始した。

　海外の日本人学校・日本語補習授業校にて子どもたちの読書啓発・指導を計画、または実践している学校運営者や運営ボランティアを助成対象に定め、当財団が選書した「子どもの本100冊セット」を贈呈することとした。

　開始当時、海外にあった約300の日本人学校・日本語補習授業校の中から、初年度は北米を中心に約100校を対象に募集要項を配布し、選考の結果、北米地区（アメリカ18校、カナダ2校）の20校に約15万円相当の図書セット（100冊）を寄贈した。図書は既存の子どもの本100冊助成の図書リストから選択してもらった。

　その後も2011年はアジア、太平洋・中南米の52校、2012年は欧州、アフリカ・中東の51校、2013年は北米の30校、2014年は北米、欧州、オセアニアの5校、2015年はアメリカ、ドイツ、中国の4校、2016年はアメリカ、欧州の5校に対し、図書助成を行った。

　当初より期間限定としていた本助成は2016年をもって終了し、寄贈先は7年間の累計で167校に達した。

【写真】2010年度に図書助成をしたのちのニューヨーク日本人学校の様子。本棚の前に座って本を選ぶ2人の子どもたちの様子。

【29P】

####被災地支援

　2011年3月11日に東日本大震災が発生した際、当財団は東北周辺在住の過去の助成先や図書館関係者と連絡を取り合い、安否確認とともに現地情報を入手した。同年4月25日から27日にかけては財団職員2名と伊藤忠商事の社員1名を現地に派遣し、3日間で岩手県大船渡市、宮城県仙台市、宮城県亘理郡と柴田郡、福島県郡山市を巡回、伊藤忠商事東北支社、宮城県教育庁、過去助成先を訪問した。

　訪問先では、復興支援のために文庫活動の再開を望んでいる声を多く聞き、「東日本大震災緊急支援」の実施を決定。急きょ2011年度の事業計画を変更し、同年度の子ども文庫助成現地訪問のための予算150万円を緊急支援費に充て、現地調査で得た情報をもとに現金、または現物図書を復興支援の拠点に支援した。

2011年度の緊急支援先は以下の6団体

・おはなしの会とも（岩手県一関市）一関市、大船渡市、陸前高田市での読書支援

・NPO法人おはなしころりん（岩手県大船渡市）大船渡市、陸前高田市での移動図書館

・ボランティア保育ママの会（岩手県紫波郡）沿岸地域から避難してきた親子への読書支援

・おひさまの会（宮城県女川町）女川町避難所・小学校での読み聞かせ

・おむすびころりん（宮城県柴田郡）亘理郡山元町避難所・小学校での読み聞かせ

・郡山市文庫連絡協議会（福島県郡山市）地域の子どもたちへの読書支援

　2012年度には広域的な読書支援活動を行う団体への支援を実施した。2013年1月21日、宮城県仙台市の家庭文庫（だいちゃん文庫）にて被災地支援贈呈式を開催し、被災地で活動する「みやぎ子どもの文化を支援する会」に100万円、「公益社団法人シャンティ国際ボランティア会」に150万円の活動支援金を助成した。以降、現在に至るまで毎年、全国学校図書館協議会の協力のもと、各地の小学校図書館を中心に図書の寄贈を続けている。現在は東日本大震災の被災地の学校支援に限らず、地震・台風・豪雨などその他の災害の被害を受けた学校への図書寄贈も行っている。

【写真】岩手県大船渡市のNPO法人おはなしころりんのメンバーによる移動図書館車の活動の様子。

【写真】図書寄贈後の秋田県秋田市立太平小学校の児童の様子。廊下の棚に並んだ絵本を眺める児童の様子。

【30P】

 また、2013年度には新たに「東南アジアに絵本を贈ろう イン 東北」がスタートした。公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が実施している「絵本を届ける運動」に、岩手県、宮城県、福島県の被災地の子どもたちとともに参加。カンボジア、ラオス、アフガニスタン、タイなど東南アジアの子どもたちに絵本を届けるため、絵本の日本語部分にそれぞれの現地語に翻訳したシールを貼り付ける作業に取り組み、2014年度には内閣府の承認も得た。2024年度までの11年間で約4,500冊を現地に届けている。

【写真】「絵本を届ける運動」に参加中の、福島県白河市の柿の木文庫の子どもたち。絵本に貼るための翻訳シールをはさみで切り取る様子。

【写真】作業を終えたあとの福島県白河市の柿の木文庫の子どもたちと世話人の集合写真。

####贈呈式

　1975年度に子ども文庫助成事業を始めて以来、全国の、じゅりょう者・受賞者を東京都内の会場に招待する贈呈式を毎年行っている。初年度は1976年1月26日に開催した。その後も贈呈式は年度末の1月～3月に実施を継続し、近年では3月初旬に伊藤忠商事東京本社ビルにて開催している。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、開催中止やZoomによる配信を実施した年度もあった。

　贈呈式は日本全国から、じゅりょう者・受賞者が集まるため、子どもの本に関わる方々が交流して親睦を深めるための絶好の機会となっている。特に式典後の懇親会では、各地での活動状況を共有するなどして参加者は皆楽しく過ごしており、贈呈式をきっかけにその後のやり取りが続いているというかたもいる。当財団の子ども文庫助成事業を特色づけるものであり、今後も続けていきたい行事のひとつである。

【写真】2023年度贈呈式の集合写真。じゅりょう者や関係者が約140名集まった。

【写真】2023年度贈呈式後の懇親会の乾杯の様子。この年にコロナかで休止していた懇親会を5年ぶりに再開した。

【31P】

####「子どもぶんこプロジェクト」
 
　2004年、当財団設立30周年を迎えるにあたり、設立当初より実施してきた子ども文庫助成の成果を振り返り、今後に生かしていくため、2001年、東京子ども図書館と共同で「子どもぶんこプロジェクト」を開始した。

　初年度は、全国各地の文庫・文庫関係者の現状や実態を把握するため、アンケート調査（配布：932、回収：692、回収率74%）を行った。2002年に始めた「子どもの本100冊助成」と、東京子ども図書館・児童図書館研究会の協力による「研修会助成」は、このアンケートの要望に応えたものだ。2年目、3年目は全国行脚と称し、43どうふけん（関東近県を除く）の計90件の文庫を直接訪ね、ヒアリング調査を行った。そして2003年5月から翌年3月までに全10回の連続講座を開催し、延べ715名の文庫や図書館関係者等に対して、アンケートとヒアリング調査の結果を発表した。

【写真】子どもぶんこプロジェクトの訪問先のひとつ、沖縄県八重山郡竹富町のこぼし文庫の外からの写真。現在は竹富町立竹富小中学校のPTAが管理している。

【写真】沖縄県八重山郡竹富町のこぼし文庫の訪問当時の中の様子。木製の本棚が複数立ち並ぶ。

【写真】プロジェクト主任の、たかはし きいちろうさんによる報告講演会の様子。2002年度贈呈式にて。

【32P】

###子ども文庫助成　助成先からの声①　公益財団法人　東京子ども図書館

####はりかえ　けいこ理事長より、50周年へのメッセージ

　東京子ども図書館は、伊藤忠記念財団よりひと足先の1974年1月31日に、東京都教育委員会より財団法人設立の認可を得ました。当館のルーツは、1950年代から60年代にはじまった都内4ヵ所の家庭文庫（土屋滋子の、ふたつの土屋児童文庫、石井桃子のかつら文庫、松岡享子の松の実文庫）にあります。戦後復興期から高度成長期にかけて、まだ公立図書館が子どもへのサービスに力をそそげなかった当時、自宅を開放して、自由に本を読んだり、借りたりできる文庫は、子どもが読書の楽しさに目覚める貴重な場所になりました。

　石井桃子は、『子どもの図書館』（岩波新書、　1965年）で、かつら文庫の最初の7年間の様子を生き生きと記しています。最初のうちは、様々な年齢の子どもたちを静かにまとめておくために、絵を描かせたり、折り紙をさせたりの試行錯誤が続きましたが、やがてそれはなくなり、声に出して本を読んでやったり、お話を語ったりするようになったそうです。

　よっつの文庫の仲間が寄り集い、話し合ううちに、週1、2回開くのではなく常設の図書室を持ち、そこから得たものを、講演・講座、研究、出版等を通じて、広く発信できる組織を作りたいという願いが生まれました。そして、数年の準備期間を経て、財団法人東京子ども図書館が誕生したのです。財団とはいうものの、めぼしい財産などなく、創設に関わった役員らが、きょきんを約束するなどして活動費を賄いました。

　伊藤忠記念財団は設立当初より、青少年の育成に関わる様々な分野から、文庫助成にまとを絞ってくださいました。その恩恵として、「子ども文庫助成事業」初年度の助成先のひとつとして250万円をいただいたことは、当館の歴史に残る“一大事”でした。これにより、1976年10月に、イギリスの児童図書館員の先達で、すぐれた語り手でもあるアイリーン・コルウェルさんをお招きすることができました。2週間余りの滞在中に催された東京、大阪、箱根での講演会やセミナーは、十分な訓練や研修の機会を得られず暗中模索していた当時の図書館員たちに、子どもの読書と図書館についての基本的な知識と多くの励ましを与えました（講演の一部は、1994年、こぐま社から刊行された『子どもと本の世界に生きて』に所収）。

【写真】1976年のコルウェルさん招聘時の写真。左から順に、つちや しげこさん、いしい ももこさん、アイリーン・コルウェルさんがお話されている様子が撮影されている。

　その後も、新設された「子ども文庫功労賞」を1984年に石井桃子と土屋滋子が、1986年に松岡享子理事長、1990年には、ささ　りよこ理事が受賞。松岡は、1989年に設立された「海外留学助成事業」の選考委員も務めました。

　二者の連携が一気に強まったのは、2001年から2004年まで実施された共同の30周年事業「子どもぶんこプロジェクト」です。松岡理事長をチームリーダーとして全国の文庫を行脚し、聞き取り調査をするこのプロジェクトで訪れた文庫は、47都道府県100ヵ所以上。伊藤忠の専任担当・たかはし　きいちろうさんは、当館２階の事務室に設けられた席で、訪問先と連絡をとり旅程を組むなどの執務をこなし、当館機関誌の発行に合わせてニュースレターを作成、当館ホールで10回にわたる連続講座「子ども文庫の源流をさぐる」の講師も務められました（プロジェクト終了後も研究を続け、2018年、みすず書房より『子ども文庫の100年』を刊行）。また、プロジェクトチームの一員で、元伊藤忠記念財団事務局長の社浦みちおさんは、その後、当館理事として財務・管理を牽引してくださいました。社浦さんのお力添えがなければ、当館が2010年、いち早く公益財団法人に認定されることは叶わなかったでしょう。

【33P】

【写真】子どもぶんこプロジェクトの訪問先のひとつ、かごしまけん鹿児島市のてんとうむし文庫。2000年に子ども文庫助成を、じゅりょうしている。

【写真】子どもぶんこプロジェクトの訪問先のひとつ、兵庫県神戸市のせばやし子ども文庫にて。左から順に、まつおか きょうこさん、せばやし きょうこさん、たかはし きいちろうさんが並んで写っている。

　2002年から2008年には、「研修助成」として、当館から派遣する講師の交通費・宿泊費の助成をいただきました。これにより、北海道、秋田、沖縄など遠方に複数名で出向き、充実した講習会を開くことができました。また当館の講座に地方から参加する方々への交通費助成にも活用させていただきました。2020年からは「指定研修会制度」がはじまり、全国の文庫や読書推進団体から当館へ、助成金を使っての講師派遣依頼が相次いでいます。30万円という破格の謝金に見合うよう、実り多い講習をめざしているところです。

　そのほか、マルチメディアデイジー図書の製作が開始されてからは、当館の語りのためのお話集「おはなしのろうそく」から、作品を提供したり、朗読に協力したりしてきました。

　この度、50周年を迎える記念として協働の事業を行おうという話が持ち上がり、家庭文庫や幼稚園・保育園文庫など、小さな図書室を運営するための手引きを作ることになりました。2025ねん春刊行をめざして、目下、執筆・編集を進めています。

　振り返ってみますと、伊藤忠記念財団と当館との長年にわたるご縁に、あらためて驚かされます。この間に、当館は全国の皆様からのご支援により“自分たちの建物”を持つことができました。かつら文庫は、当館の分室・石井桃子記念かつら文庫として今も活動を続けています。今後も、草の根の読書推進活動を、それぞれ違った立場から見つめ、互いの持てる力を生かしつつ、ともに歩み続けられたらと願います。

####団体情報

公益財団法人　東京子ども図書館

理事長：はりかえけいこ

所在地：〒165-0023　東京都中野区江原町1-19-10

児童室開館日：か、すい、きん…午後1時から5時／ど…午前10時30分から午後5時

1974年、よっつの家庭文庫をもとに設立。児童室の運営の他、かつら文庫の公開や出版、講演・講座の開催、人材育成など、「子ども」や「子どもの本に関わるおとな」を対象に様々な活動を行っている。

ホームページ情報：　https://www.tcl.or.jp/

●じゅりょう・受賞歴

・購入費助成じゅりょう数：2回（1975年度 E.コルウェルさんによる児童図書館員のための講演会、1992年度 備品の充実）

・関係者の子ども文庫功労賞受賞数：4回（1984年度 石井桃子さん、土屋滋子さん、1986年度 松岡享子さん、1990年度 ささ　りよこさん）

●その他、財団との関わり

・2001年～2004年に共同で「子どもぶんこプロジェクト」を実施

・2002年度～2007年度に研修助成実施。一度終了ののち、2020年度から指定研修会制度を開始。

【写真】東京子ども図書館理事長のはりかえ けいこさんの写真。東京子ども図書館にて。

【34P】

###子ども文庫助成　助成先からの声②　児童図書館研究会

####子ども文庫助成じゅりょうじのこと

　1975年度の購入費助成と1985年度のこごうちさんの功労賞受賞時のことを知る運営委員は、残念ながら現在はおりません。2002年度～2007年度の交通費等の助成では、文庫主宰者など各地でボランティア活動をされている方々が遠隔地で開催される学習会へ参加できて、地域を超えた交流を持つ機会を得ることができました。複数回じゅりょうした、かたもいらっしゃったようです。ありがとうございました。

　現在行われている指定研修会制度を利用されて、多くの方が学習会に参加してくださることを期待しています。

####子どもに本を届ける上での思いと今後の課題

　1953年の創設当初の目的（児童図書館に関わる研究を行い、子どもの読書環境の充実と発展をはかること）がずっと変わらない本会の活動の軸であり、図書館員、文庫、子どもの本や読書を大切と思う人びとの活動の支援と情報共有を行っています。全国にいる会員の立ち位置はさまざまであり、本会は皆をある一定の方向に向かわせたり、「こうせよ」と強要したりする会ではありません。互いの活動を理解し、共有し、仲間意識を持ってそれぞれの取り組みを積極的に進めていけるように支援を行い、それが各地で取り組む人びとの前にいる多くの子どもの読書を豊かにすることを願って活動しています。特に総会の開催、機関誌の発行（「こどもの図書館」）、『年報こどもの図書館』の編集、全国学習会の開催は、会員同士の交流と理解を深め、仲間意識を培い、それぞれの活動を豊かにする事業として大切にしています。

　じとけんと類似の組織（子どもの本、子どもの読書関係団体）や文庫が共通に抱えている問題でしょうが、会員の高齢化が深刻で、これまで長く熱心に活動を続けてきた多くの会員が現場をリタイアする年を迎えています。一方で新規入会者や当会の行事への参加者が若手に少なく、会員数も減少の一途をたどっています。もちろん、一生懸命取り組もうとしている若い人たちもいますが、全体的にボランタリーな活動に自分のお金と時間を割いて、参加しよう、参加したいと考える人たちが少なくなっていることを感じます。現場で働く図書館員等の現状（不安定な雇用や低収入など）も、大きな影響を与えています。本部運営委員の若返りも進んでいません。会員減は会の存続に直結するため、多くの人と交流し話し合う機会を持とう、若い人たちをひきつける魅力のある企画を立てよう、と常に考えていますが、なかなか思うようにはいかないのが現状です。

【写真】広島県福山市で行われた全国学習会の基調講演の様子。全国学習会は毎年場所を変えて開催されている。

####50周年へのメッセージ

　設立50周年おめでとうございます！　立場とアプローチは異なっていても、子どもの読書環境の充実を目指す伊藤忠記念財団のさまざまな事業は、私たちじとけんのメンバーにとっても大きな励みであり、物心ともに多くの援助をいただいていること、心から感謝します。子どもを取り巻くさまざまな問題の顕在化、メディアの多様化による生活の大きな変化、読書の電子化への危惧など、戦後とはまた異なる状況のもと、再度、子どもにとっての読書とは何か、豊かな読書体験とは何か、ということを確認し、この時代に何をすべきか、この時代だからこそ何ができるのかを考えなくてはならない、と痛感しています。

【35P】

　一方で、一人ひとりの子どもたちに寄り添って本を届ける活動の本質は変わらないと信じています。それを日々実現している「文庫」やボランティアの人びとを、大切に支援してくださっている貴財団の事業が（時代に合わせて支援の対象や、支援の形は変わっていくとしても）今後も、私たちを含め、草の根の活動の大きな励みとなり、前に進む元気を手渡してくださることは間違いありません。私たちも、貴財団の理念「すべての子どもたちに読書の喜びを」を心に持って、活動を続けます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【写真】2023年度全国学習会（福山市）の開会式の様子。

【写真】2023年度全国学習会（福山市）の第2分科会の様子。

【写真】児童図書館研究会から毎月発行される機関誌「こどもの図書館」の2024年6月号の表紙画像。

####団体情報

児童図書館研究会

運営委員長：さがわさちこ

所在地：〒105-0004　東京都港区新橋5-9-4　関ビル3F

活動日：

本部…毎月1回（原則第１火曜日）に運営委員会を開催、総会をねん１回開催。

各支部…それぞれの事情による。現在15支部が活動（福島/埼玉/東京/神奈川/山梨/静岡/愛知/三重/滋賀/京都/近畿/広島/香川/高知/福岡）。

1953年設立。本部にて運営委員会を開催し児童図書館研究会全体の運営、各支部との交流・支援等を行っている。新刊の企画と出版も不定期で実施。機関誌「こどもの図書館」（毎月）と『年報こどもの図書館』（5年に一度）の編集を各支部に委託し発行、出版。支部運営費、支部および会員主催の講座費、会員による研究活動、全国学習会への助成も行っている。

ホームページ情報：https://www.ジェイ、アイ、ティー、オー、ケイ、イー、エヌ.jp/

●じゅりょう・受賞歴

・購入費助成じゅりょう数：1回（1975年度 全国の家庭文庫（50件）に対する図書の助成）

・関係者の子ども文庫功労賞受賞数：1回（1985年度 こごうち　芳子さん）

●その他、財団との関わり

・2002年度～2007年度に研修助成実施。一度終了ののち、2020年度から指定研修会制度を開始。

【写真】児童図書館研究会運営委員長の、さがわ さちこさんの写真。全国学習会（福山市）の開会式にて。

【36P】

###子ども文庫助成　助成先からの声③　公益財団法人　ふきのとう文庫

####子ども文庫助成じゅりょうじのこと

　約半世紀の長きにわたって、当文庫の活動に注視してくださり、多面的助成や奨励をたまわりました。1970年代80年代には主に当文庫の創設、定着に深く関わるご支援をくださいましたし、平成令和に、はいりましてからは、一般の子どもの図書に加えて、文庫が製作するバリアフリー本に注目し、その促進と普及に対してもご配慮をいただきました。例えばバリアフリー本製作に必要な特殊な機器や多様な材料などをご助成くださったことなどです。このことで、障害のある子どもにとってやさしく使い勝手のよい図書や遊具のスムーズな供給と活用にご貢献くださり、関係者一同大変やり甲斐と感謝の心を抱いてまいりました。深く御礼申し上げます。

【写真】文庫に訪問した地元の小学2年生たちからの手紙。「ふきのとう文庫さんへ」と書かれた黄色い紙に、子どもたちの手紙が複数貼られている。

【写真】布の本作業室に訪問し、布の本の製作を見学する小学生たちの様子。

####子どもに本を届ける上での思いと今後の課題

　どんな子どもでも本に接する機会は同じでなくてはなりません。すべての子どもたちが本やそれに関連する遊具等に接することで、分け隔てなく交流できる機会を積極的に作っていくべきです。この理念に基づき、利用してくれる子どもたちに思いを伝えるべく、布の本・拡大写本の製作技術を修得した多くのボランティアの心をこめた手作り本や遊具を、当図書館内に設置してある工房で直接製作しております。それを一般的な図書館活動や関連する幅広い普及活動を通じて、特に本に触れる機会の少ない障害のある子どもたちに届け、一般の子どもたちとも自然に交流ができる環境整備の一助となすことを目標とした日々の活動です。

【37P】

　年次的に大口の助成をいただいている組織は「赤い羽根共同募金会」以外に今のところなく、常に経済面での課題を抱えています。コープ関連組織との連携を通して、団体賛助組織の増加に鋭意取り組んでいますが、一朝一夕にはいきません。

　また、布の本・かくだいしゃほんのボランティア製作者は、高齢化等により減少傾向にあります。新たなボランティア募集や研修会の開催等による養成活動により、製作グループの存続や作品水準の維持・発展を長期的視野から進めていかねばなりません。

　現在、新しく加わった「ふきのとうこどもクラブ」の活動に多様な子どもたちの幅広い参加を求めていくための方策を模索しているところです。この活動を継続することで、これまでの当文庫の基本理念との融合性を図りつつ、「第三の居場所」を必要としている子どもに情報と喜びを届け、文庫に定着してもらえるようにすることも今後の目標です。

####50周年へのメッセージ

　天下の伊藤忠商事が設立した財団による社会貢献活動を、半世紀にわたって継続してこられたご貢献は広く深く、改めて「おめでとうございます」の祝辞と「ありがとうございました」という謝辞を心から申し上げます。そしてこれからも貴財団の活動が力強く展開していくことを祈念いたしております。

　要望事項として、特に私立図書館活動を中心に活動しているせいでしょうか、ご支援をお願いする側からいつもながら感じますことは、特定の物品や一時的な催事に助成してくださる団体は少なくありませんが、日常の運営資金までご支援くださる例が大変少ないことです。これを継続的に進めていくことは難しい部分もあることと思いますが、こうした通常の運営のための助成金を求める声はとても大きいということを、考慮の片隅にとめておいていただければ大変幸いです。

　当文庫も活動に入って50年を少し過ぎました。100年に向けて地道にかつ創意工夫をこらして活動を進めてまいりますので、今後ともご支援をたまわりたくお願い申し上げます。

【写真】ふきのとう文庫の中の様子。絵本がたくさん並べられた木製の本棚が立ち並び、中央には楕円型のテーブルと背もたれのある椅子も設置されている。

####団体情報

公益財団法人　ふきのとう文庫

代表理事：たかくらつぐまさ

所在地：〒060-0006　北海道札幌市中央区北6条西12丁目8の3

かいかんび：にち～すい　9:30から16:00

バリアフリー図書（布の本、拡大写本）を含む子ども向けの図書の開架・閲覧・貸出をおこないつつ、布の本や拡大写本をボランティアの手作りで制作している。布の本材料セットの販売やうたう会、おはなし会などの催事の開催、近年は「子ども第三の居場所事業」の拠点施設としても活動している。

ホームページ情報：https://ふきのとう-ぶんこ.com/

●じゅりょう・受賞歴

・購入費助成じゅりょう数：4回（1975年度 障害のある子どものための児童書購入及び「さわる絵本」の試作、2007年度・2020年度・2023年度 図書の充実、布絵本・拡大本の制作等）

・関係者の子ども文庫功労賞受賞数：1回（1984年度 小林静江さん）

【写真】代表理事の、たかくら つぐまささんの写真。

【38P】

###子ども文庫助成　助成先からの声④　特定非営利活動法人　うれし野こども図書室

####子ども文庫助成じゅりょうじのこと

　初めて伊藤忠記念財団さんから視察調査の方がいらしてくださった時の緊張感は、今でも忘れません。非常に細かいところまで質問を受けました。県からも市からも助成を受けず、自分たちの力で続けてきた活動でした。そして、選書のこと、読書の役割など、行政の方から理解も受けていない時期でした。もちろん、こちらも求めてはいない若さもありました。財団の調査の担当者の方は、行政の判断とは関係なく私たちが決めます、と、おっしゃいました。あの言葉はとても嬉しかったです。その当時は高額な助成金をいただけました。うれし野の基盤づくりに大きく役立ったことは言うまでもありません。

【写真】うれし野こども図書室にて。本棚の周りで絵本を開いて夢中になる子どもたちの様子。

####子どもに本を届ける上での思いと今後の課題

　子どもの目線を忘れずに、選書をきちんと行うこと、ストーリーテリング、えほんの読み聞かせを心して行うこと、そのために例会を怠らず、アドバイスのやり取りを大切にすることを基本としています。

　うれし野こども図書室にくる子どもたちは、幼稚園から小学6年生まで続けて通ってくれることが多く、そのおかげか高校生になってからも懐かしそうに訪れる子たちがあり、ゆっくりと寛いでいきます。小学校高学年の時に東京へ転校した一家は毎年年賀はがきをくれ、この春休みにはご一家4人でうれし野を訪問してくれました。見上げるほど大きく逞しくなった2人の男の子、いえ、2人の若者は、盛岡の懐かしい所は色々あるがうれし野にいちばん来たかったのだと話してくれました。昔の子どもたちが訪れてくれた時は、本当に幸せになります。

　団体自体は、基盤はしっかりしておりますが、ご多分に漏れず高齢化してきております。昔のように図書室を利用する子どもたちのお母さん方が会員になることがめったにありません。皆さん仕事をしており、自由が利かなくなっております。

【写真】うれし野こども図書室の中の様子。幼児や就学後の子どもたちがそれぞれ読書を楽しんでいる。

【39P】

【写真】2011年3月11日の東日本大震災を受け、岩手県陸前高田市に設置された「ちいさいおうち」の外観。うれし野子ども図書室の分館として2018年まで運営され、現在も、こうけいしゃによる運営を継続中。

【写真】陸前高田市の「ちいさいおうち」ないでの活動の様子。園児が訪れ、文庫内の絵本を各々読みふけっている。

####50周年へのメッセージ

　50周年、本当におめでとうございます。心から感謝申し上げます。

　子どもたちにとって、読書がいかに大切なことかを深く理解し、それを柱に助成してくださるところは、数えるほどもないのでないでしょうか。そして、調査に時間をかけ、これほど丁寧にお仕事をなさるところも。私たちボランティア活動にとっては、大変大きな存在です。

　そのような民間の力を心強く感じるとともに、50年にわたる、そくせきが、国の方針にも良い刺激となって伝わってほしいと願います。

【写真】うれし野こども図書室で思い思いの時間を過ごす子どもたち。本棚を背に机に向かって何かを書いている子どもたちもいる。

####団体情報

特定非営利活動法人　

うれし野こども図書室

理事長：たかはしみちこ

所在地：岩手県盛岡市若園町2の2　盛岡市総合福祉センター3F

かいかんび：毎週木曜・土曜日（祝日はお休み）14:00から17:00

図書室の開室、月例えほんの会、ストーリーテリング勉強会、市立図書館での「おはなしのじかん」、小学校に訪問してのストーリーテリング（ねん7、8校）、幼稚園訪問、一般人向け「えほん講座」開催など定期的に活動。児童センターや保育所にも希望があれば随時訪問。子どもと本についての講師派遣も行っている。

ホームページ情報：https://www.うれしの-cl.jp/

●じゅりょう・受賞歴

・購入費助成じゅりょう数：3回（1989年度 備品の充実と講演会の開催、2011年度・2012年度 陸前高田市の仮設
図書館の図書充実）

・関係者の子ども文庫功労賞受賞数：1回（2021年度 たかはし　みちこさん）

【イラスト】うれし野こども図書室のキャラクターのりゅうのイラスト。みどりの体で赤い本を読んでいる。

【写真】うれし野こども図書室の理事長、たかはし みちこさんの写真。絵本講座の講師を務めている際の様子。

【40P】

###子ども文庫助成　助成先からの声⑤　特定非営利活動法人　てんやく絵本ふれあい文庫

####子ども文庫助成じゅりょうじのこと

　4回にわたるご支援ではその都度大きな成果が得られました。

　初回の1985年度は「いわた文庫」として誕生したばかりで、僅か数冊の絵本の購入にも苦慮していた時期で、地域の人からお下がりの絵本を寄付していただいていました。そんな時に50万円という多額の助成金をいただけた時はまるで夢のようでした。それによってようやく必要な絵本を揃えることができました。

　2001年度はいろいろな事情があって、その頃お世話になっていた社会福祉法人から独立したばかりで、別の法人のビルの一角で、書架と作業机しかない部屋で活動していました。その時にコピー機だけは欲しいと願い申請させていただいたのです。すると、現地調査に来られた担当者の方が、パソコンもない劣悪な状況で貸し出し作業をしているのをご覧になって、「パソコンもないんですか！？」と驚かれて、「限度枠にまだ余裕があるので直ちに追加申請をしなさい」と言ってくださったのです。それを聞いたスタッフがすぐに電気屋さんに出かけ、パソコンの見積もりを取り、申請させていただいたのでした。そして、パソコンとコピー機が揃い、各種資料作りが楽になっただけでなく、それまで個人のワープロを持ち込んで製作していた「ふれあい文庫だより」もパソコンで製作できるようになったのでした。

　2010年度は、その頃各地で作られるようになったてんやく絵本の質を高めるためにどうしても『てんやく絵本のつくり方』のマニュアルビデオを製作したいと考え、申請したのでした。それまでお付き合いのあった映像プロダクションの協力もあって素晴らしいマニュアルビデオが完成し、点字図書館や盲学校に寄贈しました。そして今もてんやく絵本作りを学びたいとおっしゃる方たちにこのＤＶＤを提供しています。

　2021年度にいただいた「子ども文庫功労賞」は本当に思いがけない受賞でした。ご挨拶でも述べさせていただきましたが、この活動は限られた人たちを対象としている本当に地味な取り組みで、それをこのように評価していただけたことに感激しました。長年にわたって活動を支えてくださっているボランティアの皆さんにとっても大きな励みとなり、活動を続ける原動力にもつながったように思います。

####子どもに本を届ける上での思いと今後の課題

　私たちが最も大事にしていることは、見えない人用の絵本を作るのではなく、見えない人が見える人と一緒に楽しめる絵本作りを目指すことです。そこには「絵本は子どもに与えるものではなく、親子で楽しむもの」という思いがあるからです。

【写真】ふれあい文庫の利用家族の写真。せいがんのお母さんの左右に全盲のおねえちゃんとせいがんの弟が座り、3人で一緒にてんやく絵本を楽しんでいる様子。

　ふれあい文庫は2024年4月に40周年を迎えました。これからの10年は絵本を必要とする見えない人たちがいつでもどこでも絵本を楽しめる環境になるよう、ちからを尽くしていきたいと考えています。そんな中で、今直面している課題は、事務局スタッフが高齢となり、後任がなかなか見つからないこと。きちんと報酬を払って雇用できるのであれば何の問題もないのですが、文庫は活動のほとんどがボランティアによって運営されており、財源も限られていて、有給で事務局スタッフを置くことが難しいという問題があります。

【41P】

####50周年へのメッセージ

　50周年おめでとうございます！

　それと同時に、常に財源と人材不足という課題を抱えながら活動を続けてきた私たちを支えてくださったことに心から感謝申し上げます。
それが活動を続けていくうえでどれだけ励みになったか分かりません。

　50年前といえば、各地に家庭文庫や地域文庫ができ始めた頃ですね。しかしそこには行政の支援は届きにくく、世話人の手弁当で運営されています。そうしたところに目を止め、支援に乗り出してくださった貴財団の取り組みによって、ふれあい文庫がそうであるように、多くの文庫の活動の継続や充実、発展につながったことと思います。

　人々の生活スタイルや物の価値観も随分変わってきましたが、変えてはいけないものもあります。それは親子のつながりです。絵本を通じて親子が触れ合う時間こそが、子どもの心を育ててくれると信じています。そんな私たちの活動をこれからもご支援くださいますようお願い申し上げます。

【写真】てんやく絵本ふれあい文庫の様子。本棚にボランティアの皆さんと製作したたくさんのてんやく絵本が並んでいる。

####ふれあい文庫　利用者からの声　一例

　おかげさまで娘は毎日絵本にふれ、絵本が大好きな子に成長しました。たくさん素敵な本と出あって、豊かな感受性と知性を育んでいってほしいと思います。

　今回は『かさじぞう』が気に入って、何度も声に出して読んでいました。娘の音読を聞いていると日本語の響きの美しさを感じ、しみじみ聴きいってしまいました。

　先日の母の日には夜、寝る前に『おつきさまこんばんは』を読んでくれました。ふれあい文庫さんにプライベートサービスで初めて点訳をお願いして、何度も一緒に読んだ絵本です。こんなに素敵なプレゼントがあるんだと、それを考えてくれたことに嬉しくなりました。

####団体情報

特定非営利活動法人

てんやく絵本ふれあい文庫

代表：いわたみつこ

所在地：〒550-0002

大阪府大阪市西区江戸堀1-25-35

かいかんび：すい～土曜日（年末年始および祝日を除く）

各地に在住のボランティアによるてんやく絵本の製作と、全国にお住まいの視覚障害児（者）がいるご家庭ないし学校・図書館などへの郵送による貸出を行っている。

ホームページ情報：https://bccweb.ビー、エイ、アイ.ne.jp/てんやく-えほん/index.htm

●じゅりょう・受賞歴

・購入費助成じゅりょう数：3回（1985年度・2001年度・2010年度 「てんやく絵本の作り方」DVD製作費や備品の充実、点訳絵本の製作に使用）

・関係者の子ども文庫功労賞受賞数：1回（2021年度 岩田美津子さん）

【写真】てんやく絵本ふれあい文庫の代表の、いわた みつこさんの写真。文庫の本棚の前にて。

【42P】

###子ども文庫助成　助成先からの声⑥　認定特定非営利活動法人　高知こどもの図書館

####子ども文庫助成じゅりょうじのこと

　当館は、NPO法人が運営する私設図書館です。当館の趣旨に賛同してくださる会員からの会費や個人、団体などからの寄付金により、運営費を賄っております。図書費に使える費用捻出にも苦慮する中、貴財団からご恵贈賜りました助成により、多くの良質な児童書を蔵書として揃えることができました。その御支援は開館当初の2000年度から始まり、2019年度の新館移転時と節目節目にお力添えいただきました。

　2022年度には、当館初代館長のおおはらすみに「子ども文庫功労賞」という栄誉ある賞をいただきました。実のところ、おおはら本人には内緒で推薦したので、受賞の際には「こんなご褒美をいただけるとは思わなかったわ」と感謝と喜びをかみしめておりました。

【写真】高知こどもの図書館内での読み聞かせの様子。絵本にじっと注目する子どもたち。

【写真】2020年移転後の図書館内の様子。谷川俊太郎による「としょかんへ行こう」の詩がパネルに印字され壁に飾られている。

####子どもに本を届ける上での思いと今後の課題

　当館の理念は「こどもに本を届け続けること」です。人が生きていく上で必要な自己肯定感や他者への信頼感は、幼いころの温かな人との関わりの記憶によって育まれます。こどもにとって読書は、喜びを与えるものでありその喜びはこどもの心の成長に大きく寄与します。

　当館は、本の力を信じ、こどもたちの成長の一助となるべく活動しています。これからを生きるこどもたちのために最良のものを整え、本と人をむすぶ場所、人と人をむすぶ場所、心安らぐ地域の図書館として、役立てていただけるよう努めています。

【43P】

　2024年、当館はおかげ様で開館25周年を迎えることができました。開館当時よりご支援くださっている会員の皆さまの高齢化が進み、会員すうの自然減が年々増えています。物価高騰の影響もあり、子育て世帯に会員となって会費のご負担をいただくのは厳しい現状があります。当館もこのまま赤字が続けば図書館を運営することができません。運営基盤を強化するために、こどもに対する助成をされている団体との連携を模索中です。

【写真】図書館を利用する子どもたちから届いたイラスト。「いつもたのしいほんをかしてくれてありがとう」と言葉が添えられている。

【写真】図書館内で図書館員が開いた絵本に注目する赤ちゃんたちの写真。図書館内は赤ちゃんも絵本やおもちゃを楽しめる空間になっている。

####50周年へのメッセージ

　伊藤忠記念財団50周年、心よりお祝い申し上げます。

　子ども文庫助成事業をはじめ、調査研究事業、児童館事業、電子図書普及事業など、こどもたちへ読書の喜びを届ける活動を長らく続けてこられましたご功績に敬意を表したく存じます。貴財団からのご支援に当館も大いに励まされ、これまで歩み続けることができました。厚く御礼申し上げます。今後ますますのご繁栄をお祈りいたします。

【写真】高知こどもの図書館の外観の写真。建物は高知城のふもと、木々に囲まれた緑豊かな環境に位置している。

####団体情報

認定特定非営利活動法人

高知こどもの図書館

理事長：おかもとふみ

所在地：〒780-0850　高知県高知市丸ノ内1-1-10

かいかんび：げつ、きん、ど、にち　10:00から17:00

図書館の運営、乳幼児対象のおはなし会、ブックトーク、出張講師派遣（絵本の読み聞かせについて、読書ボランティア養成講座、ブックスタート、教職員向け等）、ワークショップ、講演会の開催を行っている。

ホームページ情報：https://kodomonotoshokan.オー、アール、ジー/

●じゅりょう・受賞歴

・購入費助成じゅりょう数：3回（2000年度・2002年度・2019年度 図書の充実）

・関係者の子ども文庫功労賞受賞数：2回（1994年度 ほきやまれいさん、2022年度 おおはらすみさん）

【イラスト】高知こどもの図書館のロゴの画像。高知県内在住の版画家松林誠さんによる花をモチーフにしたデザイン。

【写真】高知こどもの図書館の理事長（記念誌製作当時）の、おかもと ふみさん。同かん開館25周年を祝う会にて。

【44P】

###子ども文庫助成　助成先からの声⑦　きりん文庫かすが

####子ども文庫助成じゅりょうじのこと

　「きりん文庫」は1985年東京・杉並区でスタートした家庭文庫です。当初は杉並区より文庫の助成を受けていましたが、1994年に福岡県かすがし、に移住後、「きりん文庫かすが」として自宅で活動、その後マンションの敷地に建設された公民館に移り、赤ちゃんとボランティアを対象に活動するようになりました。同時に地域文庫「のはらクラブ」の活動も同じ公民館で行うようになり、それぞれに伊藤忠記念財団の文庫助成を受けました。書籍や機材を助成金で整えることができ、現在も活発な活動を続けています。

【写真】サン・ビオ公民館内の文庫活動の様子。絵本を開く徳永さんを囲む3人の子どもたちと、それを見守る3人の世話人たちの写真。

【写真】文庫のおはなし会に集う子どもたちの様子。徳永さんが開く絵本に幼児たちが注目している写真。

【45P】

####子どもに本を届ける上での思いと今後の課題

　子どもの読書はまず「人の声」で「ことば」を届けることから始まるということをムーシカ文庫のいぬいとみこさんより学び、以来ずっと「おはなし会」を大切にして読み聞かせや語り、わらべうたの活動を行ってきています。“「声」が育てる「ことば」と「こころ」”というのがモットーです。文字が読めても本はなかなか読めるようにならないので、まず耳から人の声を通して本に親しむことを大切にしています。

　「子ども読書ねん」をきっかけとして読書ボランティアの数は増加しましたが、活動としては今ひとつ充実感に欠けるような気がしています。助成は読書ボランティアの勉強会にも利用できると有難いのではないでしょうか。

　もうひとつ気になるのはコロナかの影響です。公共の場での声出しや集会が禁じられていたので、殊に乳幼児などには影響が大きかったと思われます。今後の努力課題になりそうです。

【写真】松岡享子さん訪問時の文庫メンバーとの集合写真。福岡女学院教会内のわかば文庫にて撮影。

####50周年へのメッセージ

　石井桃子先生による名著『子どもの図書館』（岩波新書、1965年）が出版されてから半世紀以上（60年！）が経ち、その間に日本全国に沢山の文庫が生まれました。そして、本の好きな子どもと大人も大勢存在しています。

　昔に比べて図書館事情が良くなったとはいえ、地域の文庫の存在は今も大きな支えとなっていると思います。これらの文庫の活動を支えてくださっているのが伊藤忠記念財団の存在と活動だといっても過言ではないでしょう。50年に及ぶ事業の成果に感謝し、今後ますます子どもと本、言葉と心の土台を支えていただけますよう、お願いしたいと思います。

【写真】文庫利用者から贈られたメッセージ。「ぼくが本が好きになることができたのは徳永先生のおかげです。」と書かれている。

####団体情報

きりん文庫かすが

代表： とくながはるこ

所在地：〒816-0874　福岡県かすがし大和町5の1の4　サン・ビオ公民館内

かつどうび：毎月1回 わらべうたとえほんの会（赤ちゃん対象）/毎月3回 語りの勉強会（ボランティア対象）

0歳じとお母さんを対象にわらべうたと絵本の読み聞かせを行っている。読書ボランティアのための語りの勉強会も実施。

●じゅりょう・受賞歴

・購入費助成じゅりょう数：1回（2011年度 図書・書架・備品の充実）

・関係者の子ども文庫功労賞受賞数：1回（2005年度 徳永　はるこさん）

※きりん文庫かすがの他に、当時徳永さんが主宰されていた下記の２文庫も、じゅりょう歴あり。とも
に現在も活動継続中。

・（福岡女学院教会）わかば文庫：1回（2001年度 図書の購入・備品の充実）

・春日市サンビオ文庫　のはらクラブ：1回（2006年度 図書の購入）

【写真】代表の、とくなが はるこさんの写真。文庫活動の際、子どもたちとともに撮影。現在は活動の中心を後進に譲られている。

【46P】

###子ども文庫助成　助成先からの声⑧　国際児童文庫協会（アイ、シー、ビー、エー）

####子ども文庫助成じゅりょうじのこと

　いずれの受賞も嬉しく、そして有り難く、活動を続けていく励みになっています。

　その中でも、アイ、シー、ビー、エーが活動を始めて10年の節目でいただいたミセスダンの文庫功労賞は、ダブルの子どもたち※の文庫活動が初めて公に認められたことを感じさせ、関わっているすべての人に勇気を与えてくれました。私たちの活動は地道で、切り詰めた組織で行っているため、いただいたお金はすべて新設文庫の蔵書、講演会やワークショップ、組織の運営費などに使わせていただきました。

※ダブルの子どもたち（Double Children）…ふたつ、もしくはそれ以上の国のアイデンティティや言語のルーツを持つ子どもたち。

####子どもに本を届ける上での思いと今後の課題

　できるだけ子どもたちが喜ぶ、楽しむことができる良い本を文庫に揃えてほしいとの思いから、ロングセラーのものを選んで送るようにしていますが、文庫の主体は文庫を運営している人にあるとの考えから、こちらから送る本であっても、必ず文庫リーダーと話し合って選ぶようにしています。

　アイ、シー、ビー、エーには運営委員の、こうけいしゃ問題がありますが、解決策はなかなか見えません。海外の日本語文庫の会員は、駐在員家庭の子どもたちから国際結婚の子どもたちへと変わってきましたが、活動は日本語を話す母親や父親に支えられてきました。ここにきて、日本語をあまり話せない親世代（第3世代）が増えつつあり、この傾向が続いていく中での活動のあり方を考えていかなければならないと思っています。

【イラスト】国際児童文庫協会のロゴ。母親が子ども二人に絵本を読み聞かせるイラストを「INTERMNATIONAL CHILDREN'S BUNKO ASSOCIATION」の文字が円形に囲んでいる。

####50周年へのメッセージ

アイ、シー、ビー、エー東京本部　まるやまあきえ代表より

　真心と熱意で文庫活動に取り組んでいる人々に光をあて、長く支えてくださっている貴財団に、深い敬意を表し、心より50周年のお祝いを申し上げます。多言語で育つ子どもたちが世界中で増えている今、ダブルの子どもたちの文庫活動は、狭い意味での日本語教育や母語維持のためというよりも、はるかに大事で、はるかに深い意味合いがあるように感じます。その活動に長く心を寄せ、その道のりを見守ってくださることに、深く感謝いたします。社会の変化は早く、文庫はこれからも変わっていくことと思いますが、これからも地道な文庫の活動を支えてくださることを願い、貴財団のますますのご発展をお祈りいたします。

アイ、シー、ビー、エー、ユーケー支部　なかたにあんり運営委員長より

　設立50周年、おめでとうございます。

　日本が高度成長を遂げた50年前から、日本も世界もさまざまな変化を経験してきました。その中で、貴財団が50年という長い年月、継続し発展してこられたことに心から敬意を表します。テクノロジーの飛躍的な発達により、便利になって世界が加速する一方で、昔と変わらない絵本という媒体を通して子どもと接する時間に安らぎを感じます。海外では今も日本語の絵本の入手が容易ではないため、その喜びを海外で育つ子どもたちに与えてくださる貴財団の文庫助成プログラムに心から感謝しております。海外で生活する日本人は増え続け、子どもの頃に親子で日本語の絵本を楽しんだ記憶は次の世代へと引き継がれています。それは世界が変わっても、変わらずにいてほしいものだからにちがいありません。これからも、絵本に日本の心をのせて世界中の文庫に届けてくださいますように。

　貴財団のますますのご発展をお祈りいたします。

【47P】

From ICBA Honorary President Opal Dunn

　Sincere congratulations to Itochu Foundation on the number of young monolingual and bilingual (Double) Japanese children they have supported through provisions of quality picture books to Bunko in Japan and overseas during the last 50 years.

　World Society has changed during this period; the number of Japanese children growing-up outside Japan has increased. For these bilingual children acquiring Japanese during their very early years is natural, if they are motivated, feel good and have opportunities to socialise and join in spoken Japanese exchanges with different adults and older children. Being instructed in a formal school-learning atmosphere is not how positive life-long language and cultural interests are absorbed.

　International Children’s Japanese Bunko outside Japan has adapted to provide Japanese Community Bunko in which young children feel good and can, effortlessly, absorb how to speak Japanese whilst sharing picture books with other mothers and borrowing them to enjoy share-reading at home. University students, IC Bunko Graduates, confident in feeling Japanese, tell us that Japanese Bunko was their happiest experience growing-up in London.

　Thank you, Itochu Foundation, for your support world-wide to make this early-years Japanese developmental experience possible for Japanese children living overseas in non-Japanese language countries.

※アイシービーエー、オパール・ダン名誉会長のメッセージはP107に日本語文を掲載しています

【写真】イギリス・ロンドンのてまり文庫（2023年度助成じゅりょう）の子どもたちの集合写真。2月の文庫活動で節分のイベントをしたときのもので、皆そのとき作った鬼のお面で顔を隠している。

【写真】神奈川県横浜市のハンプティダンプティ文庫（2000年と2009年に助成じゅりょう）。英語で活動する子ども文庫で、写真には屋外で絵本を使った活動の様子が写されている。

####団体情報

国際児童文庫協会（アイシービーエー）

代表： まるやまあきえ（東京本部）

所在地：東京都（本部）/ロンドン（UK支部）日本国内でふたつの英語文庫、海外13カ国で52の日本語文庫が活動中。

かつどうび：所属の各文庫による

海外や日本国内での文庫運営に際し、充実した蔵書を持てるよう定期的な蔵書購入を支援。文庫間の情報交換や横のつながりを感じられる場として、複数文庫が参加するオンラインミーティングを主催している。各国の様々な文庫が所属しており、現地訪問や文庫リーダーが日本に帰国する際のミーティング、オンライン面談などを通して定期的に意見交換をしている。

ホームページ情報：https://www.アイ、シー、ビー、エー-1979.オー、アール、ジー/

●じゅりょう・受賞歴

・購入費助成じゅりょう数：4回（1984年度・1998年度 日本支部、2001年度・2012年度 UK支部 それぞれ図書の充実、備品の充実、冊子の作成、講演会の実施等）

・関係者の子ども文庫功労賞受賞数：3回（1987年度 オパール・ダンさん、2009年度 森嶋瑤子さん、2018年度 まるやま　あきえさん）

※その他、各国のIC文庫から毎年応募をいただき、助成を実施している。

　2023年度のじゅりょう者は、イギリスのかもめ文庫、きりんさん文庫、てまり文庫、エヌハチ文庫、どんぐり文庫、及びオーストラリアのメルボルン青空文庫の計6文庫

【写真】国際児童文庫協会名誉会長のオパール・ダンさんと、東京代表の、まるやま あきえさん。

【48P】

###子ども文庫助成事業への寄稿　子どもに本を手渡す大人の存在　たかはし きいちろう

1969年生まれ。慶應義塾大学文学部図書館・情報学科卒。マギル大学大学院図書館情報学科修士課程修了。2001ねんより、（こうざい）東京子ども図書館と（こうざい）伊藤忠記念財団との共同事業「子どもぶんこプロジェクト」の専任職員として、全国の子ども文庫を行脚した。現在、天理市立図書館館長、（こうざい）東京子ども図書館理事。

【写真】たかはし きいちろうさんの顔写真。

####子ども文庫とその発展の歴史

　子ども文庫はボランティアが運営する私設の図書館です。設置場所は、個人の家、集会所や公民館、スーパーの中、廃車になったバスの車両を使ったものなど実に多様です。

　現在、その数は1,000以上もあり、80年代前半には4,000以上もの文庫がありました。

　子ども文庫は明治時代の後期から見られます。一番古い例は、伊藤忠商事東京本社からすぐ近くの表参道にあったたかぬき少年図書館（1906年開設）です。他にも、大正時代、青森県弘前市の魚屋にあった文庫、原爆で廃墟となった長崎市で生まれた文庫など、いつの時代、どんな場所においても小さな子ども図書館を開いた無名の人々がいたのです。

　一方、公立図書館での児童サービスも明治から大正にかけて各地で始められていました。山口県立山口図書館のさのともさぶろう、京都府立図書館のゆあさきちろうといった人がパイオニアですが、彼らは東京帝国大学やエール大学を卒業し、米国の図書館事情にも通じていた、当時ではエリート層に属する人々です。

　ただ、こうした人々の努力にも関わらず、公立図書館の児童サービスは、戦後60年代まで、大きく拡がりませんでした。けれど、草の根の小さい子ども図書館は着実に発展していったのです。

　福澤諭吉は『西洋事情』で欧州の図書館制度を紹介し「西洋諸国の都府には文庫あり。ビブリオテーキといふ。」と記していますが、日本のビブリオテーキが官のエリートだけでなく民衆によっても発展した、このことは強調すべきことです。

　戦後、子ども文庫は急増し、その数が公立図書館を上回るようになります。70年代半ば、公立図書館数はようやく1,000かんを超えましたが、その頃すでに、文庫は倍の2,000もありました。そして、地域の文庫が連携して文庫連絡会を形成する動きも見られました。

　多くの地域には公立図書館がなかったため（時には書店もなく）、文庫が子どもにとって、本と出会える唯一の場所でした。

　さらに70年代から80年代になると、文庫の人々が図書館設立運動を始めました。議会への陳情、請願などの働きかけを通し、公立図書館も増えていきました。

　このような中、1974年、伊藤忠記念財団は設立され、子ども文庫助成は始まりました。

####子どもぶんこプロジェクトの開始

　私は、2001年4月から、よねんかん、「子どもぶんこプロジェクト」の専任職員として、財団に勤務しておりました。

【49P】

　プロジェクトは、（こうざい）東京子ども図書館との共同事業として行われたものです。偶然にも、伊藤忠記念財団と東京子ども図書館は、同じ1974年に設立され、共に30周年を迎えようとしていました。そして、プロジェクトの目的は、両者が長年深く関わってきた子ども文庫について、その果たしてきた役割や意義を再確認することにありました。

　プロジェクトは当初3年の予定で、初年度の2001年度はアンケート調査、2年目からは現地での聞き取り調査、そして、最後にその結果をまとめた報告書の作成という計画でした（結局1年延びて、プロジェクトは2004年度まで実施されました）。

####アンケート調査と当時の文庫の状況

　プロジェクトでは、まず初めにアンケート調査を行いました。

　それまでも財団では、助成対象となった子ども文庫やおはなしグループなどを職員が訪問し、その後の活動を確認するフォローアップ調査をしていました。しかし、この訪問は、助成の、じゅりょう決定から2年後に行われるものでしたので、もう少し長い期間経過したあとの追跡調査をして、文庫助成事業を評価しようという狙いがありました。つまり、事業を評価する客観的エビデンスを確認したかったのです。

　そこで、アンケート調査の対象は、1974年度から2000年度までに、伊藤忠記念財団の子ども文庫助成に申請した文庫、子ども文庫功労賞を受賞した方々の関係する文庫など、のべ932の「子ども文庫」「文庫連絡会」「お話・読み聞かせグループ」となりました。

　アンケートには、594カ所から回答があり、明らかになった当時の状況は、次の3点でした。

1、文庫に来る子どもが大きく減っていること

2、子どもの減少と、世話人の高齢化で、文庫をやめるケースが増えていること（活動中止の連絡があった文庫は71カ所）

3、文庫の減少とは反対に、読み聞かせグループ等の実演グループが急増していること

　活動を中止した文庫には、かつての助成先も少なからず含まれていましたが、このことは、財団のしゃうらみちお事務局長（当時）にとっては、たいへん大きなショックだったようでした。しゃうらさんが長年いらっしゃった商社の世界では、投入した資源（インプット）と、そこから生み出される利益（アウトプット）とのバランス―生産性―は常に厳しく査定されます。具体的な数値として示される営業成績が低ければ、事業は中止となります。そして、アンケートによって示されたのは、正に、投入した資源が十分に活用されていない可能性を示す、負のエビデンスであったのです。

　松岡先生は、たとえ文庫がなくなっても、何年間か開かれていた間に、そこに通い、本のたのしさを知った子どもたちの中に残った体験、記憶はなくなることはないと、繰り返しおっしゃっていました。ただ、おそらく、しゃうらさんが（そして私も）この先生の言葉を理解できたのは、全国行脚を始めてからのことだったのではないでしょうか。

####全国行脚へ

　アンケートを終え、私たちは、各地の文庫を訪ね、聞き取り調査を行う「全国行脚」をすることになりました。この文庫訪問では、2001年の時点で、すでに30年か、それ以上活動を続けていた計90カ所の文庫を巡りました。

　旅のメンバーは、松岡先生、しゃうらさん（途中から財団の事務局長を引き継がれたみぞぐちさん）、東京子ども図書館の職員（または研修生）の方1名、そして私です。

　私には、フィールドワークの経験がなく、当初、聞き取り調査がうまくいくかどうか心配でした。しかし、文庫の人は皆、私の質問に、ひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。

　おひとりおひとり性格や話し方は違うものの、語られるお話は、どれも興味深いものばかりでした。文庫を始めた経緯。あまりにも多くの子どもが来て、本棚が空っぽになった開設当初のこと。毎週やってきた子どもたちのこと。文庫を支えてくれた家族や近所の人たちのこと等、話は尽きませんでした。かつて文庫に通っていた子ども―もちろん今や立派な大人―が、インタビューに同席されることもよくありました。

【50P】

####活動を中止した文庫を訪ねたこと

　この行脚では、すでに活動を終えた文庫を訪ねることもしました。

　文庫活動をやめる、といっても、その理由はいろいろありました。子どもの減少以外に、文庫を開いていた施設の閉鎖、ご自身の健康の問題、家庭の都合など、個人ボランティアだからこその理由も数多くありました。近所に公立図書館ができたことをきっかけに活動を終える文庫もありました。

　すでに活動を終えた文庫に行く意味はあるのか？当初は、そう思っていましたが、途中から、逆に、そうした文庫にこそ行きたくなってきました。

　もはや子どもが来なくなった小さな図書館には、書架とたくさんの本がそのまま残されていました。棚いっぱいに並ぶ子どもの本は―そこには財団の助成金で購入した本もありました―通ってきた子どもたちの体温や、そこで流れた時間をそのまま保存しているようでした。

　毎週一番乗りしてきた子ども。お目当ての本を選ぶと、部屋の片隅でしずかに読んでいた子ども。いつも兄弟揃って訪ねてきた子どもたち。野球の練習のあと、ユニフォーム姿のまま文庫に飛び込んできた子ども。文庫の方が語る子どもたちが、まだそこにいるようにも感じました。

　また、どの文庫にも、かつては、たいへんな数の子どもが押し寄せてきたようで、そのことは、大事に保管されていた貸出ノートや図書カードから分かりました。

　文字が色あせて茶色くなっている紙の記録は、単なる貸出・返却のデータではありません。そこには、戦後、岩波書店や福音館書店といった出版社から生み出された絵本や読み物が、どのように東京から地方に渡り、子どもたちに受容されていったのかが、克明に刻まれていたのです。綴じ糸が取れてボロボロになった「かしだしノート」は、大げさではなく、戦後の児童文学や子どもの読書史を語るうえで一級品とも言える記録だったのです。

　こうした様々な記憶と記録は、小さな手作りの図書館が、いかに子どもに愛され、地域の人たちに見守られてきたのかを、声低く、しかし、はっきりと証言していたのです。

####エビデンスをこえるもの

　「かつて助成金を提供した文庫が無くなった。」客観的な事象としては、そうであり、助成事業の妥当性はないと判断されるのかもしれません。

　もうお亡くなりになったので確認しようもありませんが、社浦さんは、当初、アンケートで得た数値的なデータ―例えば、助成金で購入された本の冊数、助成先の文庫の総貸出冊数、総来庫者数など―をまとめ、それを根拠に、財団の成果をアピールなさりたかったのではないでしょうか。

　しかし、社浦さんは（当然、私も）いくつもの文庫を訪ねる中で、そうしたデータでは証拠づけられない大切なものの存在を、認めることができたのではないでしょうか。そして、松岡先生がおっしゃっていた、文庫がなくなっても、そこでの体験、記憶はなくなることはない、ということを深く感じ、先生の言葉を心の中に納めることができたのではないかと思います。

####読書のエビデンスとは？

　そもそも読書の効果は、具体的に測ることができないものです。

　人が本を読んでいる時、その人の心の中でどんなことが起こっているか、それは目に見えません。

　本を読むことが―特に物語を読むことが―いつ、どのように読む人の人生に影響を与えるのかは予測できません。もちろん、その効果を数字であらわすことはできません。

　読書がそのようなものである以上、本を手渡すことを目的とする子ども文庫や図書館が社会にもたらす“よいこと”は、数値化できません。

　当然、読書推進活動を支援する事業もまた、その成果を数値で示すことは困難です。自然科学研究への助成なら、研究成果がはっきりと出ますが、読書活動への支援は、効果の測定が難しいのです。

【51P】

　一方、これ程長い年月、子どもの読書推進の支援を継続してこられたのは、伊藤忠記念財団の他にありません。国内全体が、経済的な成果を求めて進んでいた時代、財団は、一貫して、数値で評価される世界や競争から自由でいられる子どもの居場所づくりの支援をしてこられました。そして、そのことは本当に誇ってよいことだと思います。

####現代の文庫を巡る状況

　少子化だけでなく、現在の子どもを巡る状況は、文庫活動にとって好ましくないものばかりです。子どもの安全を守るために、小学校の集団下校が一般的となり、昔のように、下校途中に子どもが文庫に立ち寄ることも少なくなりました。個人で運営している文庫に子どもが訪問するに際しては、保護者の理解も必要になるのかもしれません。

　ただ一方で、子どもの居場所づくりへの関心が高まっています。本の貸出しだけでなく、乳幼児や障害児向けのサービスの提供を始めたり、NPO法人格を取得した文庫もあるようです。

　電子図書館も急速に広まっています。著作権の問題で、市販の電子書籍を文庫で貸出すことはできないので、文庫活動に直接関わってはきません。ただ、電子書籍が持つ特殊な機能―文字サイズ、文字間・行間、書体の調節機能を使えば、紙の本を楽しめなかった子どもにも読書の機会を提供できます。財団のマルチメディアでいじー図書「わいわい文庫」は、こうした特性をうまく活用し、広く利用されています。

　電子書籍についての研究も進んでいます。デジタル機器上での読書が、子どもの読解力にどんな影響を与えるのか、紙媒体での読書との差の有無等、理想的な電子書籍の開発をされているかたも増えています。今後、こうした研究への助成もあれば良いのかもしれません。

　明治から現代まで、子どもと本の楽しさを分かち合いたいと思う大人は、ずっと存在し続けました。将来、子ども文庫という呼び方は変わるかもしれませんが、本を手渡す大人と子どもとの関係は、ずっと続くでしょう。そして、伊藤忠記念財団が、これからも長く、こうした草の根の読書活動を支えてくださることを願っております。

【52P】

###子ども文庫助成事業 座談会

はんせいきにわたり民間の読書啓発活動を支援してきた子ども文庫助成事業。

その意義と今後の課題、事業のあるべき姿について、直近3代の歴代選考委員長にお集まりいただき、お話をうかがった。

2024年8月6日（火）

伊藤忠商事東京本社ビル22階レセプションホール

【写真】助成座談会出席メンバーの集合写真。左から、いしいさん、しおざきさん、しまさん

####在任時の印象的なできごと

池辺　2024年9月30日に財団が設立50周年を迎えるということで、設立の翌年に開始した主要事業である子ども文庫助成事業の選考委員長を務めていただいた3名の方々にお越しいただきました。皆様には、当事業のこれからについて率直なご意見を交わしていただければと思います。まず、ご在任の時期の順番に自己紹介をお願いします。

しおざき　しおざき順子です。在任中に東日本大震災が起きまして、助成の在り方もいろいろと考えさせられるところがありました。現在は慶應義塾大学の非常勤講師などをしていますが、もともと図書館員で退職後に大学院で図書館・情報学の博士号を取りました。子どもの本と児童サービスに関わることがライフワークと考えております。

島　しま弘です。私は10年ほど前まで東京都福生市の図書館に勤めておりまして、その後いくつかの大学で非常勤講師などもしておりましたが、現在は日本図書館協会の児童青少年委員会の委員長をしております。

石井　石井光恵です。2021年3月に日本女子大学を定年退職いたしまして、現在はフリーランスとして活動しています。最近は絵本専門士委員会（国立青少年教育振興機構）主催の絵本専門士養成講座の講師や、同委員会かの審査部会や課程認定部会などの委員、国立青少年教育振興機構の評議員も務めております。ブックスタートの赤ちゃん絵本選考委員（2024から2026年度）でもあります。その他、日本児童文学学会の評議員としての学会活動など、少しずつ仕事をしている状況です。

【53P】

池辺　それでは、まず選考委員ご在任時に印象的だった応募内容や、その間の助成プログラムの変遷などを中心にお話しいただければと思います。

しおざき　やはり印象的なのは、例年3月上旬に開催される贈呈式です。私はあまり他の贈呈式や授賞式に出たことはないのですが、おそらく子ども文庫助成の贈呈式は雰囲気が独特なのではないでしょうか。助成の、じゅりょうしゃ、や功労賞受賞者の方々のお話は格別で、私自身非常に感銘を受けた覚えがありますし、財団の役員の方々もそのように感じられていると伺ったことがあります。

　また、委員長になる前ですが、東日本大震災が起きた2011年3月のことはどうしても忘れられません。その年は3月4日が贈呈式で、その7日後に地震が発生しました。贈呈式に岩手県大槌町など被災地の、じゅりょうしゃ、が出席されていたこともあり、津波の映像を目にするたびに「東北の読書ボランティアの方々は大丈夫だろうか」と心配が絶えませんでした。全く状況が分からなくて「どうなっているんだろう」と。連絡も取れる状況ではありませんでした。

　そうした中で、最初に入ってきたのは全国の文庫からの情報でした。財団の贈呈式などで交流されていた文庫の方々が、被災地の名簿を見たり個人的な繋がりから調べたりして、状況を教えてくださったのです。九州の方から情報が回ってくることもありました。その時、草の根の活動というのは本当にこういうところで繋がってくるのだと強く感じました。これは一委員だった前半3年間の内のお話になりますが、6年間を振り返ると最も忘れられない出来事です。

【写真】2010年4月から2016年3月まで選考委員（2013年度以降は選考委員長）を務めたしおざき じゅんこさん。現在、児童図書館研究会副運営委員長や慶應義塾大学の非常勤講師など。

島　私の任期は、2020年しょとうに起こった新型コロナウイルス感染症のパンデミックの時期に当たります。都道府県間の移動制限に伴い、毎年行ってきた財団職員による応募者の活動場所への訪問ができなくなりました。あの期間は代わりにZOOMによる面談を実施しました。また、贈呈式も2カ年中止となり、2021年度（2022年3月）はオンラインで贈呈式の様子を配信しました。結果的には新しい技術を取り入れるきっかけとなった期間だったと思います。

　委員長就任時、実演団体の応募が多いなと感じました。2019年の選考時の私のメモに「大型絵本、パネルシアター、紙芝居、人形劇などを用いる実演団体からの応募が5割を超えた」とありました。ただ、この傾向はパンデミック後に変化します。コロナかで実演活動が縮小した影響だと思いますが、2020年度の実演団体からの応募数は41件（前年度66件）に縮小した一方で、子ども文庫からの応募数は42件（前年度28件）に増加しました。この時期の子ども文庫ですが、学校や図書館が閉まったため、本を貸し出せる場所として需要が高まった文庫や、三密を避けるため屋外で読み聞かせを行った文庫、ドライブスルー貸出という新しい活動方法を生み出した文庫などもありました。このことは、公共図書館ではなかなかできないような活動で個人ならではのアイデアを活かして実践したかたが多くいらっしゃった印象があります。

【54P】

　実演活動についてはしおざきさん、石井さんのお話もお聞きしたいのですが、在任時の選考委員会の中で、大型絵本や紙芝居でのお話会に特化した団体について議論になったことがあります。特に紙芝居については、それ自体は子どもにとって大事な媒体だと思いますが、「子どもの読書啓発」という視点で考えると疑問を感じるという意見も出ました。実演活動と一口に言っても、大がかりなものでは体育館を会場にしたペープサート、複数の楽器を加えた絵本コンサートなど応募者によって様々です。そうした中で我々選考委員は、一つひとつの活動を尊重しつつも、それがどのように読書に結び付くかということを軸に考えるべきだ、という話をしました。

　特別支援学校を助成の対象に加えたのも私の在任時のことです。既存の「病院・施設子ども読書活動費助成」の枠で特別支援学校本体からの応募も受付可能としました。初回の2021年度の助成校は9校でしたね。他にも、子ども文庫やお話会の対象が低年齢化しているという現状を受け、乳幼児図書セット（100冊）を加えたのもこの時期です。また、一定の規程の下であれば助成金30万円全額を子どもの本に関する研修会に利用できるようにしました。過去の、じゅりょうしゃ、などから、選書や語りの研修にも助成金を使用したいという声が上がり、いろいろな議論を経つつも、本を手渡す人のスキルアップは大事だろうということでプログラムを調整しました。

　贈呈式では40年、50年と文庫活動をされているかたが受賞されることもあり、その歴史の深さに感じ入りました。こうした活動は、子どものために地道に続けていくものなのだと思います。中でも印象に残っているのは、2021年度、てんやく絵本ふれあい文庫（大阪市）のいわたみつこさんが子ども文庫功労賞を受賞された時のことです。この時（2022年3月）の贈呈式はまだコロナかが落ち着いておらず、岩田さんもZOOMでの参加でしたが、視覚障害者のご自身が息子さんたちに絵本を読み聞かせるため、てんやく絵本（シールに点字を打って市販の絵本に貼り付けたもの）を自作したこと、それを自分だけではなく全国の視覚障害者とその家族も利用できるように文庫活動を始めたことをお話してくださいました。ふれあい文庫も今年で40周年を迎えるということで、ご自分が求めたものが運動となって広がり、それが財団の子ども文庫功労賞の対象として表彰されたというのはとても良い流れだったと思います。在任ちゅうとても印象的な贈呈式でした。

【写真】2016年4月から2022年3月まで、全期間選考委員長を務めたしま ひろしさん。現在、日本図書館協会児童青少年委員会委員長。

石井　今、島さんのお話を伺っていて、ご一緒した3年間を思い出しました。その時期に重ねた議論をもとに、私の委員長就任後、より応募者の希望に沿う形に変化したプログラムもあります。子ども文庫の変化については先ほど、しまさんもお話されましたが、家庭文庫や地域文庫に子どもたちを呼び込む従来の形ではなく、文庫主宰者が学校や幼稚園・保育園など子どもが集まる場所へ自ら足を運ぶ傾向が強くなっています。その流れもあって実演団体からの応募が増えているのではないでしょうか。学校、幼稚園・保育園も、読書ボランティアの存在には助けられていて、そうした中で実演活動を続けている方々が財団の助成を知って応募されているのだと思います。その分、文庫そのものの減少は続くのではないかという印象も受けました。かつては子ども文庫が次々に生まれ、子どもたちもそこに大勢集まりましたが、今は子どもが一カ所に集まりにくい時代になっているように感じます。

【55P】

　贈呈式については、私が委員に就任したのが2019年度のことなので新型コロナの影響でなかなか実際の式を見ることが叶わず、委員長に就任した2023年3月（2022年度）が初めての参加でした。この年も懇親会の未実施など縮小した部分はあったのですが、全国から集まった、じゅりょうしゃ・受賞者の前で選考経過報告をさせていただいた時、日本全国で子どもの読書を支えてくださっている大勢の方々の存在を目の当たりにして、この上なく感動しました。過去に参加されたかたから式の様子を伺ったことはあったのですが、聞くのと体験するのとでは、おお違いです。自分たちの活動が助成を受けるということで皆さん目を輝かせて参加されていて、その様子がとても感動的でした。こういう方々が日本全国で頑張っていらっしゃるから子どもの読書啓発は成り立っているのだと実感しましたし、そのことを財団が支えていることは本当に意義のあることだと思います。

　島さんのお話にもありましたが、子ども文庫やお話会の活動をより豊かに継承していくために、2020年度以降、研修費用に30万円全額利用できるプログラムを新設しました。これは当初、財団が指定する機関の研修会から計画しなければならないという条件つきだったのですが、私が選考委員長に就任したのちは応募団体の実績や活動形態、研修の計画性も見て、指定研修会以外を希望する応募内容であっても検討するようにしています。

　また、最近は子どもたちの集まる場所が多様化してきているように思います。例えば、子ども食堂や学習支援団体など、格差をなくすための活動をしている方々が「子どもたちのために、活動場所に児童書も置きたい」ということで応募してくださることが増えています。以前にもあったのでしょうが、今はより増えているのではないでしょうか。助成先の多様化という意味では、特別支援学校への助成開始もその一つですね。初年度の応募は9件でしたが、徐々に増えて今年度は30件近い応募を受けています。本来は国の仕事でもあるのですが、民間の財団からこうした動きを強化していくことには意義があると思っています。

　海外でもぶんこという名称を使ってくれていて、日本ルーツの子どもたちに日本語の本を読んでもらいたいということで、財団の助成に応募してくれます。海外で文庫活動を始めるかたの中には、ご自身の幼少期や子育ての時期に日本で文庫を体験したというかたもいらっしゃるでしょう。日本の文庫活動を世界に広げるという意味でも、人材育成は大切な仕事です。

　子どもの読書のための新たな活動場所を支えるには、財団の図書リストの見直しも課題ですね。既存の550冊には良い作品が揃っているのですが、内容はその都度見直していく必要があると思います。島さんがお話された乳幼児図書リストの追加もありましたし、現在、新刊を中心におすすめの児童書を紹介しようという動きも進んでいます。この辺りが、私が委員長に就任してからの印象的な出来事です。

【写真】2019年4月から2025年3月まで選考委員（2022年度以降は選考委員長）を務めたいしい みつえさん。現在、日本女子大学名誉教授、国立青少年教育振興機構評議員、ブックスタート選考委員など。

【56P】

####どのような本を子どもに手渡していきたいか

池辺　贈呈式は私自身も目頭が熱くなるような瞬間が多々あり、今後も続けていきたい場です。助成先についても時代・環境を見つつ調整しており、特別支援学校の追加はその一例です。ただ、石井さんもお話されたとおり、子ども文庫からの応募は50年前に比べると少ないのが現状です。少子化もありますし容易に対応できる課題ではないのですが、その辺りについてはしおざきさん、いかがですか。

しおざき　確かに子ども文庫は減っていますよね。かつては子育て中の母親を中心に自分の子どもの読書環境を少しでも充実させようと文庫活動が広まりましたが、今では公立図書館も増えましたし、何より子育て世代が多忙です。昔からの世話人の高齢化が進む中で若い世代の参加は減っています。一方で子育てが落ち着いたり定年退職を迎えたりしたかたが、ずっと夢だった文庫活動を始めるという事例も耳にするようになりました。私は、子ども文庫はなくならないと考えています。数は減っていますが、世話人層や活動場所、活動方法の在り方を変えつつ続いていくのだろう、と。ただ、文庫は本が核なので、本であれば何でもいいわけではなく、その質や価値をきちんと考えている活動を評価していく必要はあると思います。その点において財団の助成の精神も活かせるのではないでしょうか。

池辺　先ほどの実演団体と読書との関係にも繋がりますね。最終的に子どもたちを読書に導くために、財団は何ができるかという話です。

【写真】伊藤忠記念財団 常務理事・事務局長、いけべ まさかずの写真

しおざき　選考委員長退任後のことになりますが、150冊図書リストの作成に関わりました。退任間際に、既存の低・中・高学年セットへの応募が減っているとのことで、2000年以降に出版された児童書も加えた新たな図書リストを作りたいと財団から声がかかったのです。その時、今後の応募数の増減に関わらず、子どもたちにぜひとも勧めたいと思える本を財団のリストとして表に出し続けることに意義があると感じました。当時の事務局長もそのようなことを仰っていました。読書の捉え方についてはこれからも議論が続くでしょう。いろいろな考え方がある中で、財団が何を軸に助成を続けていくかが今後の課題なのかなと思います。子どもの支援の形はいろいろありますが、財団の助成については読書や本からぶれずに続いてほしいものです。

島　ずいぶん昔、図書館学の先生から「図書館は何をしてもいいけど、最後には本に結び付けるんだ」と言われました。一つひとつの実演の形を評価することは難しいので、活動する人たちの意識がどれだけほんに向いているかという点に目を向ける必要があると思います。

野尻　子どもの居場所や生活・教育のための活動など、応募団体によって子どもへのアプローチは様々です。皆さんの子どもを思う気持ちの強さは確かなのですが、現地訪問の際は活動の軸に子どもの本があるかどうかに注目しています。財団の当初の目的は「青少年の健全育成」ですが、長く活動を続ける以上はより詳細な軸をつくるべきだということで、設立時に増えつつあった子ども文庫に注目しました。いしいももこさんやたかはしけんじさんの助言を受けてのことです。こうした助成は貴重だという言葉もいただきますし、子ども時代の読書から育まれるものは必ずあるので、この50年の軸はぶらさずに進めていきたいです。

池辺　絵本から読み物への移行も難しくなってきていると耳にします。石井さんはどう思われますか。

石井　絵本への注目が高まる一方、児童文学への繋ぎは確かに課題です。財団の図書リストには良い読み物もたくさん選ばれているので、それらを何らかの形で子どもたちの手が届く所に置いてみるのも手段の一つです。100冊助成のように贈る本の内容がはっきりしている助成であれば、子どもの読書活動の経験が少ない団体も利用しやすいと思うのです。実際、過去に子ども食堂から応募があった際、100冊助成のほうがいいだろうということで購入費助成から移動していただいた例もあります。財団の図書リストについては、現在新刊を中心にした選書も進めていますね。こちらについても幼年文学をなるべく取り入れたいと考えています。

【57P】

野尻　2025年度から新たに選書した50冊を既存の550冊リストに加えます。初回は2019から2023年中に刊行された作品を紹介予定で、過去5年に刊行された児童書を紹介するリストとして毎年更新するつもりです。2026年度には2019年と2024年の刊行作品を入れ替えます。読み物、とりわけ幼年文学については特に悩みました。

【写真】伊藤忠記念財団 助成事業部職員、のじり かほの写真

島　幼年文学は、量的にも質的にも良作が限られているのが現状だと思います。でも、その時々の子どものために、あるものの中から選ばなければいけない。

石井　科学や伝記などのノンフィクションの分野だと、比較的良い本が出ていると思います。新しい50冊リストにも取り入れました。

しおざき　ノンフィクションには良いものが多いですね。絵本について、私も絵本専門士には初期の2年ほど関わっていました。絵本に注目が集まる傾向自体は良いと思うのですが、「子どもの本いこーる絵本」という捉え方には疑問があります。絵本はあくまで入口で、その後の文学への繋ぎにもっと力を入れなくてはならないと思います。公立図書館などもやり方を考えているとは思うのですが、すごく難しいですよね。

石井　そうですね。最近の印象ですが、物語の力が全体的に弱まっている気がして、何とかしなくてはと感じています。そのためにもノンフィクションに力を入れたらどうかと。歴史や科学の事象に物語を見出して、それを子どもたちに伝えようとしている作品には良いものが出てきています。あとは作家たちが育つ土壌も必要ですね。

しおざき　本当にそうですね。財団が出版文化にまで関わるのは難しいかもしれませんが、書き手が育たないことには子どもの本は質も量も上がりません。

島　欧米では毎年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞や国際アンデルセン賞がありますし、日本でも日本児童文学者協会や日本ぶんげいか協会による賞があります。読み継がれた本も保ちつつ、新しい作家が時代に即した子どもを描いた作品を生み出す動きもありますね。

しおざき　新しい作品でなくとも、過去の作品の中にも今を生きる子どもたちの心に響く、本質的な力を持つ作品は絶対にあるはずです。新しい本と読み継がれてきた本をバランス良く手渡していけるとよいのですが。

石井　財団の既存の550冊リストに選ばれている作品は、しっかりとした物語を持つ作品ばかりだと思います。これを今後も軸にしていくわけですよね。

野尻　はい。既存の550冊リストを軸としつつ新刊50冊リストも毎年更新して、古典と新作双方から、財団が子どもに読んでもらいたい作品として紹介していくつもりです。古典の中にも重版未定になってしまう作品はあるので、その際の差し替え候補を用意しておきたいという意図もあります。

【58P】

石井　新しく選んだ本がゆくゆくは古典になるかもしれないですからね。

島　例えば、『エルマーのぼうけん』（ルース・スタイルス・ガネット作・わたなべしげお訳、福音館書店、1963年）のシリーズ3作は、日本国内だけで販売数が780万部と聞きます。児童書にはそういう、良作が長く読み継がれていく土壌があると思うのです。一方で世の中はどんどん変化してきていて、子どもにとって厳しい環境だと感じることもあります。子どもたちがつらい時の「逃げ、ばしょ」としての本もあってよいと思います。

池辺　そのためにも、物語性のある作品は子どもの読書にとっては非常に重要な要素なのでしょうね。

石井　やはりそうですね。子どもたちが大人になる中で、本の中の出来事は今後の生き方を考える上での参考になると思うんですよね。現実はすごく厳しいじゃないですか。そこを超えて子どもたちが希望を得られるような物語が生まれてほしい。「正義は必ず勝つ」と安心できるようなものが。そもそも正義とは何かと問われるかもしれませんが、子どもたちにとっての正義があると私は思っていて、それが語られる文学が生まれてほしいです。今、そういうことを大人がはっきりと示せなくなっていると感じるものですから。

しおざき　私は4年かけて事典（『子どもの読書を考える事典』あさくら書店、2023年）を作成した際、読書の定義について編集チームでかなり考えて、最終的には「人の物語を受け取って、自分の中に新たな物語を紡ぐ行為」ではないかという考えに行き着きました。ただ情報を得るためだけの行為ではないのです。物語の定義も様々でしょうが、ただただ、つらい状況ばかりを描くのではなく、子どもたちに前向きな内容のものを手渡す責任が大人にはあるはずです。財団の助成も、ただ、ほんを手渡して読んでもらうだけではなく、子どもに本を手渡す場にそうした精神の輪を広げられるようなものになれるといいのかなと思います。

####子どもに本を届ける人材の育成について

池辺　子どもに本を手渡す機会はいろいろとありますね。子ども文庫やお話会もその一例です。そうした場で活躍される方々に財団の考えを伝えて、その活動を後押しするためにできることは何かあるでしょうか。学校司書、公立図書館の図書館員の問題とも絡んでくるかと思いますが。

島　子ども文庫、児童館、学校図書館などやり方は様々ですが、まずはその場にいる大人が子どもの読書をどう捉えるかが大事だと思います。その考えが各自治体で策定されている子ども読書活動推進計画の内容にも反映されていくでしょう。そこで中心となるべきは公共図書館と学校図書館だと思うのです。しかし、そうした公的機関では専門職としての図書館司書の採用数が非常に限られているのが現状です。市役所の一般職として採用されて図書館に限らず各課を転々とするケースも多い。私の場合、ベースは図書館でしたが38年間の勤務のうち8年ほど市役所の仕事もしました。

しおざき　私も行政職採用の図書館員として10年働きましたが、住民税の係に異動になったことをきっかけに辞めた経緯があります。図書館法では公共図書館への専任の司書の、ひっちが定められていないなど、根拠となる法律に職員を守るための仕組みが欠けているという問題もありますね。

島　1997年に総務省が「人材育成・確保基本方針策定指針」という各自治体の人事制度に対する指針を出しているのですが、その根幹に何でもできる一般職が大事だという考え方があるのです。ただ、この方針には変化の兆しが見られます。2023年12月に更新された新しい策定方針では、各自治体がDXや大規模災害、子育て支援等を充実させていくための専門職が不足しているという話が上がっています。今後の動きに注目したいですね。

　学校図書館の学校司書についても、学校図書館法が改正されて職名が法律上に明記されたものの、1人の司書が2、3校を掛け持ちしている。しかも非正規かつ低賃金だという場合が非常に多い。1990年以降の派遣法で非正規の職員も非常に増えましたね。今は会計年度任用職員という言い方もしますが、非正規の図書館司書の雇用状況については問題になっています。読書ボランティアについては、読書推進運動協議会が数年ごとに実施している「全国読書グループ調査」からも分かることですが、全国各地で実に様々な活動を行っています。子どもの読書啓発活動を進める上で、ボランティアはもはや欠かせない大事な存在なのです。その一方で、その活動が本当に子どものためになっているか、ボランティアたちの自己満足に終わっていないかという指摘もあるので、その点も考える必要があると思います。

【59P】

しおざき　財団の場合は、公的機関の人材育成にどこまで関われるかという問題もありますね。施設そのものへの助成は原則行っていないわけですから。ただ、公共図書館も学校もボランティアの力なしにはやっていけないのが現状です。児童サービスの経験がない公共図書館の図書館員にとってボランティアの方々は頼りになる存在ですし、学校でも朝の読み聞かせなどボランティアが積極的に関わってくれています。官民双方が子どもの読書を支えているのが現状ですが、官がもっと強くなるべきという思いはありますね。財団が民間の草の根の活動に支援を続けることで、ゆくゆくは公的機関にも良い影響を与えられるのではないでしょうか。これまでも文庫の活動から公共図書館の設置運動が発展した例はありますし。石井さんはどのようにお考えですか。

石井　私も民間ボランティアの質の向上をサポートすることこそが財団ができる重要な取り組みだと思います。自分たちの力を高めたい一心で助成に応募してくださる方々はたくさんいるので、そこに対しても支援を続けてほしい。やっぱり人だと思うのです。「この本は面白いよ」と言って手渡せる周囲の人間の存在が子どもの読書環境を左右します。学校図書館も決まった人が配置されることで活性化が進んで、ボランティアもより効果的に動けるようになる。非正規で複数校掛け持ちという状況は厳しいですが、学校司書が、いちにちでもいるかいないかの違いは大きいと私は思います。学校司書が配置されることの意義の理解が進んでほしいと思いますが、具体的にどうしたらよいものか。

【写真】助成座談会の様子。左から二瓶、野尻、石井さん、島さん、しおざきさん、池辺の順に半円になり、意見を交わしている。

　池辺　実際、文庫訪問であちこち見て回っていると、更に活発な活動に取り組まれるのではないかと思える団体もあります。そうした方々の可能性を引き出すことまでを財団ができたらいいのですが。

しおざき　財団側にも、今後の可能性を見極める力や活躍のための道筋をつくる力が求められますね。

野尻　そのためにも、2020年度から加えた指定研修会制度を役立てていきたいです。ただお金を出して本や備品を充実させるだけではなく、それぞれの活動場所で「子どもの本や物語についてもっと学びたい」という意志を持っていらっしゃる方々がより成長するための機会が必要です。この制度で指定している研修会は全こく規模かつ歴史あるものばかりなので、子どもの本について学びたいけど手段が分からないと感じている方々にとっても良いかと思います。参加した研修会で他の地域のボランティアと交流することが刺激になったという感想もいただきます。小さいことですが、これも財団の助成の役割のひとつですね。

【60P】

【写真】伊藤忠記念財団 助成事業部職員、にへい のりこの写真

しおざき　指定研修会には、私が副運営委員長を務めている児童図書館研究会の全国学習会もありますね。指定研修会制度が始まる前にも、全国学習会のための交通費が助成金の対象だった時期があります。

野尻　2002から2008年の時期ですね。今とは違う研修制度を実施していた時期です。

しおざき　全国各地に子どもの本のための勉強をしたい方々はいらっしゃるのだけど、例えば北海道から九州の研修会に参加する時の交通費は馬鹿にならない。ですから、助成金はとてもありがたかった。今年2月に広島県福山市で開催した学習会にも、指定研修会制度を利用されていたかたがいらっしゃいましたね。

野尻　皆さんしっかり活用してくださっています。

島　子どもの本について勉強したいとか、子どもについて知りたいというボランティアはかなり多いと思います。

野尻　多いです。その機会を積極的に提供することも財団がすべきことだと思っています。贈呈式もそのための場所になりますよね。

しおざき　そこで皆さん、名刺交換をしたりして全国各地の繋がりが生まれるんですよね。

野尻　タイミングによっては海外からの参加もあります。以前も、あいしーびーえー（国際児童文庫協会）名誉会長のオパール・ダンさんのような方がいらっしゃったこともあります。本当に世界各地で活躍されている方々と交流できるよい機会だと思うので、贈呈式は今後も続けたいです。

池辺　先ほど官民の関係性についても話題に上りましたが、我々の文庫訪問の際もその地域の教育委員会など行政の方が同席されることがあります。公共図書館や施設で活動されるボランティアの場合、行政が窓口になることもあるので関係が密接なわけですが、そうした時、我々はどちらに主体性があるのかを見極めなければならない。我々は民間への助成ということでやっているわけですから。

島　難しいです。以前から選考委員会でも話題になりますね。

池辺　本が入手しにくい過疎地域や離島などは特に支援を手厚くしなければと思いますが、そうしたところは環境的に官との関係が切り離せないんですよね。

しおざき　私が委員長の時もよく話題になりました。中には公民館図書室の蔵書など、本来は自治体がお金を出さなければならない内容での応募もあったりして。でも活動自体はボランティアの自主的な内容だったりするんですよね。判断が難しいです。

島　自治体側である公共図書館が厳しい状況だというのも事実なんですよね。現場の資料費がすごく落ちているんです。2001年に、いっかんあたり1,529万円だったのが、2021年には872万円に下がっています。一方で本の単価はどんどん上がっているので、実質的に購入できる数はより減っていますね。

【61P】

しおざき　電子書籍はまた別ものですよね。電子書籍の導入で紙の資料費が落ちているというのもあると思います。
雑誌も今はあまり買えなくて、雑誌スポンサー制などを取り入れる図書館も増えています。そこでどうにかしようと先ほど話に上がったような助成への応募に繋がるわけです。皆さん一生懸命なのは分かるけど、「公共」である以上は官の力で何とかするべきです。

二瓶　公共施設からの応募は毎年一定数あります。ボランティアからの応募でも、自分が活動する公民館の本が少ないので寄贈のために応募しましたという内容の場合もあります。でも、訪問やお電話で助成による図書を公共施設の蔵書にはできないことをしっかりお伝えすると、皆さん他の手段を考えられます。ボランティア管理の文庫を作ろうとしたり、貸出の方法に工夫を持たせたり。そういうふうに考えてもらえればそれは一つのやり方だと思うので、官と協力しつつ民間主体で読書支援をしていると捉えて助成の対象と考えています。

石井　財団職員が実際に訪問して現場を見てきてくれるので、選考委員会としても応募団体の実態がより分かりやすくて良いです。コロナかにズームも取り入れましたが、やはり現地訪問の効果は大きいですね。実際に本がどういうふうに並んでいるかも見てきてくださるし、対面でお話すると助成の意義がより伝わると思います。子どもに本を手渡す方々を育てるためには、人と人とが繋がることも必要です。財団の文庫助成はそのためにもいい働きになっているのではないでしょうか。

####伊藤忠記念財団の子ども文庫助成に今後望むこと

池辺　それでは最後に「伊藤忠記念財団の子ども文庫助成に今後望むこと」についてお話できればと思います。

石井　今、財団事務局は積極的な計画の下で充実した活動を行っていると思います。今後もその状態を維持するために、経済的な面でも人員的な面でも必要な財源をしっかり確保してほしいです。今、このような文化的な活動の予算は削減される傾向にあるとひしひしと感じるので。この財団の良さは、訪問を通して読書ボランティアと財団事務局が確実に結び付いている、現場を知っている強さにあると思います。大変な日程をやりくりして動かなければなりませんが、その努力があって選考委員も現場の状況を実感できているので、ぜひこれからも続けていただきたい。

　あとは、スタートアップ助成のようなことも少しずつ検討できるといいですよね。これから読書ボランティアを始めてみたいという方々への支援です。これまで財団ではある程度の実績と継続性が確認できる団体に助成を実施してきました。助成金を効果的に分配できるという点ではとても意味があることで、それもあって50年続けられてきたのだとも思うので、実績のある方々に助成するこれまでのやり方は継承しつつ、これから活動を始めようという方々にも年間数件ずつでも助成の間口を広げていくと未来に繋がるのではないかと思います。

池辺　新たな活動を支援していくような助成があってもいいのではないかと。

しおざき　活動を始めたいという気持ちを持った方々をどのように掘り起こすかも課題ですね。既に文庫活動をされているのではなくて、もし何かやりたいのであればこういう助成がありますよと案内するわけですから。どこにどう広報すべきかも考えなくてはならない。

【写真】座談会中の、しおざきさんの写真

島　文庫活動を始めたいという気持ちには潜在的なものもあるでしょうからね。文庫をやってみたいと思う人に注目してもらうためには、まずは本と場所だと思います。スタートアップ助成を始めるとしたらそこからではないでしょうか。

【62P】

池辺　なるほど。では、文庫の生まれ方として特徴的なことはありますか。

しおざき　やはり一利用者として文庫活動の手伝いをして、そこから自分もやりたいと思われるかたが多いですね。ある地域の中心的な子ども文庫から派生的にたくさん文庫が生まれた例もあります。

島　あとは、一度助成してから次に応募できるまでの期間に工夫を加えてもいいかもしれませんね。今は何年待たないといけないのですか。

野尻　3年です。

島　そうすると、本を中心に希望する団体は2年に短縮するとか、そういうメリハリをつけてもよいのかなと思いました。基本的にこの助成は子どもの本に重きを置いていると思うので、そのことを強調するためにです。

しおざき　財団が子ども文庫について紹介する講演会のようなことをやっても面白いかもしれません。文庫は私たちにとっては身近な存在ですが、世間一般的には知らないかたが多いですからね。助成の宣伝にも繋がると思います。60年前に文庫のことを知らない方々が石井桃子さんの『子どもの図書館』（岩波新書、1965年）の影響を受けて、あちこちで文庫を始めたということもありました。

野尻　そういうかたはたくさんいらっしゃいますね。今でも文庫訪問で『子どもの図書館』を読んで活動を始めました、というかたにお会いします。

しおざき　財団の助成があるなら始めてみようかなと、子ども文庫や助成について宣伝できる場をつくることはできないですかね。

池辺　財団は「読書バリアフリー研究会」を毎年5回ほど開催していますが、それに近いイメージですかね。全国各地の公共施設で、子ども文庫についてのセミナーを行うような。

しおざき　つまり子ども文庫をまだ知らない方々に知らせるためのセミナーですね。マルチメディアでいじーやわいわい文庫のさらなる周知にも繋がるのではないでしょうか。読書推進と聞けば関心のあるかたは多いと思います。

島　読書バリアフリー研究会の参加者はどのくらいいらっしゃいますか。

池辺　最近は40から50人から70から80人が会場に参加しています。

島　それはすごいですね。

池辺　現地参加はその時々の会場所在地の住民が、おもですが、コロナか以降取り入れたオンライン配信では全国からの参加があります。今年の7月に北海道で開催した時は、オンラインでも130人の参加がありました。オンラインは広範囲かつ参加も気軽なので、これから文庫について知りたい方々へのアプローチとして有効な気がします。

島　全国が対象になりますからね。

しおざき　あとは、文庫に通って育った有名人も結構いるので、彼らに登壇してもらっても面白いですね。

島　もしかするとマスコミも宣伝に協力してくれるかもしれないですよね。

池辺　可能であれば上手く取り入れていきたいですね。伊藤忠商事本体もエスディージーズに力を入れているので、一体となって広報できる可能性もあります。

しおざき　子どもこそエスディージーズですよ。

石井　本当にそうですね。

【写真】座談会中の石井さんの写真

島　持続可能な社会を維持し発展させるには子どもという未来に力を注がなくては。

【63P】

しおざき　やはり未来です。それも、ただ育てばいいのではなくて、より良い社会をつくってくれる子どもたちに未来を託していきたいわけで。

池辺　子どもに「読書をしている場合ではない」と言う人はあまりいない。

石井　いないけれど力も注いでいない、というのが現状ですね。

池辺　そうですね。読書がだめだという人はいないけど、その割に読書のための活動は少数派という印象です。

しおざき　私たちは「読書は大事」という考えありきで活動していますが、世の中ではそうではない人はたくさんいます。同じ家庭環境で育ちながら差が生じることもありますし。でも、やはり子ども時代にもっと本を読んでいたら自分の人生は変わっていたかもしれないと思う人もいる。短い子ども時代に読書の機会という人生の土壌をつくるものを提供することは必要なんですよね。

島　子どもの読書の研究を財団で支援するのはどうでしょう。

池辺　それは面白いですね。2005年に調査研究事業は休止しましたが、子どもの読書に特化して復活させるイメージですね。

島　そうですね。最近の研究は内容がどんどん読書から保育にシフトしている印象があります。保育も大事なんですけどね。

【写真】座談会ちゅうの島さんの写真

しおざき　幼稚園・保育園の読書は実態が見えにくいんですよね。学校だと学校図書館がありますが、幼保にはそうした施設はありません。子どもが初めて社会で本に出会えるところなのに、えんによって格差が激しいと強く感じています。

島　確かせでっぷ（発達保育実践政策学センター）の調査結果でも、えんによって差がすごくあるという話ですよね。絵本を持っている、えんと全然持っていない、えんがある。

しおざき　置いてある本の内容も様々ですよね。

島　卒園児からもらった本だけを並べている、えんもあります。

野尻　えんの場合、読書環境について上から何か改革しようとするとどこに切り込めばいいのかが分からないという課題があります。学校でいう学校図書館協議会のような存在がないんですよね。文庫訪問の流れで、えんを訪問する機会もありますが、予算に図書費が計上されているところは珍しいと聞きます。

しおざき　手渡し方も小学校・中学校と違う形になりますね。

石井　園児に本を手渡す人材の育成ですね。その点を教員養成で補強できるといいのですが。

島　保育士の養成課程の中で絵本をどう扱っているかという問題に行き当たるわけですね。

石井　絵本に詳しくない学生はたくさんいます。就職した後も、先生によって差は大きいと思います。

　絵本専門士委員会では学校の課程を通して認定絵本士という資格を取れる仕組みも用意しています。より高度な資格の絵本専門士は取れないのですが、認定絵本士を取って3年後の試験をパスすると絵本専門士になれます。絵本専門士の希望者は、70名の定員で1,200めい、くらいの応募が来るんです。

しおざき　そんなに多いですか。それだけ絵本に注目している人がいるということですね。

池辺　すごいですね。

石井　そこは高倍率でなかなか、はいれないわけですよ。なので、保育者養成課程の中に認定絵本士の制度を取り入れることで、絵本の知識を広げていこうとしているわけです。幼稚園・保育園での実践を意識したプログラムが多いですね。

島　カリキュラムの中に絵本の位置付けは入っているんですか。

【64P】

石井　一応入っていますが、専門に講義できる人はそういないと思います。学生に聞くと誰もが、「絵本、そんなものは知っているよ」と。けれど絵本の何を知っているのかというと、ほとんど何も知らないという感じです。私のいた大学は講座を持っているので興味を持った学生が入ってきますが、そうすると絵本はこんなに広くて深いのかということに気付いていきます。それでも学校によっては、本当に入口で終わってしまうところもあります。

野尻　子ども文庫助成にも保育園や幼稚園からたまに応募がありますが、保育園の母体にもよるんですけど、公共施設ということで対象外になっているところがほとんどです。たまに、えん文庫という形で保護者主体のところもあるけれど、一つの、えんに対象が限られているということで評価を抑える実情があって、幼稚園・保育園、こども園の図書充実まで私たちが踏み込めていないのが現状です。

石井　そこまでは難しいですよね。

島　対象の範囲をどうするかというのは助成の大きな課題でしょうね。

しおざき　本来は、えんの予算から整備しなければならない問題ですからね。

池辺　企業や営利事業への助成はもちろんしないし、公的機関で活動するボランティアの実態も見極める必要はあります。それでも、子どものために本を必要としている方々は各地に大勢いらっしゃるわけで、その方々を支援するのに我々が過去に設けた制約が足枷になりすぎていないかということは考えなければなりませんね。読書活動推進を実現するために、どこが一番適切な対象なのかという視点は持っておく必要があると思います。

野尻　子ども文庫や図書館となると既に本に関心のある親子が集まってきますが、えんや学校はそうとは限りません。だから絶対に本は充実させるべきなのですが、子ども文庫助成の対象となると学校は特別支援学校を除き対象がいですし、えんも基本的には同様です。地域に開けた活動を実現できているえんについては助成したこともありますが……。

しおざき　あとは、その施設にどんな人がいるかですね。ただ施設に助成するわけではなくて、どちらかというと子どもの読書のために活動している「人」に助成するので。

島　私も孫を保育園に通わせていますが、そこの、えんでは玄関に本を置いているだけなんですね。えんの中で読むことしかできない。一方で貸出をしている、えんもある。本を貸してくれる、えんと貸してくれない、えんの差は、もしかすると随分大きいのかもしれません。だから、えんにも助成するとしたら、そういう切り分け方もあるかもしれないですね。貸すということは人が介在しているし、なおかつ園児が家に持ち帰って、その絵本をおうちの人が読み聞かせしてくれる。

野尻　貸出をしている、えんであれば、対象の最低基準にはなりますね。

しおざき　先ほどの研究助成の話にも繋がりますが、幼稚園・保育園の読書環境や取り組む姿勢などについて調査してみるとか。

島　えんの読書環境は格差が大きい上に、駅前の2階にできたり、マンションの、いっしつにできたりと、どんどん増えていますからね。

池辺　えんの支援についても考えていかなければなりませんね。「伊藤忠記念財団の子ども文庫助成に今後望むこと」という意味では、だいたい今伺ったように経済面、人員面への期待があることや財団の活動自体に意義があると考えてよろしいでしょうか。

石井　そうだと思います。

しおざき　私は、子ども文庫助成は経済的に支援してもらえてありがたいということだけではなく、自分が続けてきた活動を評価してもらえるという意義もあると思っています。「あなたの活動はすごく意味のあることですよ」と社会的に認められる。だからこそ贈呈式で皆さんの顔が輝くわけですよ。自分たちのやったことが認められて、こんなに褒めてもらえるのよという。それは経済面だけではなくて精神面にもかなりの支援だと思います。贈呈式では同じ活動に取り組んでいる方々に会えて、自分が続けてきたことは間違いではなかったと皆さん実感して帰られる。それゆえ私たちも贈呈式で感動します。

【65P】

　こういう活動をしている財団はとても貴重だと思います。本の助成は他にもありますが、これだけ長く継続的かつ組織的にやっているものはない。読書バリアフリーにも力を入れて子どもの読書について多面的に考えている、評価に値する活動だと思います。

島　私もそう思います。この50年で助成件数はどのくらいになりますか。

野尻　2023年度までで累計2,808件です。

島　件数だけ見てもそれだけの数に助成を実施してきたわけです。今、しおざきさんが言われたように精神的な自信にも繋がったと思います。

石井　他財団のホームページを見ていると、じゅりょうしゃの例を紹介していて、今後応募したいとなった時にイメージが湧きやすいつくりになっています。財団でも過去の、じゅりょうしゃの活動を紹介する仕組みがあってもよいのではないかと思います。

二瓶　広報にはもっと力を入れる必要があると思っています。ホームページについても見やすさを更新していきたいという意思はあります。長く活動を続けているかたや助成金の使用例の紹介もしたいですね。今も、その過去5年の、じゅりょうしゃの活動状況をホームページに掲載しているのですが、階層が低くて検索しにくいんですよね。

野尻　じゅりょうから2年後に財団職員がフォローアップ訪問もしているので、その時に見聞きしたことをレポートにまとめてホームページなどで公開してもいいかもしれないですね。

しおざき　あとは、これまでそうそうたるメンバーが文庫功労賞を受賞しているわけでしょう。だから歴代の受賞者をホームページに掲載してもいいのでは。それを見て身近な方を功労賞に推薦しようと考える人も出てくると思います。

野尻　本当にそうですね。この方はまだ受賞されていないのか、ということも可視化されますし。財団として表に出せる情報を精査して広報に活かしたいです。

池辺　最後になりますが、伊藤忠記念財団が子ども文庫助成を50年続けてこられたのは、支えてくださった皆様のおかげです。対処すべき課題もありますので、柔軟に形を変えたりもしながら助成活動を続けていく必要があると思っています。

　これまでもその時々で、選考委員の皆様のおかげをもって効果的に助成を行うことができました。これからも皆様と協力し、急速に進むデジタル化という状況にも対応しつつ、しっかりと子どもたちに読書文化を継承していきたいと思います。本日はありがとうございました。

【写真】助成座談会出席メンバーと財団職員の集合写真。

左から、池辺、しおざきさん、島さん、石井さん、野尻、二瓶。

【66P】

【写真】2011年に閉館した東京小中学生センター1階の様子を示すコラージュ画像。自習室、プレイルーム、ワークルームの写真があり、中央にフロア図が配置されている。サイドには、財団のキャラクター『わいわいベア』のぬいぐるみが写っている。

【67P】

##電子図書普及事業

【イラスト】すわって本を読むわいわいベアを正面から描いたイラスト

【68P】

###電子図書普及事業

障害があるために紙の本では読むことが困難な子どもたちへ読書機会を提供することを目指し、電子図書（マルチメディアでいじー規格）の製作・寄贈と、読書バリアフリー研究会の実施を事業の二本の柱としている。

####事業開始までの経緯

　2009年、新しい事業の構想を練る過程で、弱視の子どもたちは自分で読むことができる拡大本が少なく、読書機会に恵まれないことが分かった。さらに、視覚障害に限らず知的障害、肢体不自由、発達障害などの様々な障害により、紙の本での読書に困難さのある子どもたちが大勢いること、また視覚障害者等向けの音訳・点訳図書のほとんどが大人向けで、子どもたちのためのバリアフリー図書がわずかしかないことを知った。そこで、有識者からの助言をもとに、障害のある子どもたちへの読書支援を新規事業として、児童向けのアクセシブルな電子図書の製作・寄贈と、障害のある子どもたちの読書支援について学ぶ機会の提供を進めることにした。

　2010年4月1日に文化庁長官の指定団体に認定され、著作権法第37条第3項により、障害のあるかたに情報提供する場合に限り、著作権者の許諾を受けずに公表された視覚著作物の複製や公衆送信ができるようになった。この事業の中核となる電子図書については、いくつかの候補の中から、汎用性が高いと思われる国際標準規格の「マルチメディアデイジー」を選択した。マルチメディアデイジー図書では、パソコンやタブレット型端末などで目と耳から「読書」を楽しむことができる。読み上げている部分のフレーズに色がつく（ハイライト機能）ため、どこを読んでいるのかが一目で分かる。他にも、文字の大きさ、音声のスピード、文字や背景の色を選べるなど、読み手に合わせてカスタマイズできる機能が備わっているので、読みに困難さのある子どもたちの助けになると考え、財団内で製作を開始した。

【イラスト】マルチメディアでいじー図書の主な対象を示すイラスト。3人の子どもたちと6つの吹き出しが並ぶ。弱視のAくん：字が小さすぎて読めないよ。難聴のBさん：正しい読みや発音が良くわからないの。知的障害のCさん：漢字が読めないから困っています。病弱のDさん：無菌室に持ち込めないの。肢体不自由のEくん：ページをめくることが本当に大変。学習障害のFくん：文章をスラスラ読むことが苦手なんだ。

【69P】

　2011年3月に最初の寄贈を実施。マルチメディアデイジー化した31作品をCD盤に収め、全国の公共図書館（人口20万にん以上の都市）や特別支援学校1,135団体に送付した。各団体にアンケートを実施し、東京都の特別支援学校64校には訪問・電話による聞き取り調査を行った。不具合の有無や利用状況を確認して仕様の改善に努めた。当初はCDをパソコンで再生する際、閲覧ソフト（アミ）をインストールして電子図書を開く仕組みを取っていたが、利用者側のパソコンのセキュリティガードにより読書までたどり着かないケースが多発した。そのため、閲覧ソフトをデータに同梱する方式に変更し、パソコンで自動的に読書を開始できるようにした（Dolphin EasyReader Express。2020年度版以降ChattyBookExpress）。コピーガードの形式も変更し、タブレット型端末や専用機器での利用が可能となった。また、作品の流出などのリスクを想定して、作品データに「電子透かし（デジタル・ウォーターマーク）」を埋め込み、原因となったディスクを特定できるシステムを採用した。

【写真】マルチメディアデイジーの再生画面イメージ図。バージョンブルー「ももたろう」文：浜なつ子 、絵：よこやまようへい。

####わいわい文庫

　仕様を改善したのち、新たにマルチメディアデイジー図書38作品を製作、2012年5月に白いCD盤に収めて、全国の公共図書館、特別支援学校、小中学校等に寄贈した。この時から名称を「わいわい文庫」とした。

【写真】わいわい文庫の看板の写真。もともとは東京小中学生センターの本の部屋の入口に飾っていた。

　これらの作品は、著作権法第37条第3項に基づいて製作・寄贈を行っているため、「受領証」（著作権法の範囲内での利用を確認する書面）の返信をお願いしている。受領証はアンケートも兼ねており、わいわい文庫の利用状況や意見を把握する機会にもなっている。

【写真】2枚のCD盤の画像。左は白いCD盤のわいわい文庫、右は青いCD盤のわいわい文庫バージョンブルー。

　2013年からは、従来の白いCD盤に加え、バージョンブルー（青いCD盤）の寄贈を開始した。白いCD盤の利用は、著作権法第37条第3項に基づき、障害があるために紙の本での読書に困難さのあるかたに限定している。しかし、それでは普及につながらないため、著作権者の了承を得た上で、障害の有無に関わらず誰もが利用できる作品としてバージョン　ブルーを製作している。今では、図書館での広報などで用いられるほか、外国ルーツの子どもたちも利用できる作品として活用されている。

　2015年以降、バージョン　ブルーに「日本昔話の旅」シリーズを加えた。全国各地で語り継がれている昔話や伝説を題材にして、地域の図書館等と協同で製作。図書館が「話の選定」「文」「絵」「音訳」の手配を担当し、財団が「マルチメディアデイジー図書への編集」を行っている。バージョン　ブルーはそのほかに、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構、公益財団法人日本パラスポーツ協会等の協力を得て、ガイドブックやパンフレットをラインアップに加えている。

　2021年2月より国立国会図書館「視覚障害者等用データ送信サービス」に、わいわい文庫の作品を提供しており、2024年6月現在613作品が利用可能となっている。

【70P】

　2023年度までの12年間で製作したわいわい文庫は861作品。そのうちバージョンブルーは250作品である。

　わいわい文庫は、担当の職員が、いっさつずつどのような形で電子化するか、利用者の目線を重視しながらも、本の製作者や著作者の意図を考えて手作りしている。また、わいわい文庫の主な利用対象には日本語の習得段階にある子どもたちを想定しているため、視覚障害者の方々へ音訳を提供している全国音訳ボランティアネットワークや劇団等の協力を得て、正確な発音の温かみある肉声を付加して製作している。そして作品の校正は、読書バリアフリー研究会の参加者を中心に、障害者の読書環境の向上に関して知見のある方々にお願いして作品の品質を確保している。

　製作する作品については、子ども文庫助成事業で選んだ550冊図書リストや人気のある児童書、出版社からの推薦やアンケートによる利用者の希望等を参考に、様々なジャンルの中から選書を行っている。

【写真】全国音訳ボランティアネットワークの総会にて。全国音訳ボランティアネットワーク代表のふじたまさこさんと、元財団職員のやべたけしさんの写真。　

【写真】東京都立八王子東特別支援学校で、わいわい文庫を利用している様子。笑顔を見せる男の子が、先生が持つiPodから再生されるお話を聞いている。

####読書バリアフリー研究会

　2010ねんより、全国各地の図書館等の協力のもと、「読書バリアフリー研究会」を実施（当初の名称は「障害のある子どもたちのための読書サポート講座」、2013年「読書バリアフリー研究会」に改称）。主な対象は図書館員や学校教職員、保護者などで、読みの障害となる様々な要因について理解を深め、支援方法や活用できる機器等について専門家から学ぶ機会としている。初年度は、東京と大阪で実施し、のべ103人が参加した。2021年以降は、オンデマンド配信による研修も取り入れながら、現地会場での研究会も継続して実施している。2023年までの累計参加者数は、会場実施3,614にん、オンデマンド実施2,401にんとなった。

【写真】2019年度に東京都の国立国会図書館国際子ども図書館で実施した、読書バリアフリー研究会。多くの参加者が机に向かい、資料を見ながら講義を受けている様子。

【写真】2023年度に高知県のオーテピアで実施した読書バリアフリー研究会。多くの参加者が机に向かい、資料を見ながら講義を受けている様子。

【71P】

####わいわい文庫の利用を拡げるために

　わいわい文庫の利用促進のため、2013年から有志の特別支援学校や図書館等に利用研究を依頼し、わいわい文庫活用事例の小冊子「わいわい文庫活用じゅつ」の編集・配布を開始した。公共図書館、特別支援学校や小中学校等における活用事例紹介のほか、利用調査報告として、アンケートの集計結果と考察も掲載している。

　ほかにも、読みたい本を選ぶ手助けとして、作品の表紙を掲載した「しょえいポスター」や、全作品を項目別に分類した図書リスト「わいわい文庫エリアマップ」（物語／詩／ノンフィクション／伝記／絵本／紙芝居風／言葉／生き方／社会／戦争と平和／宇宙／地球／生き物／人の体／植物／食べ物／乗り物／スポーツ／アウトドアの19項目に分類）を作成し、わいわい文庫とともに寄贈している。また、財団のホームページにも、これらの資料やわいわい文庫の視聴作品、わいわい文庫蔵書検索ページを掲載している。

　子どもの読書や特別支援教育の関係者が集まる展示会に出展してデモンストレーションを行うことや、各種講演会に招かれた職員が事業説明を行うこともある。対面での広報・普及活動に取り組むことで、わいわい文庫の利用の機会を拡げている。

【写真】「わいわい文庫」のCDと資料いっしき（2019年版）の写真。活用じゅつや、しょえいポスター、エリアマップなど。

【写真】高森ちょうりつ高森北小学校にて、しょえいポスターを使って本を選ぶ児童の様子。読みたい本の、しょえいを指さしている。

【72P】

###電子図書普及事業　わいわい文庫 寄贈先より①
本を持つ、見る、読む、聞く、楽しむことに困難を抱える子どもたちを支える「わいわい文庫」に感謝
東京都立ぼくとう特別支援学校　校長　たむら こうじろう
【写真】東京都立ぼくとう特別支援学校校長、たむら こうじろうさんの顔写真。

　「わいわい文庫」を初めて手にしたのは2011ねん春、新米校長として郵便物の山と格闘中の時でした。CDに同封のお手紙に記されていた全国の特別支援学校に無償提供される理念に感激して、すぐに財団に「このアクションは素晴らしい、読書に親しむことが難しい子どもたちに待望の贈り物です。感謝いたします」とお電話しました。

　すると数日後には職員の皆様が来校され、「どうしたら、もっと活用されるようになるでしょうか」と現場の声を拾いに来てくださったのです。この姿勢「こたえは現場にある」こそが、発展し続ける伊藤忠スピリットなのだと体感しました。その後も定期的に来校され、使い手側の夢や要望に熱心に耳を傾けてくださいました。障害があるために通常の書籍では読むことが難しい子どもたちへの読書支援を目的とした社会貢献事業がしっかりと根付いてほしいとの願いをこめて、「こうあったらいいな！」との思いをお伝えしてきました。
すう例を紹介します。

　「配るだけでは、うもれがち、活用したい学校を募って提供し、活用例を集めましょう」

　「デイジーの使い方や活用方法を広める説明会を各地で開催して仲間を増やしましょう」 

　「物語だけでなく、実用書や趣味・スポーツなどの本も加えて、多様な品ぞろえに」

　「書店の陳列のように、CD内包書籍の表紙画像を並べた提示ぶつがあれば本人が選べます」

　「片道60分乗車のスクールバス車中で楽しめるオーディブルセットを共同研究しましょう」

　「子どもが携行する端末にまとめて収納し、本人が選択視聴できる個人文庫が欲しいです！」

　もちろん私のアイデアなどは微々たるものでしょう。各地の活用フィールドから「もっとこうあったら子どもたちが使いやすいのに」との率直な声を拾い上げて文庫を進化させてくださっています。

　伊藤忠記念財団は、50年前から子ども文庫助成に取り組まれてきて節目の時を迎えられました。障害のある子どもたちに向けて「わいわい文庫」を図書館や特別支援学校に提供する取り組みも2010年から継続されています。この地道な積み重ねが、読書支援に対する理解を広げ、2019年の読書バリアフリー法施行の機運が培われたのです。

　伊藤忠記念財団の先見性ある支援が50周年を迎えられましたこと、おめでとうございます。そして50年後の100周ねん＝2074年に向けての出発に立ち会えたことに感謝いたします。

【73P】

###電子図書普及事業　わいわい文庫 寄贈先より②
マルチメディアデイジーの活用で拡がる子どもたちの可能性
東京都立こうめい学園　つじ なおみ
【写真】東京都立こうめい学園、つじ なおみさんの顔写真。

　伊藤忠記念財団創立50周年にあたり、謹んでお祝い申し上げます。

　私は、貴団体と関わりを持つことになった日をよく覚えています。今から10数年前に京都で行われたエイタック　カンファレンスでマルチメディアデイジー図書の普及活動をされていた矢部様、中村様に「それはどのようなものですか？」と言葉をかけたところが始まりでした。その出会いは、障害のある子どもたちにとって可能性を広げる転機になった瞬間でした。

　障害のある子どもたちにとって苦手な「文字を読むこと」「本のページをめくること」「文字が小さくて見えにくいこと」や「病室に本が持ち込めない」環境において、マルチメディアデイジー図書の存在はそれらのハードルを想像以上に低くしました。文章の読み上げは、ハイライト機能でどこを読んでいるかわかる。文字の大きさや読み上げのスピードも、それぞれの子どもたちに応じて変えることができる……など、読書活動の支援機能は子どもたちの言語活動を促すだけでなく、自分で本を読む楽しさを実感できる以上にそれまで経験することの少なかった「自分でもできた！」という自己有用感を膨らませています。

　今では、1人1台のiPadにインストールされたマルチメディアデイジー図書でどこでも本に親しめる環境が整い、授業での活用も年々増えています。また、この出会いは、経験・体験不足が否めない子どもたちに「あそこに行ってみたいなぁ」「自分もチャレンジしたいなぁ」「家でも読んでみたい」というような興味・関心や、学習への意欲を拡げることにも繋がっています。障害の軽重に関わらずマルチメディアデイジー図書を活用して、お話を届ける「お話宅急便」や「気軽に楽しむ劇活動」など様々な活動を行っていますが、主体的に生き生き楽しむ姿が見られることは嬉しい限りです。

　これも、コロナ禍の混沌とした時期に、当学園本校・分教室へのマルチメディアデイジー図書が搭載されたiPadの寄贈を始めとした貴団体の日頃からの子どもたちへのご支援や、教員への研修機会の提供などの賜物だと考えます。これまでのご支援とご協力に感謝し、今後も子どもたちの可能性を広げるために読書活動の推進と充実に努めていきたいと思います。

　これからも、子どもたちのための時代の流れにそったご活躍とご尽力を期待し、あわせて貴団体の皆様のご健勝を心よりお祈りいたします。

【74P】

###電子図書普及事業　わいわい文庫 寄贈先より③
わいわい文庫とともに
東京都立八王子東特別支援学校　読書活動推進部　もうり まいこ
【写真】東京都立八王子東特別支援学校、読書活動推進部、もうり まいこさんの顔写真。
【写真】東京都立八王子東特別支援学校で、あおむけに寝ている子どもが、そばに置かれたタブレットの画面を見ながら、わいわい文庫のお話を聞いている様子。

　伊藤忠記念財団50周年おめでとうございます。

　本校とわいわい文庫との歩みは、2011年度からと大変長いものになります。以下、大まかになりますがご紹介させていただきます。

2011年：当時のPTAの方がはちとう祭（文化祭）で海の中の写真展示を行ったことがきっかけで作品「海のなかシリーズ」ができました（主人公「ちいたん」はお子さんの名前だそうです）。伊藤忠記念財団の皆様には、何度も本校に足をお運びいただき、読書の様子を見ていただいたり、児童・生徒の感想を聞いていただいたりしました。デイジー図書再生機「プレスクトーク」を導入し、見え方に困難さがある児童・生徒が自分でボタンを押して「聞きながら」読書できるようになりました。

2012年：伊藤忠記念財団よりタブレット端末（iPod10台とiPad１台）が貸与され、校内貸出のシステムを整えました。スクールバス内で読書できたことで登下校の時間が充実したケースや、上肢の動きに制限のある生徒がページをめくる・本を押さえるなどの依頼をせずに一人で読書が楽しめたケース、などの成果がありました。

2022年：わいわい文庫をギガスクール端末（高等部は1人1台端末）にダウンロードして読めるようにしました。夏休みなど長期休業時も、自宅でたくさん読むことができます。

　最近のわいわい文庫の活用についてご紹介します。

小学部３年Kさん：１年生からお昼の注入時間にデイジー図書を読むことを日課として取り組んでいます。表紙の写真から気になる本を選び、自分で「のじぎく」にダウンロードする作業もお手の物です。これまで読んだ本の種類は100冊を超えました（先日、一緒に数えた本人も「100冊ってすごくない!?」と驚きと喜びに溢れていました）。学年が上がるにつれて長編の物語も楽しめるようになり、さらなる意欲や自信にも繋がっています。

小学部３年Mさん：昨年度から自習の一環として、給食後にデイジー図書を読んでいます。聴覚面の困難さから読むことに課題がありますが、デイジー図書によって楽しめる本の幅が広がりました。「俺、これ（タブレット端末）で本読むのが好き！良い声で読み聞かせしてくれて、読んでいるところを黄色い線で教えてくれる」と嬉しそうに話しています。

高等部1年Hさん：6月に1人1台端末が使えるようになりました。早速保護者の方にアプリ「のじぎく」を入れていただきました。お昼の注入に2時間かかるため、その間読書を取り入れています。

令和5年度卒業生Sさん：在学中は、毎朝個別課題学習の時間にわいわい文庫で読書していました。「睡眠とカラダ」「なっとう、さんがね…」など好きな作品は繰り返し読むタイプです。POPづくりや八東ビブリオバトルなど校内の読書行事でもわいわい文庫で読んだ作品を選び、取り組みました。がっき末の表彰では「デイジー賞」に3回輝きました。卒業後も、余暇としてわいわい文庫を含めたデイジー図書の読書環境を整えているところです。

　本へのアクセスが困難であっても、見え方や読むことそのものに困難さがあっても、知識を得る喜びや物語の世界に親しみ楽しさを感じる時間が手に入ること。今後も児童・生徒の実態に応じた読書環境の充実に向けて実践を積み重ねていきたいと思います。

【75P】

###電子図書普及事業　わいわい文庫 寄贈先より④
読むことに困難がある子の世界を広げるわいわい文庫
松江市立島根小学校　いのうえ しょうこ
【写真】松江市立島根小学校、いのうえ しょうこさんの顔写真。

　50周年、おめでとうございます。

　どの学校にもどの教室にも、学びにくさのある子がいることがだんだんと周知されてきましたが、未だに多くの学校図書館では「紙の本」しかない現実が続いています。そんな中で、「知りたい情報に出会う」ことも、「お話に入り込み、心躍らせる」ことも体験できずにいた「読むことに困難がある子どもたち」にとって、貴団体が提供してくださる「わいわい文庫」は、間違いなく大きな希望の光です。

　音の情報があり、視覚的に捉えやすい条件にカスタマイズすることができるマルチメディアデイジー図書に出会って、やっと「もっと読みたい」と言えた子に、何人も出会いました。

　「わいわい文庫」なら、読むことに困難がある子でも、「自分で」「読みたいときに」「読みたいペースで」読むことができます。それは、本来であれば「当たり前」のはずです。だからこそ「読書」は自分の中に深く浸透し、たくさんの喜びと気づきを与えてくれるのではないでしょうか。

　読むことに困難がある子どもたちは、紙の本からスムーズに情報を受け取ることができません。文字を音に変えることに多くのエネルギーを使ってしまう子は、内容をイメージするところまで辿り着けません。どこを読んでいるのかを頻繁に見失ってしまう子は、内容がつながっていきません。結果として、「本に浸る」ことも、「必要な情報にアクセスする」こともできなくなってしまうのです。

　知的障害特別支援学級に在籍していたAさんは、自分の思いをうまく言葉にできずにいました。文字への関心も薄く、読み聞かせは好むものの自分から手に取る本は図鑑ばかりで、好きな生物の写真をずっと眺めていました。そんなAさんがわいわい文庫を自分の端末で読み始めたのは、2年生の冬でした。そこからのAさんの読書へののめり込み方は凄まじく、毎日、5冊も6冊もの本を読み続けました。その姿を見て、「ああ、ずっと読みたかったんだな」と、胸が締め付けられたことを、今も鮮明に覚えています。

　その後、読書が日常の喜びの一つになっていく中で文字の習得も進み、文字や言葉で想いを伝えることもできるようになり、Aさんの世界はどんどん広がっていきました。

　今では、たくさんのジャンルの本に興味を持つようになり、「これ何?」「どういうこと?」と質問しながら読み進めていく姿も見られます。読書がたくさんの可能性の扉を開いてくれたと感じています。

　Aさんのように「自分で読書を楽しめる」ために、わいわい文庫を必要としている子がたくさんいます。どうかこれからも、彼らに「読書の喜び」を届けていただければ嬉しいです。必要な子にわいわい文庫の情報が届くよう、私も微力ながら啓発を続けていきたいと思います。

【76P】

###電子図書普及事業　わいわい文庫 寄贈先より⑤
伊藤忠記念財団のわいわい文庫にとても感謝しています
公益社団法人日本図書館協会　障害者サービス委員会委員長　さとう せいいち
【写真】公益社団法人日本図書館協会、障害者サービス委員会委員長、さとう せいいちさんの顔写真。

　伊藤忠記念財団設立50周年、誠におめでとうございます。

　視覚障害者のための録音資料は、オープンリール→カセットテープ→音声デイジーと進化し、それに伴い利便性が圧倒的に高まり、利用も大幅に増えていきました。その後、視覚障害者だけではなくさまざまな障害者が使えるマルチメディアデイジーが登場します。マルチメディアデイジーはいろいろな障害に応じて利用できる大変優れた資料です。あるディスレクシアの方が、「マルチメディアデイジーが昔からあれば私はこんなに苦労することはなかった」と話されていたことが印象的です。

　ところが、マルチメディアデイジーは製作の難しさもありなかなか普及しない現状がありました。そのような中で登場したのが伊藤忠記念財団の「わいわい文庫」です。わいわい文庫を特別支援学校や希望する公共図書館に無償で寄贈していただき、これによって初めてマルチメディアデイジーを手にした人も多かったのではないでしょうか。CDに再生ソフトを入れていただいていたのも大変よかったです。パソコンですぐ再生することができました。

　わいわい文庫は、マルチメディアデイジーを日本に普及するための最も優れた実践となりました。また、その後誰でも使える「ブルー版」の提供、各地の民話をマルチメディアデイジーに編集した「日本昔話の旅シリーズ」、わいわい文庫のコンテンツを国立国会図書館のみなサーチに登録してオンライン上でいつでも利用できるようにしたこと等、新たな取り組みもその普及に大変役立っています。

　全国各地で開催されている「読書バリアフリー研究会」も、バリアフリー図書やサービスの普及に大きな貢献をしています。

　伊藤忠記念財団のおかげで今の日本のマルチメディアデイジーがあるといって過言ではないと思います。今までの活動に感謝すると共に、今後のさらなる活躍に期待しています。

【イラスト】座って本を読むわいわいベアのイラスト

【77P】

###電子図書普及事業　わいわい文庫 寄贈先より⑥
これまでも、これからも。成長と共にあるわいわい文庫
ブルーバードの会〜東京都港区に住む障害・病気・医療的ケアじの会〜　副代表　かどくら えみ
【写真】かどくらさんの息子さんが、ベッドに横たわり、アームスタンドに取り付けたタブレットの画面を見ながら、わいわい文庫のお話を聞いている様子。

　わいわい文庫に初めて触れたのは、息子が5歳の時でした。

　就学を見据え、もっと読書の機会を増やしたい。でも重い肢体不自由で、本を持つどころかページをめくることもできない息子に、私がずっと読み聞かせをするわけにもいきません。そんなおりにわいわい文庫を知り、地域の医療的ケアじ団体を通じてCD-ROMを提供いただきました。

　人気の本や名作、科学、各地の昔話など、バラエティ豊かなラインナップで届くのが毎年の楽しみです。自分では選ばないような本も、読み始めたら止められないほどハマることも。今では息子のiPadに常時300冊程度のマルチメディアデイジー図書が入っています。

　iPadアプリは「いーリーダー」を主に使いますが、本のタイトル一覧では表紙画像が分からないため、息子はタイトルだけで選び、読み始めてから気に入らなくて本を閉じることも度々あります。

　実はそんな体験も大切なのだと、最初は気づきませんでした。時間を無駄にしないように、息子が気に入りそうな本、親の立場で読んでほしい本だけを「読ませていた」のです。

　今では息子自身がiPadのスイッチコントロールで操作し、時間がかかっても、気に入る本が見つからなくても、自分の力で好きな本を見つけ出し、自由に楽しむことができるようになりました。親がすべきは、子どもが成長できる環境を整え、見守ることなのだと息子の姿に教わりました。

　息子は現在小学6年生です。iPadを車椅子につけて通学し、学校でもわいわい文庫を活用しています。

　例えば、図書の授業で（学校図書館で）わいわい文庫を読んだり、読書感想文の本を選んだり。図書係の仕事でおすすめの1冊をクラス発表する際は、わいわい文庫から選んで再生したこともありました。

　保護者視点での最近の大きなトピックスとしては、サピエ図書館経由で、わいわい文庫の図書データを直接iPadアプリへダウンロードできるようになった点を挙げたいです。それまでは毎年CD-ROMをPCで取り込んでからiPadへ転送する作業をしていたので、このオンライン対応には、おおだすかりです。

　そして、この原稿を書いているまさに今日、息子は国語の授業で「ビブリオ・バトル」に初参戦します。これは京都大学発の書籍紹介トーナメント戦方式で、持ち時間内でおすすめの1冊を発表し、投票でチャンピオン本を決めるというもの。息子が選んだのは、やっぱりわいわい文庫からの1冊、「注文の多い料理店」でした。

　昨日はわいわい文庫で繰り返し読み、山猫や二人の紳士の面白いポイントを考え、書籍紹介の文章を仕上げました。本番バトルで緊張して声が出ない、なんてことは起きないのがiPadを使うメリットでもありますね。

　我が家になくてはならないのがわいわい文庫。これからもたくさん活用させてください。

【78P】

###電子図書普及事業への寄稿
「わいわい文庫」から広がる読書の可能性　のぐち たけのり

専修大学文学部教授。公益社団法人全国学校図書館協議会理事長。図書館情報学を専門とし、主に読書バリアフリーや子どもの読書活動に関する研究を行う。現在、放送大学客員教授、新宿区子ども読書活動推進会議議長なども務める。主な著書に『学校の「読書バリアフリー」はじめの一歩』（学事出版、2024年）など。

【写真】のぐち たけのりさんの顔写真。

####伊藤忠記念財団と「読書バリアフリー」

　公益財団法人伊藤忠記念財団（以下、財団）の50周年、誠におめでとうございます。読書バリアフリーを専門とする筆者と財団との最初の関わりは、マルチメディアデイジー形式の電子図書「わいわい文庫」の製作と寄贈の事業（電子図書普及事業）が始まる2010年前後のことでした。以来、電子図書普及事業を中心にお世話になっております。

　財団が50周年を迎える2024年は、「読書バリアフリー法」（視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律）制定5周年でもあります。「読書バリアフリー法」制定によって、「読書バリアフリー」という言葉は、かなり浸透したように思います。2023年に『ハンチバック』で第169回芥川龍之介賞を受賞されたいちかわさおうさんが「読書バリアフリー」の推進を訴えたことで、一層浸透したように思います。しかし、財団では、2010年から毎年各地で「読書バリアフリー研究会」を開催するなど、他に先駆けて「読書バリアフリー」を掲げて事業を展開してきました。その先見性には驚くばかりです。

####「わいわい文庫」の意義と必要性

　紙の図書を読むことに困難を感じる人は年齢問わず少なくありません。読むことに困難を感じる理由は、（1）視覚障害や発達障害、肢体不自由などにより「視覚による表現の認識が困難」なため、（2）外国にルーツのある人など第一言語が日本語ではないため、（3）読み書きを習う機会をいっしてしまったため、などさまざまです。

　このうち、5年前に制定された「読書バリアフリー法」が対象としているのは、（1）に該当する人々です。「著作権法」では、（1）に該当する人々のためであれば、どのような図書でも、その図書の著作権者に無許諾で、全国の図書館や文化庁の指定団体は音声化や電子化などの複製（媒体変換）と公衆送信を行えると規定しています（著作権法第37条第3項）。

　財団は、文化庁の指定団体になっています。「わいわい文庫」には「白い盤面」と「青い盤面（以下、バージョンブルー）」の2種類の作品群がありますが、「白い盤面」の作品群はこの「著作権法」の規定により製作されています。そのため、「白い盤面」の作品群は、（1）に該当する人々だけが利用できることになります。一方で、「バージョンブルー」の作品群は、著作権者に許諾をとって製作した作品や財団のオリジナル作品のため、（2）や（3）に該当する人々を含むすべての人々が利用できます。このように、読書から「誰一人取り残さない」を意識して製作されているのが財団の「わいわい文庫」なのです。

【79P】

　子どもを例にみると、（1）に該当する子どもは、特別支援教育を受けているか、そのニーズのある子どもと大きく重なります。しかも、その人数・割合は、ここ10年で2倍に増加しています（図1）。また、（2）に該当する日本語指導を受ける外国にルーツのある子どもも増加傾向にあります（図2）。

　このような子どもの現状を受けて、文部科学省が2016年に全国の教育委員会等に通知した「学校図書館ガイドライン」には次のような記述があります。「発達障害を含む障害のある児童生徒や日本語能力に応じた支援を必要とする児童生徒の自立や社会参画に向けた主体的な取組を支援する観点から、児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた様々な形態の図書館資料を充実するよう努めることが望ましい。例えば、点字図書、音声図書、拡大文字図書、LLブック、マルチメディアデイジー図書、外国語による図書、読書補助具、拡大読書き、電子図書等の整備も有効である」（下線は筆者による）。「わいわい文庫」のようなマルチメディアデイジー形式の電子図書の整備が有効であると明示されています。また、「読書バリアフリー法」の内容もふまえて、政府が2023年に閣議決定した「第五じ子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」では、基本的方針の1つに「多様な子どもたちの読書機会の確保」を位置づけました。ここでも、具体的な取り組み内容として電子図書の整備・充実が挙げられています。

　マルチメディアデイジー形式の電子図書は、電子図書のなかで最もアクセシビリティが高いとされています。音声読み上げ、読み上げ部分の文章のハイライト、文字の拡大、背景しょくの変更など、利用する人々のニーズにあわせて自在に対応できます。アクセシビリティの高さから、いま整備・充実が望まれているのです。

【図1】　特別支援教育を受ける子どもの状況。出典：内閣府「令和5年版障害者白書」2023年。

特別支援学校等の児童生徒の増加の状況（2012から2022）

直近10年間で義務教育段階の児童生徒数は１割減少する一方で、特別支援教育を受ける児童生徒数は倍増。

特に、特別支援学級の在籍者数（2.1倍）、通級による指導の利用者数（2.5倍）の増加が顕著。

義務教育段階の全児童生徒数は、2012年度1,040万にんから2022年度952万にんに減少（0.9倍）。

特別支援教育を受ける児童生徒数は、2012年度30.2万にん（義務教育段階の全児童生徒数の2.9％）から2022年度61.8万にん（義務教育段階の全児童生徒数の6.5％）に増加（2.0倍）。

特別支援教育を受ける児童生徒数の内、特別支援学校（視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱）の生徒数は、2012年度6.6万にん（義務教育段階の全児童生徒数の0.6％）から2022年度8.2万にん（義務教育段階の全児童生徒数の0.9％）に増加（1.2倍）。

特別支援教育を受ける児童生徒数の内、小学校・中学校の特別支援学級（知的障害、肢体不自由、身体虚弱、弱視、難聴、言語障害、自閉症・じょうちょ障害）の生徒数は、2012年度16.4万にん（義務教育段階の全児童生徒数の1.6％）から2022年度35.3万にん（義務教育段階の全児童生徒数の3.7％）に増加（2.1倍）。

特別支援教育を受ける児童生徒数の内、小学校・中学校の通常の学級（通級による指導）（言語障害、自閉症、じょうちょ障害、弱視、難聴、LD、ADHD、肢体不自由、病弱・身体虚弱）の生徒数は、2012年度7.2万にん（義務教育段階の全児童生徒数の0.7％）から2022年度18.2万にん（義務教育段階の全児童生徒数の1.9％）に増加（2.5倍）。

注：通級による指導を受ける児童生徒数（18.2万にん）は、最新の調査結果である2021年度通年（こっこう私立）の値を用いている。なお、2012年度の通級による指導を受けている児童生徒数（7.2万にん）は、5月１日時点（公立のみ）の値。 

【80P】

【図2】　日本語指導が必要な外国にルーツのある子どもの状況。出典：文部科学省「日本語指導が必要な児童生徒の、うけいれ状況等に関する調査結果の概要（速報）」2022年。

平成20年度＝合計28,575にん。内訳は、ポルトガル語＝11,386にん、中国語＝5,831にん、フィリピノ語＝3,367にん、スペイン語＝3,634にん、その他の言語＝4,357にん。

平成22年度＝合計28,511にん。内訳は、ポルトガル語＝9,477にん、中国語＝6,154にん、フィリピノ語＝4,350にん、スペイン語＝3,547にん、ベトナム語＝1,151にん、英語＝717人、韓国・朝鮮語＝751人、その他の言語＝2,364にん。

平成24年度＝合計27,013にん。内訳は、ポルトガル語＝8,848にん、中国語＝5,515にん、フィリピノ語＝4,495にん、スペイン語＝3,480にん、ベトナム語＝1,104にん。英語＝644人、韓国・朝鮮語＝624人。その他の言語＝2,303にん。

平成26 年度＝合計29,198にん。内訳は、ポルトガル語＝8,340にん、中国語＝6,410にん、フィリピノ語＝5,153にん、スペイン語＝3,576にん、ベトナム語＝1,215にん。英語＝777人、韓国・朝鮮語＝614人。その他の言語＝3,113にん。

平成28年度＝合計34,335にん。内訳は、ポルトガル語＝8,779にん、中国語＝8,204にん、フィリピノ語＝6,283にん、スペイン語＝3,600にん、ベトナム語＝1,515にん。英語＝982人、韓国・朝鮮語＝627人。その他の言語＝4,345にん。

平成30年度＝合計40,755にん。内訳は、ポルトガル語＝10,404にん、中国語＝9,712にん、フィリピノ語＝7,919にん、スペイン語＝3,788にん、ベトナム語＝1,845にん。英語＝1,106にん、韓国・朝鮮語＝595人。その他の言語＝5,386にん。

令和3 年度＝合計47,619にん。内訳は、ポルトガル語＝11,956にん、中国語＝9,939にん、フィリピノ語＝7,462にん、スペイン語＝3,714にん、ベトナム語＝2,702にん。英語＝1,945にん、日本語＝1,929にん、韓国・朝鮮語＝466人。その他の言語＝7,506にん。

####「わいわい文庫」の普及状況

　では、マルチメディアデイジー形式の電子図書の普及状況はどうなっているのでしょうか。地域の公共図書館における所蔵率の推移は、ひょう1の通りです。財団が「わいわい文庫」の製作に着手し始めた2010年はわずか1.3％の所蔵率でしたが、その後、着実に増加しています。ここには、「わいわい文庫」の寄贈が大きく寄与していることは間違いありません。

【ひょう1】　公共図書館におけるマルチメディアでいじー所蔵率の推移

調査年　2010年　所蔵率　1.3％　2017年　15.4％　2021年　21.4％

（2010年と2017年は国立国会図書館調査、2021年は全国公共図書館協議会調査）

　また、学校種別に学校図書館における所蔵率（2020年）をみると、ひょう2の通りです。特別支援学校（小学部）では、4分の1の学校で所蔵されていることがわかります。これも財団による「わいわい文庫」寄贈の効果といえるでしょう。先に紹介した図1の通り、小学校などでも特別支援教育を受ける子どもは増加しています。しかし、小学校などでは、まだ所蔵が無いに等しい状況です。小学校などでは、2019年に打ち出された「GIGAスクール構想」を受けて、すでに1人1台端末の環境が整いました。つまり、マルチメディアデイジー形式の電子図書を利用しやすい環境が整ったわけです。ところが、端末というハードは整っても、電子図書というソフトがまったく足りていない現状にあるのです。

【ひょう2】　学校図書館におけるマルチメディアでいじー所蔵率（2020年）

学校種　小学校　所蔵率　1.3％　中学校　1.0％　高等学校　0.6％　特別支援学校（小学部）　25.8％

出典：文部科学省「令和2年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果について」、2021年

　公共図書館、学校図書館ともに、マルチメディアデイジー形式の電子図書の一層の整備・充実が望まれます。ここに資する「わいわい文庫」への期待はますます大きくなっていくものと思われます。

【81P】

####「わいわい文庫」の展望

　これまでの「わいわい文庫」は、CD形態で公共図書館や学校図書館に寄贈してきました。しかし、こんにちの多くの端末、特に学校で子ども1人ずつが持つタブレット端末には、CDドライブが付いていません。そのため、財団が毎年行っている「わいわい文庫」利用者を対象としたアンケートでは、ここ数年、「わいわい文庫」のオンライン配信を望む声が増えています。

　すでに2021年度からは国立国会図書館の「視覚障害者等用データ送信サービス」（図3）というオンラインサービスによって「わいわい文庫」の「白い盤面」の作品群が配信されています。ただし、このサービスを利用できるのは、本稿ですでに述べた（1）の「視覚による表現の認識が困難」な人々に限られます。また、利用したい公共図書館や学校図書館は国立国会図書館に申請して承認を受ける必要があります。そのため、もっと簡便に利用できる配信システムがほしいとの意見も聞かれます。「わいわい文庫」にアクセスできるルートが増えれば、それだけ利用の可能性も高まりますから、ぜひ「わいわい文庫」のオンライン配信の検討を進めてほしいと思います。

【図3】　「視覚障害者等用データ送信サービス」のしくみ。出典：国立国会図書館ウェブサイト

国立国会図書館が、公共図書館、大学図書館、学校図書館、ボランティア団体などからデータを収集し、送信承認館を通じて、視覚障害者等利用者にデータを提供するしくみ。国立国会図書館から視覚障害者等利用者へ直接データを送信する経路もある。

　ところで、2020年にコロナかになって以降、全国の公共図書館や学校図書館では急速に電子図書館の導入が進んでいます。ひょう3は、公共図書館における導入率の推移を示しています。間もなく5割に迫ろうという導入率です。電子図書館は、利用対象者を限定することなく、希望すれば誰でも利用できます。このことは、「わいわい文庫」の「バージョンブルー」の作品群と同じです。

【ひょう3】　公共図書館における電子図書館導入率の推移

調査ねん 2019年 導入率 10.2％ 2020年 12.8％ 2021年 26.9％ 2022年 34.3％ 2023年 45.1％

（一般社団法人電子出版制作・流通協議会による各年調査）

　こうした状況にあって、「わいわい文庫」の存在意義は低下してしまうのでしょうか。筆者はそうは思いません。その理由はいくつかあります。電子図書館で利用できる電子図書は、マルチメディアデイジー形式ではないので、音声読み上げなどが可能な作品がまだ少ない現状です。また、音声読み上げができる作品も、機械による合成音声（TTS）での読み上げのため、特に子どもの利用にはあまり向きません。やはり、アクセシビリティを考慮するならば、「わいわい文庫」などのマルチメディアデイジー形式の電子図書の存在はこれからも変わらず必要なのです。

　とはいえ、両者は対立する関係にあるわけではありません。今後は、誰でも利用できる電子図書館に、同じく誰でも利用できる「わいわい文庫」の「バージョンブルー」の作品群を搭載して配信していくなどの取り組みも考えられるでしょう。

　読書から「誰一人取り残さない」バリアフリー社会の実現に向けて、財団にはこれからも「わいわい文庫」をはじめ各種事業を積極的に展開してほしいと願っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

【82P】

###電子図書普及事業 座談会

2010年より実施してきた「障害のある子どもたちへの読書支援事業」。この事業の軸となる「わいわい文庫」の意義と今後の課題について、音訳者や現場で活用に取り組む方々をお招きし、お話をうかがった。

2024年8月22日（木）

伊藤忠商事東京本社ビル22階レセプションホール

【写真】電子図書普及事業座談会出席メンバーの集合写真。後列左から、いそぐちさん、なりまつさん、ふじたさん、前列左から、宮下さん、いりかわさん、なまいさん。

####「わいわい文庫」【注釈1】との関わり

池辺　本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。伊藤忠記念財団（以下、財団）は、今年9月30日で設立50周年を迎えました。この記念すべき年に、2010年からスタートした電子図書普及事業部の活動を振り返るとともに、これまで「わいわい文庫」に関わっていただいた皆さんと、いろいろな意見を交換させていただければと思っています。

　本日は5人の先生がたにお集まりいただきました。また、財団で「わいわい文庫」の製作に携わっている中村、山根も出席しております。そして、司会進行は電子図書普及事業部立ち上げの時からご協力いただいている読書工房の成松さんにお願いしております。

　それでは成松さん、進行をどうぞよろしくお願いします。

成松　成松一郎と申します。2004年に読書工房という出版社を始めて、今年でちょうど20年になります。それまでは、いろいろな出版社で編集の仕事をしてきたのですが、思うところがあり、読書バリアフリーを専門とする会社を立ち上げました。

　「わいわい文庫」が誕生するきっかけは、2009年ごろのことです。財団が運営されていた東京小中学生センター【注釈2】が閉鎖されることになり、今後どんな事業をしていったらいいだろうかというご相談を受けました。当時、筑波大学附属視覚特別支援学校のうのかずひろ先生がよくテレビに出演し、弱視の子どもたちが使う拡大教科書の不足を訴えていた時期でした。財団では文字を読みやすい大きさに書き直す拡大写本を製作する構想があったようですが、私は、電子媒体にしたほうがいろいろな子どもたちにとって役に立つのではないかというお話をしました。その結果、マルチメディアデイジー図書（以下、マルチメディアデイジー【注釈3】）を作るということになり、そこからかなりのタイトル数を毎年寄贈する事業がスタートしたというわけです。

【83P】

　本日ご出席いただいている皆さんも「わいわい文庫」に関わってこられていますので、これからそれぞれの自己紹介とともに「わいわい文庫」についてお話を伺えればと思います。

【写真】有限会社読書工房代表　なりまつ いちろうさんの写真　

藤田　全国音訳ボランティアネットワークの藤田　まさこ、と申します。私たちの会は2006年に、全国で音訳ボランティアとして活動している仲間に一度会いたいね、という思いから始まりました。全国大会には900人近いかたから参加希望があったのですが、会場の関係で800人に絞って開催しなければなりませんでした。その熱気に押されて、2007年にはネットワークの設立総会を開き、今に至っています。

　最初、東京小中学生センターに集まって障害のある子どもたちのための電子図書を作るというお話を伺った時は、「マルチメディアデイジーって何？　私たちは音訳よね」という話をしていたのですが、「子どもたちのため」というキーワードに共感し、「それならやらなくては」とお手伝いをさせていただくことになりました。ただ、それまで音訳は視覚障害者の大人向けが中心で、子ども向けや他の障害があるかた、むけに作ったことがなかったので、どんな読み方をしたらいいのか探るのが一番大変でした。音訳というのは、意味のひとかたまりで読むんですね。そうしないとプツプツ途切れてとても聞きにくい。でも、子ども向けの場合は句読点でしっかり区切るという方針があったので、それで本当に子どもたちが喜んで聞いてくれるのかな、という悩みを抱えながら続けてきました。

　それでも、「子どもたちの笑顔のために」という、やべたけしさん（前電子図書普及事業部長）の熱い思いに引っ張られて、ずっとご一緒させていただいています。

みやした　墨田区立ひきふね図書館で障害者サービスを担当している宮下　ひでみ、と申します。墨田区には、ひきふね図書館を含めて4つの図書館と3つのコミュニティー会館、1つの情報コーナーがあります。ひきふね図書館は中央館としての役割を担っており、財団さんから寄贈いただいた「わいわい文庫」を活用させていただいています。貸し出しはもちろんのこと、「日本昔話の旅」【注釈4】にも参加させていただき、活用事例を「わいわい文庫活用じゅつ」【注釈5】に載せていただいたこともありました。

　私は図書館勤務が4年目で、それまでは全く違う部署にいたので、最初はマルチメディアデイジーについて何も知りませんでした。初めてマルチメディアデイジーを使ったおはなし会を見たのは、放課後等デイサービスだったのですが、天井にプロジェクターでマルチメディアデイジーを投影させて、座位が保てない子たちもみんなで楽しんでいる様子を見て「こんなふうに一緒に見られるんだ、すごいな」と思ったことを覚えています。

　現在は、LLブックや大活字本、仕掛け本や布の絵本をセットにして「りんごの棚」として展示しています。そこにマルチメディアデイジーを置いて、バージョンブルー【注釈6】の一般の貸し出しもさせていただいています。また、夏休みに向けて読書支援が必要な子どもさんと保護者の方を対象に1組45分間ほどの図書館ツアーを行い、最後に何でも1つ好きなマルチメディアデイジーを選んで親子で一緒に見てもらっています。写真や図鑑が好きと言っていたお子さんが、意外にも物語の絵本を選んで最後まで読めたので親御さんがびっくりしていたのが印象的でした。

【84P】

　図書館ではマルチメディアデイジーをCD媒体で貸し出しているのですが、今はCDを再生できる機器が少なくなってきており、その利用が難しくなっています。「サピエ図書館」【注釈7】や「デイジー子どもゆめ文庫」【注釈8】をご案内しても、継続的な利用に結びつかないことが多く、この点が悩みですね。

入川　入川加代子と申します。私は現在、鳥取大学附属特別支援学校で司書をしています。以前は県立聾学校に勤務していました。現任校で以前、司書教諭をされていたこじまようこ先生からお声がけいただき着任、マルチメディアデイジーに出会いました。児島先生はマルチメディアデイジーを使った授業実践をしておられて、私は初めてティーム・ティーチングとして授業に参加しました。その後も司書教諭と連携して授業実践に取り組んでいます。先生がたは、生徒に分かりやすくて楽しめる内容かどうか、発達年齢相応なものか、取り組みやすさ等を考えマルチメディアデイジーを選ばれています。

　実際にマルチメディアデイジーを使った授業は、生徒たちの反応が大きく、楽しく学習している様子が見受けられます。

　司書の役割は、主にマルチメディアデイジーの紹介や関連本のブックトークなどですが、図書館にいるときとは違う生徒の様子が分かる貴重な時間となっています。中学部では物語や詩、実験や体験できるものなど、主に授業での活用が中心です。

　小学部では、短いおはなしが人気です。昼休憩に図書館へ来て、気に入った絵本のマルチメディアデイジーを自分でパソコンに入れて、おはなしを楽しむ姿があります。パソコン操作にも慣れ「また、これが見たいんだよねー」と同じおはなしを繰り返し楽しんで見ています。すっかりセリフを覚えるまでになりました。シリーズものが大好きで、「このおはなしのマルチメディアデイジーはないの？」とリクエストもしてくれます。新年度に行う「図書館オリエンテーション」では、必ずデイジーの紹介をするのが定番です。新しく学校に入学した児童、生徒はデイジーを知らないので、画面に映すと興味深く、じっくりと見てくれています。本校では「わいわい文庫」をすべてCDに分割しています。

　司書が分割していたのですが、現在は高等部の作業班に一部を依頼しています。先生がたは「いい作業内容なのでぜひやらせてください」と言ってくださり、とても助かっています。

　一方で、苦労しているところもあります。校内での授業や余暇では活用されているマルチメディアデイジーですが、本と同じようには貸し出しができていません。もっと気軽に借りてもらえるような図書館側の工夫が必要だと思っています。また、今後は保護者さん、職員向けの研修会などを計画し、もっとデイジーの良さを広めていければと考えています。

【写真】富田林市立大伴小学校講師　いそぐち たえこさんの写真　

【85P】

磯口　磯口多恵子です。私は大阪の富田林市立おおとも小学校で通級指導教室を担当して6年目になります。その前はおお伴小で支援学級を、さらにその前は通常学級を担当していました。「わいわい文庫」との出会いは、支援学級を持っていた時に、元大阪教育大学の金森裕治教授のマルチメディアデイジー研究会に参加したことがきっかけです。「こんなにいいものが無料でもらえるのか」と、すぐに取り寄せて活用を始めました。

　現在、大伴小学校の支援学級は８クラスあり、自立活動として図書の時間に「わいわい文庫」を活用しています。また、通級指導教室では1対1や少人数での指導に利用しています。毎年送られてくるCDは職員会議で紹介し、私の机の上に置いて先生がたが手軽に手に取れるようにしています。さらに、最近では読みに困難さのある子どもたちが「わいわい文庫」を持ち帰り、「本読み」の宿題として活用している学校もあると聞き、いろいろな使い方ができるんだなと思いました。保護者の方からは、課題図書が「わいわい文庫」にあるといいのに、と言われています。

　富田林市には16校の小学校と8校の中学校がありますが、昨年からすべての学校に通級指導教室が設置されました。 私は夏季研修で「わいわい文庫」を紹介するコーナーを担当していますが、毎年新しい先生が来られて、「マルチメディアデイジーって何？　わいわい文庫って何？」という人が何人もおられるので細く長く続けていかなければならないと思っています。富田林市は２年前から日本障害者リハビリテーション協会のマルチメディアデイジー教科書を使えるようになったので、マルチメディアデイジーの存在が情報として知れわたったことがよかったのだと感じています。

　ただ、アイ、シー、ティーが得意な先生がいる学校では活用できていますが、そうでないところはCDがうまく作動しないなど、なかなか使いにくいという声もあります。そういう点の解決を図ってもらえたらありがたいです。

【写真】鳥取大学附属特別支援学校司書　いりかわ かよこさんの写真

なまい　東京都立しかもと学園の、なまい　すみこと申します。前任校のぼくとう特別支援学校でマルチメディアデイジーを知り、「こんないいものがあるんだ」と財団さんに連絡したところ、矢部さんがひょいと来てくださり、すごくお世話になりました。

　最初は分からないことも多く、小さなチラシを作り、「図書館にはこんなものがありますよ、使ってみませんか」と先生がたに宣伝する小さな活動から始めました。自分でも、言葉でコミュニケーションができるお子さんの学習グループの担任の時に、劇学習の導入として子どもたちに分かりやすいかなと思って使っています。それから、給食時間の医療的ケアの時など、子どもたちはぼんやりと天井を見ているか寝ていることが多かったのですが、マルチメディアデイジーを見せて「どれにする？」と言って選択の勉強にもできたり、目の動きに合わせて速さや音声を変えたり、いろいろと工夫をして活用していました。

　一番の関わりとしては、重いまひがあるものの知的にはノーマルなお子さんが本校にいて、百人一首を学習した時のことです。このお子さんは、百人一首はやりたいが札を取ることができない。でも100枚の札を大きくしたら大変なことになってしまう。そこで矢部さんに相談したところ、特別支援学校の子どもたちが札を読み、都立高校の美術部の生徒さんたちが絵を描くという、大掛かりなマルチメディアデイジーを作ってくださいました。それを使ったお子さんが、まさか現実になるとはとびっくりしてとても喜んでいる姿が本当に印象的でした。そんなこともあって、マルチメディアデイジーが肢体不自由の子どもたちにとって必要だということが少しずつ根付いてきたのかなと思っています。

【86P】

　コロナの時期は分散登校になり、子どもの数に対して大人の数が少なくて授業がまともにできない状況でした。その時もマルチメディアデイジーは大活躍しました。子どもたちに「今日はどれにする？　その続きの本は図書館にあるよ」と投げかけた上で、本は持って帰ってもいいということにして活用できました。

　現在勤務しているしかもと学園は、活発に図書活動をしている学校なのですが、都立特別支援学校には司書がいないので教員が頑張るしかなく、図書館に情熱を注ぐのがなかなか難しくなり、宣伝がうまくできていません。「わいわい文庫」を毎年送っていただくのですが、活用しきれないまま1年が過ぎてしまっています。余暇の利用として、スクールバスで移動中にタブレットを使ってマルチメディアデイジーを見られたらいいなと思っています。めくるのが難しい子どもたちにとって、耳からの読書になるし、マルチメディアデイジーは絵も付いているので想像力が豊かになるだろうなと思いつつも、なかなか進まないのが現状です。

　本校も今年初めて教員向けに図書館の使い方研修を行いました。マルチメディアデイジーの必要性を感じているので「こういう図書もありますよ」と広めていけたらいいなと思っています。

【写真】全国音訳ボランティアネットワーク代表　ふじた まさこさんの写真

####「わいわい文庫」の面白さと難しさ

成松　入川さん、磯口さん、生井さんにお聞きしますが、それぞれの学校では公共図書館とのつながりはどうですか。

入川　鳥取県は公共図書館の学校図書館支援が手厚く、図書の相互貸し借りができます。

磯口　富田林市の図書館では、クラスえの貸し出しや調べ学習の支援資料の貸し出しを行っています。また、1年生へのオリエンテーションでねん1回来校され、図書館クイズや利用方法の説明、読み聞かせをしてくれています。さらに、読んだ本を記録していく「読書通帳」を発行しており、50冊読むと1冊の通帳が完成し、富田林市のキャラクターシールがもらえるということもやっています。

生井　本校は江戸川区の中央図書館を利用しています。肢体不自由部門の小学１年生が社会見学で訪問し、おはなし会やバックヤード見学を行っています。また、ヤングアダルト、コーナーの冊子やポスターを学校に送ってもらい、スクールバス玄関に掲示して宣伝しています。さらに、中学部の「準ずる教育課程」の子どもたち向けに、調べ学習の支援やブックトークをしていただいています。

成松　宮下さんの図書館では学校へどんなアプローチをしていますか。

みやした　ひきふね図書館では、特別支援学級や放課後とうデイサービスにバリアフリー図書を30冊、りんごの棚として団体貸出しています。その際、先生のリクエストに応じて、電車や工作、語彙力向上のためなど、子どもの興味や学習ニーズに合った本を選び、数カ月に1回入れ替えています。

【87P】

成松　図書館のりんごの棚の中で、「わいわい文庫」やマルチメディアデイジーも扱われていますか。

みやした　「わいわい文庫」のバージョンブルーは一般のところに配架できるので、マニュアル付きでCDジャケットが見えるように面出ししています。皆さん何回か手に取ってくださるんですが、しばらくすると途切れてしまいます。なぜかというと、「わいわい文庫」は絵本が中心なので、絵本では物足りなくなった場合のタイトルが少ないからです。今は「デイジー子どもゆめ文庫」が出てきましたが、ブラウザ型なので図書館では配架できない。図書館自体でそれ以上の本をマルチメディアデイジーで用意するのは難しいという課題が生じています。

成松　音訳者の立場でも、「わいわい文庫」に関わることになって面白さや難しさを感じられていると思いますが、藤田さんいかがですか。

藤田　マルチメディアデイジーの音源を作る人は、当時、私が信頼できるベテランの音訳者を集めました。子どもたちには安定した音源を届けたいという思いが強かったですね。

　音訳には「この人はすごく上手だ」という明確な基準が存在するわけではありません。分かりやすい読み方ができる人もいれば、そうでない人もいます。また、音訳と朗読を対立するものと捉える人もいますが、実際には音訳が上手な人ほど、朗読に非常に近い読み方ができるものです。こうしたことがまだ十分に理解されていない現状があります。

　今は音訳者の高齢化が進んでいて、将来的にどのように続けていくかが課題です。生成エー、アイがものすごく進化していて、もう何年かしたら取って代わられるかもと思うぐらいです。でも、子どもたちには温かみのある肉声で、正しいきれいな日本語を届けたいという思いがあります。

　私たち音訳者は、主に視覚障害者の方たちのために音訳をしてきたので、利用者の声を直接聞く機会を得ることができました。しかし子どもたちからは直接聞くことができません。それがすごくジレンマです。でも、「わいわい文庫活用じゅつ」をいただいて、学校での活用事例を見ることができて、「間違っていなかったかな」「あれでよかったのかな」とか、「こうすればよかった」というのを勉強させていただき励みになっています。子どもたちの声が直接聞けない分、すごくありがたいなと思っています。

成松　「わいわい文庫」のような子ども向けは、いわゆる「音訳」とは違いますか。

藤田　そうですね。矢部さんから「もう少しはじけたらどうでしょう」と言われたことがあります。それを音訳者の皆さんにも伝え、声に表情をつけるようにしてきました。ただ、長年の音訳の経験を変えるのは難しく、「こんな読みでいいんですか」という声も上がりました。

　でも、『おおきなかぶ』（A・トルストイ再わ、うちだりさこ訳、さとうちゅうりょう画、福音館書店、1966年）の「よいこらしょ、うんとこしょ」を、淡々と読んでも面白くありませんよね。読みの表情を豊かにする必要性を感じつつも、変化には時間がかかると実感しています。それでも、子どもたちが楽しめるように工夫を重ねていきたいと思います。

　以前、鹿児島で教諭をされている、まつだひとみ先生から「わいわい文庫は、藤田さんたち音訳ボランティアがいるからできるんですよね」と言っていただいたことがあって、こうしたフィードバックが私たちの大きな励みになっています。

【写真】東京都立しかもと学園教諭　なまい すみこさんの写真

【88P】

成松　「わいわい文庫」に収録されている作品の中でこれはよかったというものはありますか。

入川　バージョンブルーに収録されている方言を使った「日本昔話の旅」シリーズが好評です。授業や余暇でもよく利用されています。中学部、高等部の生徒がおはなしを聞いて、「地方の方言が面白かった」と話してくれました。『蜘蛛の糸』（あくたがわりゅうのすけ作・とうやましげとし絵、偕成社、1994年）も先生がたの利用が多いマルチメディアデイジーです。絵本が原作だと７～８分程度で、生徒も集中を切らさず見聞きできます。短い中にも「怖さ」や「教訓」が詰まっています。また、声色使いがとても上手くて、「恐怖感」もしっかり伝わっていたようです。以前より、読み手の方々のレベルが上がって、喜怒哀楽の感情がすごく伝わってくる印象です。本当にありがとうございます。

成松　バージョンブルーについては、財団の方たちがいろいろな企画を立てて作っていますね。オリジナル作品なので、公共図書館にとっても非常にありがたい存在ですよね。

みやした　そうですね。私が拙い説明をするよりも、「マルチメディアデイジーって何？」と聞かれた時には誰でも見られるバージョンブルーを実際に見せています。以前、職員研修で『海の中のかくれんぼ』（はやしとしあき写真・文、伊藤忠記念財団、2015年）を投影して見せた時も、知らなかったという先生もいて反応がとてもよかったです。

成松　将来的に「こんな内容のものがあったらいい」というアイデアがあれば、ぜひ共有してください。

みやした　参加型のものが欲しいですね。『海の中のかくれんぼ』やリズムに乗れる『ぱぱんがパン！』『おにぎりおむすび』（共に、伊藤忠記念財団製作、2014年、2017年）など、すごくいいですよね。

入川　クイズは面白いですね。

磯口　今年の活用じゅつにも書かせてもらったのですが、クイズの答えを聞いて、「そうだと思ったんだよ！」と言いながら楽しそうに何度も挑戦しているのを見て、すごくいいなと思いました。うちでも『ぱぱんがパン！』のような作品が非常に人気です。また、地方の昔話や方言を取り入れた作品も好評です。標準語と方言の両方があるのがいいですね。

入川　以前、司書教諭が中学部の授業で絵本制作をし、完成したオリジナル絵本のマルチメディアデイジー化に取り組んだことがあります。生徒たちが音声を録音するところまでで終わっていたところ、財団さんに協力していただき完成しました。生徒たちにとって大変いい活動になりました。

成松　「日本昔話の旅」の取り組みは画期的でしたね。地元の方々に絵を描いてもらい、それを集めて47都道府県すべてをそろえるというのは、非常にご苦労があったと思います。財団で長年「わいわい文庫」を製作してこられた中村さん、そのへんいかがですか。

中村　そうですね。全国の県立図書館や市立図書館、さらに地域の大学や家庭文庫などに協力していただきながら進めました。

入川　郷土色を取り入れた作品は、とてもいいと思います。

【写真】墨田区立ひきふね図書館職員　みやした ひでみさんの写真

【89P】

####子どもたちの読書環境を良くしていくために

成松　本日のテーマの一つに「『わいわい文庫』によって、子どもたちの読書が変わったこと」がありますが、マルチメディアデイジーに限らず、子どもたちの読書環境は大きく変わってきていると思います。特に、不読率の増加という問題があり、1冊も本を読まない子どもが増えている現状を踏まえ、読書をどう考えていくかというテーマが成り立つと思います。

　今年の春、読書工房で大きな文字の『ぼくらの七日間戦争』（そうだおさむ著・はしもとしん絵、読書工房めじろーブックス・大きな文字の角川つばさ文庫、2024年）を出版したのですが、普段ほんを読まない支援級の子どもが1巻目を完読し、続きを読みたいと言ってくれたという話を聞きました。このように、電子図書や大きな文字の本など、子どもたちが本に触れるための「きっかけ」は存在するのではないかと思います。このテーマについて、特に現場で子どもたちと直接関わっている皆さんから、エピソードやお考えを伺いたいと思います。

生井　本校では、外部からおはなし会をしてくださるかたを呼んで、月2回おはなし会を開催しています。このおはなし会は、学級単位や学習グループ単位など、少人数の集団で行います。教室におはなしをしてくださるかたが来て、その子どもたちに合ったプログラムでおはなし会を展開しています。私の担当しているお子さんは、どんな絵本を読んでも笑わないし、目が違うところに行ってしまいなんとなく楽しめていない雰囲気がありました。そこで、おはなし会の方に、この子が楽しめる本を１冊でも探したいと伝え、しばらく同じ本を導入として読むことにしました。それが授業でもやったことのある『ぞうくんのさんぽ』（なかのひろたか作・絵、なかのまさたかレタリング、福音館書店、1977年）という本だったのですが、最初は「ぽかん」として、何が面白いか分からないという様子でした。ところが、何回も読んでいくうちに、ぞうくんが「ああっ」という場面で笑えるようになったんです。笑えるようになってからは、ここでこうなるんだよねと目配せをしながら楽しめるようになりました。本校には言語聴覚士や臨床心理士などの外部専門員が来ているのですが、その方たちにこのエピソードを話すと、おそらく小さい頃に絵本の楽しみを共有する機会がなかったために絵本をどう見ていいか分からないし、どう表現していいのかも分からないのではないかと言われました。この『ぞうくんのさんぽ』をきっかけに、みんなと同じところで笑えるようになって、やっと読書の第いっぽを踏み出せたのではないかと思います。「きっかけづくり」が人の声だったり、マルチメディアデイジーだったりしても、すごく大事なことだなと、改めて彼から学んだと思っています。

【写真】座談会の様子。左から中村、山根、藤田さん、宮下さん、入川さん、生井さん、成松さん、池辺の順に半円になって座り、意見を交わしている。

【90P】

藤田　私は今、川崎市立の小学校と関わっていて、校長先生に「わいわい文庫」のことを話しています。特別支援学級の先生と話をする機会を設けてくださり、その先生も「マルチメディアデイジーについて勉強したい」と言ってくださいました。活用じゅつや「わいわい文庫」のCDをお見せしましたが、やはり熱心な方がいないと広がっていかないと感じています。今日の先生がたのお話を聞いていても、そこに熱心な方がいるから、活動が広がるんだなと改めて思いました。私もサポーターの一人として、広めていきたいと思います。

成松　熱心な一人をいかに増やしていくか、ですね。

藤田　そうです。矢部さんもよく「仲間づくりが大事」とおっしゃっていました。まだ「マルチメディアデイジー」を知らないかたや、必要としているお子さんがいるということを知らないかたも多いので、少しずつ裾野を広げていけたらと思います。

成松　「わいわい文庫」の寄贈数は、普通校564校、公共図書館393かん、特別支援学校337校、その他が125団体、計1,419団体（2024年4月現在）という数字になっていますね。全国の公共図書館は約3,300かんあり、そのうち1～2割くらいが障害者サービスをやっていると言われているので、納得する数字ですが、もっと伸びてほしいなと思います。

　普通校は全国に数万校あるので、寄贈数564校は少ないですね。これは熱心な先生が異動してしまうと使われなくなるということがあるかもしれません。

中村　そうですね。特別支援学級や通級の先生が個人で管理する場合、異動時に行方不明になるケースもあります。一方で、学校図書館が管理しているところでは安定して利用されているように思います。　

【写真】伊藤忠記念財団 電子図書普及事業部 職員　なかむら のぶゆきの写真

　みやした　寄贈されるのは「バージョンブルー」だけでなく、すべての「わいわい文庫」ということですか。

中村　はい。基本的に「わいわい文庫」はセットでお送りしています。バージョンブルーは普及のきっかけとして使っていただいていますが、その先にある障害者サービスにつなげてほしいという思いがあります。

成松　寄贈数は毎年安定している印象ですが、やっぱりもう少し増えてほしいですよね。

みやした　特別支援学校が全国で増えていることを考えると、もっと広がってもいいかなと思います。

成松　そうですね。今のところ特別支援学校は東京都では、ろくじゅっ校以上ありますが、そのうち「わいわい文庫」を使っているのは約30校と聞きました。そこが先ほど話に出た「人がいない」「図書館が機能していない」という課題につながるのかもしれません。

中村　東京都の特別支援学校ではMicrosoft Teamsに「わいわい文庫」のデータをアップして、生徒や先生がダウンロードして使えるような取り組みが広がっています。

生井　本校の小中学生は全員iPadを持っていますね。

成松　特別支援学校ではiPadの比率が高いですよね。歴史的に早くから導入している学校が多い印象です。

中村　iPadはいろいろと付属の機器をつけられたり、アクセシビリティ機能が入ったりしているので活用しやすいそうですね。

成松　寄贈先「その他」の125団体というのはどんな施設ですか。

山根　病院、リハビリ施設、眼科、発達支援センター、放課後とうデイサービスなどが含まれます。

成松　放課後とうデイサービスのような施設はまだあまり知られていないので、PR方法が課題ですね。

【91P】

みやした　放課後とうデイサービスの需要はすごくあると思います。図書館ではコロナの時に、「わいわい文庫」を使ったおはなし会をZoomで実施しました。コロナ禍でボランティアの確保ができなかったので、「わいわい文庫」をおはなし会の中に組み込ませていただいたのはすごくよかったです。デイサービスの方が「こういうものがあるんですね」と言っていたので、もっと周知が必要だなと思いました。

入川　本校では、大学で司書教諭資格を取得する学生さんに、特別支援学校の図書館について知ってもらう講義をしています。講義の中にマルチメディアデイジーの体験を取り入れています。学生さんたちからは「初めて知った」「読む速さが変えられるところがいい」などの感想が多く寄せられました。将来、教諭を目指す方々に、こういう体験をしていただくのも一つの方法だと思います。

中村　ありがたいです。「わいわい文庫」の事業を続けていると、ご理解いただいている先生がたから、大学の講義などで「わいわい文庫についてお話ししてもいいですか」というお声をいただくことがあります。その場合、チラシなどの資料をお送りしたり、日程さえ合えば職員が伺ったりすることもできます。

成松　寄贈だけでなく、インフルエンサーをいかに増やせるかですね。一人でも増えてくると、どんどん広がっていくかもしれないですね。

【写真】伊藤忠記念財団 常務理事・事務局長　いけべ まさかずの写真

####「わいわい文庫」と財団に期待すること

成松　現在、「わいわい文庫」はCDの形で学校や図書館などの団体へ提供されていますが、日本障害者リハビリテーション協会の「デイジー子どもゆめ文庫」のような、ブラウザ型に切り替えようという検討が進められていると聞いています。今はCDを使ってタブレットにデータを移す手間がありますが、IDとパスワードでアクセスできるようになると、どの端末でも使いやすくなるというメリットがありますね。

中村　そうですね。まだいつ実現できるかは検討中ですが、皆さん、どう思いますか。

磯口　以前からそうなればいいなと思っていました。

みやした　特に今はCDを再生できるパソコンが減っているので、それがネックになっているところもあります。障害者サービスを利用している子どもたちに渡すIDはどのような感じを想定していますか。

中村　図書館が登録して、障害者サービスを利用しているかたにIDとパスワードを発行できるようにする形ではどうですか。

みやした　そうしていただけるとありがたいです。

中村　現在は学校や図書館にCDをお送りして、それを障害のあるかたのためにコピーしたり、タブレットに入れたりして活用してもらっていますが、Webじょうで同じようにできるようになるのが理想かなという話をしています。将来的には、図書館を通じてだけでなく、個人にも直接IDを配布できるようになると、さらに普及が進むと思います。ただ、その前にWeb配信の仕組みをどう構築するかが課題ですね。

みやした　ひきふね図書館では、ギガスクールの端末を活用した電子図書館を昨年から始めたのですが、その時に学校と連携して小・中学校の全生徒にIDを配布しました。朝読書の時間に電子図書の閲覧数がポンっと伸びるんです。あとは昼休みと放課後に伸びます。

【92P】

成松　面白いですね。ブラウザ型配信の構想が具体化すれば、より多くの子どもたちに「わいわい文庫」を届けられるようになるのではないかと期待しています。

　せっかくの機会なので、皆さんから聞きたいことやもっとこうしてほしい、という意見があれば、ぜひお聞かせください。

生井　学校に直接、中村さんたちに来てもらうことは可能ですか。

中村　もちろんです。日程が合えばうかがいます。

生井　作り手の方からお話をしていただけると、「わいわい文庫」の良さが伝わると思います。特にがいこく籍の子どもたちが増えている中で、バージョンブルーの中に楽しめるものがあると思うのでぜひお願いしたいです。

中村　がいこく籍の子どもたちへの対応については、法律がまだ整備されていない部分もあります。特別支援学校にいるがいこく籍の子どもたちには活用できますが、普通校のがいこく籍の子どもたちについては現状バージョンブルーを使っていただいています。

成松　教科書バリアフリー法が変わったように、もう少し進展するといいですね。

磯口　富田林市内の先生がたからも、「わいわい文庫」を無料で続けてもらえたらありがたいという声が多く寄せられています。保護者の方からも、子どもたちが変わったという声をいただいており、先生がたも「いいんだな」と実感してくれています。ぜひ、いろいろなジャンルの本や、中学生向けの図書を増やしていただけたらありがたいです。

生井　子どもたちはどう変わったんですか。

磯口　たとえば、本を読むのが苦手だった子が、「わいわい文庫」を自分なりにカスタマイズして本を読むようになりました。本を読むことで言葉遣いが丁寧になってきたと担任の先生やお母さんから聞いてすごくうれしかったです。また、「わいわい文庫」で読んでもらうことによって、言葉の意味が分かるようになったという反応も多かったです。

入川　小学部の低学年のクラスで「へんしんシリーズ」（あきやまただし作・絵、きんの星社）が人気です。最初は大型絵本で楽しんでいましたが、あとからマルチメディアデイジーにもあることを知って、さらに夢中になりました。1年生から3年生までが一緒に声に出して楽しんでいました。

山根　「へんしんシリーズ」のような、言葉遊びが入った本は、どう作るかとても悩みました。子どもたちが一緒に言葉の変化の面白さを感じてくれているのであれば、よかったです。

【写真】伊藤忠記念財団 電子図書普及事業部 職員　やまね えいこの写真

入川　「じゅういっぴきのねこ」シリーズ（ばばのぼる作、こぐま社）も人気です。本とマルチメディアデイジーのどちらもあるというのがすごく良くて、紹介しやすいです。

みやした　視覚障害のあるかたから、「マルチメディアデイジーを使って孫に読み聞かせをしている」という話を聞いたことがあります。自分は紙の本だと読み聞かせはできないけれど、マルチメディアデイジーだと、一緒に見て読み聞かせることができるという話をされていました。音を消して利用していると聞いて、そういう活用の仕方もあるんだなと思いました。ご本人は「自分は目が見えないけれども、読み聞かせができることがすごくうれしい」と言っていて印象に残っています。

【93P】

中村　素晴らしいです。「わいわい文庫」のいろいろな可能性を見つけていってほしいです。

藤田　本当に貴重な活動に参加させていただき、音訳者自身も成長させていただきました。ただ、製作スタッフの負担が大きいのではと感じることもあります。「わいわい文庫」のような取り組みをもっと広げていくために、財団の体制をさらに充実させていただけたらと願っています。

池辺　本日は長時間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。「わいわい文庫」を応援してくださる皆さんに集まっていただき、たくさんの励ましの言葉をいただけたことに心から感謝しています。やはり、熱意のある方々を一人でも多く増やしていくことが、「わいわい文庫」の未来にとって重要だと改めて感じました。

　皆さんに「非常に良い取り組みですね」と言っていただけるのですが、そこからさらに広げるにはどうすればいいのか。また、読書のバリアフリーだけでなく、障害のある方々への理解が社会全体でまだ十分ではないという問題もあります。これは、一朝一夕には進まない話ですが、継続的に取り組むべき課題だと考えています。製作においては、効率良く作品を作れる体制をどう構築していくかも課題としてあります。これからも皆さんからいただいたご意見をもとに、製作・普及に努めてまいりたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

成松　今回の座談会の締めくくりとして、最後に一言お話しさせていただきます。私自身、長年「読書バリアフリー」をテーマに活動してきた中で、改めて感じるのは、この取り組みが決して特殊な話ではなくみんなに関わる話だということです。特殊な話だという意識を持つと、どうしても「専門の人がやればいい」と思われがちです。でも、財団さんが出版社を回り「一緒にやっていきましょう」というスタンスで「わいわい文庫」を始められたことは特筆すべきことです。出版社もそれぞれができる範囲で協力してくださっています。

　図書館、学校、出版社、音訳ボランティアの皆さんといったさまざまな立場の人たちが協力しながら、バリアをいかに下げていくかということが大きなテーマになっています。「わいわい文庫」は、この取り組みを10年以上続けてこられたことで実証していると思います。藤田さんのように音訳を長く続けてこられたかたも、視覚障害のかただけを対象にしてきた活動を広げる結果になったと思いますし、少しずつ他の分野の人のことを知ることによって解決することがあるのではないかと、皆さんのお話を伺って改めて思いました。

　本日は長時間にわたり本当にありがとうございました。

【注釈】

【注釈1】: わいわい文庫：財団が製作している「マルチメディアデイジー図書」の愛称。

【注釈2】: 東京小中学生センター：財団が1977年から2011年まで板橋区おおやぐちで運営していた児童館。

【注釈3】: マルチメディアデイジー：音声と一緒に文字や画像が表示される電子図書の国際標準規格。

【注釈4】: 日本昔話の旅：全国の図書館等のご協力のもと地域の昔話や伝説をマルチメディアデイジー化し、わいわい文庫「バージョンブルー」に収納。

【注釈5】: わいわい文庫活用じゅつ：学校や図書館の方々にお寄せいただいた「わいわい文庫」の実践事例集。

【注釈6】: バージョンブルー：財団オリジナルのマルチメディアデイジー図書。著作権者の了承を得て、障害の有無に関わらず楽しめる作品を収納。

【注釈7】: サピエ図書館：全国視覚障害者情報提供施設協会が運営。点字・録音図書目録の検索や点字データ、デイジーデータなどのダウンロードができる。https://www.エス、エー、ピー、アイ、イー.or.jp/cgi-bin/CN1WWW

【注釈8】: デイジー子どもゆめ文庫：日本障害者リハビリテーション協会が製作・提供しているマルチメディアデイジー図書。https://ワイ、ユウ、エム、イー.jsrpd.jp/

【写真】座談会出席メンバーと財団職員の集合写真。左から、池辺、中村、山根、生井さん、磯口さん、入川さん、宮下さん、藤田さん、成松さん。

【94P】

【写真】2011年に閉館した東京小中学生センター2階の様子を示すコラージュ画像。わいわいスタジオ、ホール、本の部屋『わいわい文庫』の写真があり、中央にフロア図が配置されている。サイドには当時の野外活動参加しょうバッジと、財団のキャラクター『わいわいベア』のぬいぐるみが写っている。

【95P】

##今後の事業の将来展望

【イラスト】わいわいベア50周年バージョンの立ち絵。右手に「50th」と書かれた黄色い旗を掲げ、左手で花束を抱えているわいわいベア。花束には本の形をしたフラワーピックが刺さっている。

【96P】

###伊藤忠記念財団の今後の展望　元職員インタビュー①　しばた としあき

1977年４月、東京小中学生センター（以下、センター）の職員として入職。1995年4月から2006年3月までセンターの3代目館長を務めた後、助成事業部に異動し「病院・施設子ども読書活動費助成」を立ち上げる。2011年の東日本大震災発生の際は、東北の読書ボランティアを訪問して、被災地支援の実施に繋げた。2013年定年退職。現在は、都内の放課後子ども教室にて勤務中

【写真】しばた としあきさんの写真。

####財団に就職した頃の思い出

　1977年、東京小中学生センターの職員として採用されました。入職した4月はセンターの建物がまだできていなかったので、日本橋のオフィスビル内にあった財団事務局で研修を受けていました。4月末のセンター竣工とともに事務局を移動。5月5日にセンターを開館し、そこで働き始めました。

　開館当時は若者がしらけ世代と言われる時代で、そういう中で新しい児童館を始めることは、楽しみな反面、どんな子どもたちがやって来るのかと不安もありました。でも、初代館長のいとうあきひこ先生は本当に素晴らしいかたで、目的と手段をもって挑めば反応は返ってくるという哲学をお持ちだったんです。実際、職員がそうやって接すると子どもたちはしっかりと応えてくれました。ねん1回の「おばけ大会」も、職員のアドバイスを子どもたちがどんどん吸収してくれて、創意工夫に溢れた時間になって楽しかったですね。

####子ども文庫助成事業の担当に

　2006年、当時のみぞぐち事務局長から「病院や施設の読書支援のための助成プログラムを立ち上げてほしい」と話があり助成事業部に異動しました。事務局長がたまたま訪問した病院で、治療を頑張りながら読書を心の支えにしている子どもの存在を目にして、助成の枠を子ども文庫以外にも広げなければ！となったわけです。それで私に白羽の矢が立ったのですが、当時文庫のことを何も知らなかったので、各地のボランティアさんに連絡してお話を伺ったり参考になりそうな講座があれば受講したりして、とにかくあちこち回って情報を集めました。4月に異動して6月にはもう京都の団体を取材していましたね。とにかく足踏みするよりも始めることが大切だ、ということでプログラムの雛形をつくりました。

　プログラムの新設が決まってからは各地で積極的に宣伝したのですが、その中で「助成で購入した児童書を病院に置いたままにしてもよいですか」という問い合わせをいただいたりもしました。助成じゅりょう者以外への寄贈は認めていないものの、財団の最終目標は「必要な子どもたちの手元に本が届くこと」です。病院や施設で過ごす子どもたちのためには、本がボランティアの手元にあるよりも施設内に置く方が当然手に取りやすい。そこで、ボランティアの管理下に置いてくれるのであれば、病院や施設に保管いただくので問題ないですよ、といった対応を取ったりもしました。せっかく訪問をして現場を見ているわけなので、規程に縛られるのではなく血の通った助成をしたいと思い、皆さんのお話を聞いていましたね。

【97P】

####東日本大震災と被災地支援

　毎年度末に開催する子ども文庫助成の贈呈式も思い出ぶかいです。訪問でお話した方々と再会できるので、式当日は会場中で「おめでとうございます」と言って回るんです。同じ地域の方々がお友達になれるように取り次いだりしてね。じゅりょう者の方々は名刺をお持ちでないかたも多いので、財団で贈呈式用の名刺を作成したりもしました。

　そのことが、2011年3月11日の東日本大震災の時にかなりの威力を発揮しました。その年は3月4日が贈呈式でちょうど1週間後に地震が発生。それからは日本じゅうから財団宛にメールや電話の嵐でした。「贈呈式にいらっしゃった岩手のまるまるさんは大丈夫ですか」、「助成金を返すので東北の支援に回してください」と皆さんおっしゃいました。助成金の辞退はお断りして、今すぐ先方に連絡は取れないので分かり次第お知らせする、とお返事しましたが、全国の読書ボランティアの方々の繋がりの強さを実感した出来事でした。皆さん私利私欲なく他の人のために動ける方々なんです。素晴らしい方々ばかりです。

　その後、約1カ月後の4月25日から3日間、岩手・宮城・福島の三県を状況調査のために訪問して、避難所や小学校、えんや移動図書館しゃで子どもたちに本を届けようとしている地元の方々にたくさんお会いしました。自分たちも大変な中、本当に頭の下がる思いでした。そこで、その方々を通常の助成とは別に緊急支援しようということで、「被災地読書支援」を計画し、その年の現地訪問の予算を充てて実施しました。これがのちの「被災地支援」に繋がりました。

####これからの子どもたちのために

　財団は寄付金をいただいて運営しているので、「費用たい効果」も求められます。職員の想いだけではどうにもならない時がある。センター時代、キャンプの教育的効果を定量的に示そうとしたこともありました。数字がすべてではないですが、「この事業は子どもたちのためになっている」と多くの人が納得できる情報を財団は示さなければならない。

　私は、人生で大切なことはすべて東京小中学生センターと子ども文庫助成から学びました。センターでも文庫でも、そこにいるおとなたちは常に向上心と目的をもって活動していました。そうした大人が周りにいるということは、子どもたちにとって非常に大事なことです。

　子どもたちのためには、「夢をもて」、「がんばれ」のような抽象的な声かけだけではだめです。おとなたちも一緒に成長するんだという気概をもって、そのための環境をつくることが大切です。それぞれの子どもに、合うことと合わないことがある。それなら大人がとことん付き合って、その子がやりたいことのために役立ちそうな情報を出してあげればいい。本もそうした情報のひとつですね。自分ごととして子どもと向き合うことが大切です。財団には、今後もそうした意志をもって事業を進めてもらいたいと思います。

（2024年8月26日（月）インタビュー）

【写真】2011年4月に岩手県大船渡市を訪問した際の写真。NPO法人おはなしころりん主宰の江刺由紀子さんと柴田さんが向かい合って話をしている。

【98P】

###伊藤忠記念財団の今後の展望　元職員インタビュー②　やべ たけし

1983年4月、東京小中学生センター（以下、センター）の職員として入職。2006年4月よりセンターの4代目館長を務める。センターの終了を受け、2010年4月に「電子図書普及事業」を立ち上げ、障害のある子どもたちの読書支援のため「わいわい文庫」（マルチメディアデイジー規格）の製作と普及を進める。2021年定年退職。現在、新宿区立とやま図書館館長

【写真】やべ たけしさんの写真。

####財団に就職した頃の思い出

　正式な入職は1983年ですが、学生の頃からボランティアでセンターに出入りしていたので、18歳から60歳までお世話になったことになります。私は小学校の先生を目指していましたが、大学よねんせいの時の教育実習があまりしっくりと来ず、一方でセンターの理念には感銘を受けていたので、そちらに就職したいと思うようになりました。初代伊藤昭彦館長の子どもたちとの関わり方が素晴らしかったんです。適切な課題を与えさえすれば、初めて出会った子どもたちでもこんなに団結するのかと感動しました。なので、採用が決まった時は大変嬉しかったです。

　働き始めた頃は、昭和の時代なのでもの凄い勢いで叱られる毎日でしたが、やりたいことができて楽しかった。本当に濃いキャラクターの小中学生たちと関わることができました。「教える」・「育てる」というよりは「一緒にやる」。仲間づくりを意識していましたね。当時の子どもたちは今も連絡を取り合っていたりするようです。

####電子図書普及事業の立ち上げ

　センターの館長に就任した時など、大変な時期も多々ありました。2009年頃にセンター閉館の話となり、新規事業の立ち上げについて検討した時のことも忘れられないです。センターに通ってくれていた子どもたちのためにも、長続きする事業にしなければ、と。具体的に何をするか考えるうちに、財団が設立当初から続けている読書推進に関連する事業にしようということになり、「弱視の子どもたちは紙の本での読書が難しい」という情報を得たこともあって、「障害のある子どものための読書支援」という事業のおおわくが定まりました。

　恥ずかしながらそれまで障害者の読書支援についての知識はなく、視覚障害以外にも弱視や肢体不自由、発達障害など、さまざまな理由で紙の本では読めない子どもたちがいるんだということを徐々に知っていきました。読書支援に力を入れている横浜市立盲特別支援学校に相談に伺い、読書工房のなりまつさんを紹介いただけたりもして。そのうちマルチメディアデイジー図書の情報も得て、よし、これでいってみようとなったわけです。作品を製作するために出版社回りもしました。著作権法第37条第3項のもと事業を進めているので出版社への断りは必要ないのですが、やはり大切な著作物を扱うわけなので。慣れないことだったので、資料を差し出す時は手が震えていましたね。

【99P】

####「わいわい文庫」の普及に向けて

　2011年3月に財団による初のマルチメディアデイジー図書が完成しました。でも、いざ出来上がってみるとよう改善の塊でした。たとえば、作品が流出しないようにコピーガードを固くしたのですが、「障害のある子どものための事業なのに、新たな障害を生み出してどうする」と言われたり。仰るとおりですね。あとは読み物がおおかったので、知的障害の子どもたちに適した絵本を増やしてほしいと感想をいただいたりもしました。2012年の第2回製作・寄贈からは、いただいたご意見を反映して、「わいわい文庫」という名前もつけました。

　それから毎年新しい作品を製作しつつ、必要な子どもたちに届けるために、バージョンブルー（障害の有無に関わらず閲覧可能な作品）や活用じゅつ、しょえいポスターの製作も始めました。2015年に始めた「日本昔話の旅」はその一例です。各地域の図書館にただ寄贈するのではなく、「一緒につくりませんか？」と呼びかけました。自分たちが関わったものには当然皆さん関心を示しますし、活用したくなりますから。「百人一首」の作品を製作した時は、任天堂、都内の高校5から6校、特別支援学校、音訳者、本当にたくさんの方々のご協力のもと、作品をつくりあげることができました。

　わいわい文庫の利用者の反応で印象ぶかいものもたくさんあります。普段ラジオなど他の音には反応しないのに、わいわい文庫の昔話の音訳には耳を傾けていた女の子。あるシリーズの1作目をわいわい文庫で読んで、続きが気になり時間をかけつつも紙の本を読み通した男の子。寄贈先の方々からは、わいわい文庫で子どもたちの読書意欲が増したという感想をよくいただきます。障害があると読書から縁遠いという思い込みもまだあるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。財団には今後もわいわい文庫の製作と普及を通して、より多くの子どもたちに読書の機会を届けてほしいです。

####これからの子どもたちのために

　今、私は図書館で働いています。利用者の中には未就学じ、低学年とその保護者も多くいます。親子を対象としたイベントも多く実施していますが、昔に比べて大人の変化を感じています。遊びの経験が足りていないのかもしれません。センター時代の経験から工作会も実施していますが、保護者の手元が危なくヒヤリとすることや几帳面すぎる点を感じます。割箸鉄砲の銃身なんて長さが見本と違っても大丈夫なんです。その会に、たまたま来ていた高学年を誘ってみました。最初は集中して自分の銃を作っていましたが、やがて力を合わせて何秒で全部のまとを倒せるか、などリーダーシップを発揮し、あっというまに集団遊びに育てていました。い年齢同士の交流機会が減りつつある昨今でも、場所さえ設ければこういう姿をまだ見ることができるんだな、と印象に残っています。

　これからの子どもたちのために大切なことは、成長の機会を与えられる大人の育成だと思います。しっかりと経験を積んだ大人が子どもたちの周りにたくさん存在するべきです。良い人間関係の構築は生きる力に繋がります。財団としても、大人も子どもも成長できるような場所を提供できるといいですね。わいわい文庫の普及や子ども文庫助成の継続を通して、子どものため、子どもの読書のために必要な対応はどんなことか。子どもたちだけではなく、環境をつくるおとなたちを育てることも意識して、今後も検討と実践を積み重ねてください。

（2024年8月26日（月）インタビュー）

【写真】2018年12月、国立京都国際会館で開催されたエイタックカンファレンスにて、わいわい文庫の展示と事業説明をする矢部さんの写真。

【100P】

###伊藤忠記念財団の今後の展望　子どもたちの読書環境をよりよくするために　いけべ まさかず

伊藤忠商事株式会社に入社。繊維部門（現繊維カンパニー）、人事・総務部を経て、2022年4月より、伊藤忠記念財団に入職。2022年5月より伊藤忠記念財団の常務理事・事務局長に就任。ビジネスでの社会貢献に加え、読書推進活動は、未来を担う子どもたちのためにも必要不可欠との思いで活動

【写真】いけべ まさかずの写真

####財団活動のこれまでと現状

　当財団は、1974年の設立以降、「次世代を担う青少年の健全な育成」を掲げ、子どもの読書を支援する事業を軸として活動を行ってまいりました。50年もの間、活動を続けてこられたことに、深い感慨を覚えています。

　あらためて、これまで当財団の活動に関わっていただいたすべての方々に、感謝申し上げたいと思います。この50年の間、子どもの読書に情熱を注ぎ、子どもたちと触れ合ってきた家庭文庫や読み聞かせボランティアの方々、公共図書館や学校の先生がた、そして、子どもの読書に関わる専門家の先生がたと出会うことができました。これらの出会いを通じて得た多くの知見は、当財団の貴重な財産となりました。

　当財団は、「子ども文庫助成事業」と「電子図書普及事業」の二つの事業を柱として活動していますが、いずれの事業も、全国各地に財団職員が足を運び、読書支援に取り組まれている方々への訪問を通して現場の子どもたちの読書環境を知り、その改善のお役にたてるよう活動を行っています。この活動を通じて、子どもの読書は、子どもの五感に働きかけ、子どものもつさまざまな能力や可能性を引き出す力をもち、読書（本）を通じた、人と人との信頼関係の醸成にもつながるものであると確信しております。

　近年、急速に進むデジタル化社会において、子どもの読書環境にも変化が表れています。既に、電子書籍が広まりつつあり、多様な本に簡単にアクセスできる環境も整いつつあります。デジタル端末での読書機会は今後急速に増えていくものと思います。また、オンラインの読書セミナーや交流会も増えています。特にコロナかの影響でオンラインイベントが一般化し、多くの読書会や研修会に、地理的な制約を超えて、さまざまな場所にいる人が参加できるようになりました。デジタル化によって、あらたな読書スタイル、読書コミュニティが広がっていくことが予想されます。

　また、近年、法整備が進む「読書バリアフリー」の推進においては、当財団では、障害があるために通常の書籍では読むことが難しい子どもたちの読書環境の改善のため、2010年よりマルチメディアデイジー規格の電子図書「わいわい文庫」を製作、配布しています。これまでのCD､DVD等のメディアでの提供だけでなく、インターネットによるウェブ配信により、より多くの子どもたちに「わいわい文庫」を利用してもらえるよう、今後検討を重ねてまいりたいと思います。

####財団活動の今後

　これからの社会は、過去50年をはるかに上回るスピードで変化を遂げていくことが予想されます。デジタル化に加え、人口減少が進む社会では、多くの分野で、持続可能性の問題が明らかになっています。特に人材の確保、地域社会の維持は、大きな課題となっており、子どもの読書推進活動においても例外ではありません。

【101P】

　子どもの読書推進活動における人材不足は、子どもの読書環境にも影響を与えています。この状況に対応し、子どもの読書環境を維持し、向上させるためには、読書に関わる団体や個人が連携し、一体となって取り組むことが重要です。当財団は、人材育成の機会を他団体と協力して企画し、次世代の支援者を育成することを目指していきます。また、地域社会の中で読書活動を活性化させるため、地域社会との連携にも力を入れていきます。

　さらに、全国の公共図書館や学校と情報交換の場を設け、共通の課題を共有することで、子どもの読書推進活動をより効果的に進めることができると考えています。

　当財団は、全国各地で読書支援に取り組む方々を訪問し、子どもたちの読書環境を直接確認し、生の情報を収集することで、現場の実情を理解し、より適切な支援の実施に努めてまいりました。今後引き続き、現場の実情に応じた支援活動を行ってまいります。

　また、当財団の「子ども文庫助成事業」や「電子図書普及事業」が、十分に認知されていないという問題を踏まえ、今後はこれらの事業の周知活動を強化し、広く知っていただけるよう努めます。これらの取り組みを通じて、子どもたちの読書環境の改善を進めてまいります。

　子どもにとっての読書は、いつの時代でも価値のある活動です。これからも子どもたちに本を届け、読書環境を整え、その環境を継続的に改善していくことが、子どもの読書に関わる私たちおとなたちの責務であると思います。

　当財団は、今後も、子どもの読書に関わる多くの方々と交流し連携を深め、より良い読書環境の構築を目指してまいります。そして、子どもたちの未来を見据え、「すべての子どもたちに読書の喜びを」をテーマに、読書推進活動の支援を続けてまいります。

　これからも、子どもの読書推進活動に関わるすべての方々のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

【写真】2024年3月、2023年度贈呈式の懇親会にてじゅりょう者と談笑する池辺。

【102P】

###伊藤忠記念財団 50周年記念企画

####展示企画　伊藤忠記念財団50年のあゆみ　すべての子どもたちに読書の喜びを

展示期間：2025年1月10日（金）から2月2日（日）

会場：教文館9F ナルニアこく 店内ナルニアホール（東京都中央区銀座4丁目5の1）

教文館ナルニアこくにて、50年の歩みを振り返る記念展示を実施。過去50年の年表や子ども文庫助成事業・電子図書普及事業の現在の事業紹介に加え、東京小中学生センター時代の資料も展示した。

【写真】教文館ナルニアこくでの記念展示のポスター画像。縦長の板に「わいわい文庫」と毛筆で書いた看板、座って本を読むわいわいベアのニードルフェルト、児童書が並ぶ本棚の写真、わいわい文庫の青と白のCD盤面1枚ずつの写真が掲載されている。

【写真】展示会場の風景の写真。中央の丸テーブルにわいわいベアのぬいぐるみとポスターを配置。入口から向かって右の壁に財団の50年の歩みをまとめた年表パネル（A1サイズ）を3枚展示。向かって正面の壁には、東京小中学生センター時代のセンターきやオリジナルTシャツ、わいわい文庫の看板などを展示している。東京小中学生センターのセンターきは15年ぶりに掲げられた。

【写真】展示会場に設置したわいわい文庫試聴コーナーの写真。展示期間中、パソコンでわいわい文庫（バージョン・ブルー）を再生して、来場者が閲覧できるようにした。パソコンを載せたテーブルには、冊子『わいわい文庫活用じゅつ』も4冊設置。パソコン上部の壁には2022年から2024年までに製作したわいわい文庫のしょえいポスターのパネルと、再生中の作品リストのパネルも展示した。

#####関連イベント

子ども文庫の今とこれから

2025年1月22日（水）　開催

杉山きく子さん（東京子ども図書館理事、当財団子ども文庫助成選考委員）をお招きし、当財団職員の野尻、二瓶とともに、東京子ども図書館と協働で作成した『子どものための文庫の手引き』の紹介と、文庫訪問や杉山さんのふっとの文庫運営のエピソードについて講演会を実施した。

【写真】1月22日の講演会開始前のナルニアこく店内の様子の写真。店内の本棚を脇によせ、スライドと講師席をてんないおくに、その正面に客席を設置。当日は33名のご参加をいただいた。

【103P】

####展示企画　伊藤忠記念財団50周年企画展示「未来につなぐ子どもの読書」

展示期間：2025年2月5日（水）から3月2日（日）

会場：伊藤忠　エスディージーズ　スタジオ　ギャラリー（東京都港区北青山2丁目3の1 伊藤忠　ガーデン B1F）伊藤忠商事東京本社ビル横の伊藤忠　エスディージーズ　スタジオ　ギャラリーにて、財団の過去50年の歩みと現在の事業を紹介する企画展示を実施。期間中、子どもを対象によっつのイベントも開催した。

【写真】会場入口に設置した展示ステートメントのターポリンバナーの写真。青い下地のデザインで、黄色い服を着た子どもたちが本を触ったり聴いたり眺めたり、それぞれの方法で読んでいる様子のイラストが描かれている。ステートメントの文章は「財団の取り組みを通して、今を生きる子どもたち、そして、家庭や仕事、ボランティア活動の中で子どもと関わる多くのおとなたちに、「本が身近にある生活の豊かさ、楽しさ」が広まることを願います。」という文章で締められている。

【写真】会場に設置したフォトスポットの写真。子どもたちと本を読むことが大好きなわいわいベアと記念の一枚を撮影できるフォトスポット。白いレースのカーテンの向こう側から本を持ったわいわいベアが覗いているデザイン。わいわいベアの後ろには青空と草原が広がっている。

【写真】会場内に設置した子ども文庫コーナーの写真。黄緑のマットを木製の低い本棚8台でL字型に囲み、子ども文庫の空間を再現した。本棚には財団の「子どもの本100冊助成」の図書リストに掲載してある全550冊を実際に並べて、来場者が思い思いに読書ができる空間にした。会期中は親子で絵本を読みあう姿も多く見られた。

【写真】会場内に設置したわいわい文庫体験ブースの写真。パソコン1台、iPad2台を常設して、わいわい文庫のバージョンブルー（障害の有無に関わらず視聴可能な作品）の操作を体験できるようにした。パソコン・iPadの設置台の脇には、わいわい文庫について説明する青い下地のターポリンバナーも設置。

【104P】

#####関連イベント

・しゅわよみ！手話による絵本の読み語り

2月9日（日）開催（会場：伊藤忠　エス　ディー　ジー　ズ　スタジオ　ギャラリーない）

特定非営利活動法人しゅわえもんのスタッフをお招きし、手話による絵本の読み語りと手話の体験を実施。（対象：5歳から小学校6年生）

・自分だけの「みーせーて絵本」をつくってみよう！

2月23日（日）開催（会場：伊藤忠　エス　ディー　ジー　ズ　スタジオ RADIO STATION）

絵本作家のスギヤマカナヨさんをお招きし、絵本『みーせーて』の読み聞かせと、ハンドスタンプによる絵本作成を実施。（対象：3歳から小学校6年生）

・さわって楽しむ宇宙　インクルーシブ天文のススメ

2月24日（月）開催（会場：伊藤忠　エス　ディー　ジー　ズ　スタジオ RADIO STATION）

京都大学名誉教授のみねしげしん先生をお招きし、宇宙の天体や生命について触図や模型を使いながら考えるワークショップを実施。（対象：小学校3年生から小学校6年生）

・東京子ども図書館　おはなしのじかん

3月2日（日）開催（会場：伊藤忠　エス　ディー　ジー　ズ　スタジオ　ギャラリーない）

公益財団法人東京子ども図書館のスタッフをお招きし、昔話などの物語を本を見ずにお話するストーリーテリングを実施。「おはなしのろうそく」（東京子ども図書館刊）に収載されたものを中心に語っていただいた。（対象：3歳から小学校1年生/小学校2年生から6年生）

【写真】展示会場内の子ども文庫コーナーに設置したわいわいベアのぬいぐるみの写真。会期中は抱きしめながら本を読む子どもたちの姿も見られた。

####「子どものための文庫の手引き—小さな図書室をつくりたいあなたへ」製作

（こうざい）東京子ども図書館との設立50周年協働事業として、これから文庫を始めたいかた、文庫活動に関心のあるかたのための手引きを製作。子ども文庫の運営方法の一例をイラストも交えつつ紹介し、子ども文庫の歴史や、蔵書の参考用の図書リストも掲載した。2025ねん春に、東京子ども図書館の賛助会員・購読会員、及び当財団2024年度子ども文庫助成じゅりょう者に無料で送付予定。

【写真】「未来につなぐ子どもの読書」展の子ども文庫コーナーに『子どものための文庫の手引き』の見本を設置している様子の写真。会期中、来場者が閲覧できるようにした。

【写真】『子どものための文庫の手引き』の表紙画像。きみどりいろの表紙の中央に『子どものための文庫の手引き　小さな図書室をつくりたいあなたへ』と題字が掲載されている。題字の周りには、手引きの中で登場する、親子や本を読む子どもたちのイラストがちりばめられている。

【105P】

##資料編

【イラスト】わいわいベアの後ろ姿の立ち絵のイラスト。3段の木製の本棚の最上段から本を選ぼうとしている。本棚には大小さまざまかつ色とりどりの本が並んでいる。

【106P】

###子ども文庫功労賞 受賞者一覧

子ども文庫功労賞について

1984年、伊藤忠記念財団設立10周年を記念して、長年子どもの読書啓発活動に貢献してきた個人を表彰する賞を新設しました。毎年「子ども文庫助成」と同じ時期に、候補者を他薦で募集しています。

年度
　以下、年度　受賞者　団体名　都道府県名　市区町村の順に読み上げ

1984（昭和59）

　石井 桃子　かつら文庫　東京都　杉並区

　小林 静江　ふきのとう文庫　北海道　札幌市

　瀬林 杏子　せばやし子ども文庫　滋賀県　近江八幡市

　土屋 滋子　土屋児童文庫　東京都　世田谷区

1985（昭和60）

　いぬい とみこ　ムーシカ文庫　東京都　練馬区

　小河内 芳子　児童図書館研究会　東京都　小金井市

　斉藤 尚吾　日本親子読書センター　千葉県　柏市

1986（昭和61）

　金森 好子　クローバー子ども図書館　福島県　郡山市

　松岡 享子　東京子ども図書館　東京都　中野区

　大月 ルリ子　鴨の子文庫　兵庫県　神戸市

1987（昭和62）

　川島 恭子　くめがわ電車図書館　東京都　東村山市

　オパール・ダン　国際児童文庫協会　イギリス　ロンドン

1988（昭和63）

　木下 揚三　鉄ン子文庫　北海道　室蘭市

　末廣 いく子　富士まち文庫　東京都　保谷市

　中川 徳子　雨の日文庫　京都府　松原市

1989（平成がん）

　安達 みのり　そよ風文庫　大阪府　豊中市

　川端 英子　のぞみ文庫　宮城県　仙台市

　渡辺 順子　すずらん文庫　東京都　練馬区

1990（平成2）

　佐々 梨代子　東京子ども図書館　東京都　中野区

　佐藤 峻　ふたば図書館　宮城県　丸森町

1991（平成3）

　片倉 幸子　絹の道文庫　東京都　八王子市

　唐井 永津子　汐見台文庫　神奈川県　横浜市

1992（平成4）

　福山 恭子　ひまわり文庫　大阪府　茨木市

　横田 幸子　熊本子どもの本研究会　熊本県　熊本市

1993（平成5）

　栗山 規子　大沢家庭文庫　東京都　三鷹市

　廣井 ひより　なかよし文庫　東京都　多摩市

1994（平成6）

　新田 琴子　蓬莱子ども文庫　福島県　福島市

　穂岐山 禮　ホキ文庫　高知県　高知市

1995（平成7）

　佐藤 宗夫　みどり子ども図書館　愛知県　名古屋市

　富本 京子　山の木文庫　東京都　世田谷区

1996（平成8）

　上野 勝子　キラキラ文庫　大阪府　寝屋川市

　潮平 俊　みやとり文庫　沖縄県　石垣市

1997（平成9）

　川端 春枝　京都アンデルセンハウスこども文庫　京都府　京都市

　鈴木 檀　星の子文庫　奈良県　奈良市

1998（平成10）

　落合 美知子　おんがくとおはなしのちいさいおうち　埼玉県　川口市

　藤井 早苗　ふじい文庫　千葉県　ふなばし市

1999（平成11）

　保月 信子　クローバー文庫　東京都　東大和市

　吉岡 素子　バオバブ文庫　兵庫県　尼崎市

2000（平成12）

　渋谷 益左右　私設ゆりがおか児童図書館　神奈川県　川崎市

　清水 達也　遊本館　静岡県　静岡市

　山本 ますみ　えほんのへや文庫　大阪府　羽曳野市

2001（平成13）

　志々目 彰　どよう文庫　東京都　八王子市

　平塚 ミヨ　すいよう文庫　東京都　くにたち市

2002（平成14）

　平井 冨久子　かしの木文庫　奈良県　生駒市

　細川 律子　はまなす文庫　石川県　河北郡

2003（平成15）

　青木 啓子　三国ヶ丘文庫　大阪府　堺市

　西内 巳佳子　出会い文庫　高知県　香美郡

2004（平成16）

　浅川 玲子　やまばと文庫　山梨県　甲府市

　上田 裕美子　おあしす文庫　石川県　羽咋市

2005（平成17）

　関 日奈子　風の子文庫　東京都　練馬区

　徳永 明子　きりん文庫かすが　福岡県　かすが市

2006（平成18）

　今井 美代子　あかしあ文庫　東京都　小平市

　山口 祥子　カンガルーぶんこ　滋賀県　彦根市

2007（平成19）

　虎渡 進　大欠なかよしバス図書館　秋田県　鹿角市

　中田 光子　かもしか文庫　奈良県　大和郡山市

2008（平成20）

　林 眞紀　すまうら文庫　兵庫県　神戸市

　宮田 智子　松川でいご文庫　沖縄県　那覇市

2009（平成21）

　江口 清美　福岡市手作り布の絵本の会　福岡県　福岡市

　長谷川 立子　ウーフ文庫　埼玉県　戸田市

　森嶋 瑤子　国際児童文庫協会UK支部　イギリス　ロンドン

2010（平成22）

　犬飼 明子　プーさん文庫　岡山県　岡山市

2011（平成23）

　佐波 佳子　たんぽぽ文庫　山梨県　都留市

2012（平成24）

　小原 康子　ブルーベリー文庫　福岡県　福岡市

　河野 凉子　なかよし文庫　新潟県　上越市

2013（平成25）

　小畑 乃武子　小畑文庫/おはなしの森文庫　山口県　下関市

　矢野 よし　子ども図書館/布絵本文庫おてんとさま　山形県　天童市

2014（平成26）

　安田 誠子　ひよどり電車文庫　北海道　札幌市

　山本 淑子　ひがし文庫　山口県　岩国市

2015（平成27）

　岩出 景子　野の花文庫　大阪府　高槻市

　杉嶋 壽子　親と子の本の広場　あいいく館　広島県　大竹市

　松尾 福子　まつお文庫　宮城県　仙台市

2016（平成28）

　相川 照子　くりの実文庫　東京都　小金井市

　中尾 幸　竹の子文庫　兵庫県　西宮市

　野々瀬 協子　ファミール文庫　千葉県　千葉市

2017（平成29）

　坂井 淑子　ゆりの会　長崎県　長崎市

　細谷 みどり　みどり文庫　千葉県　千葉市

2018（平成30）

　藤井 幸子　野の花ぶんこ　奈良県　奈良市

　藤浪 和子　まゆーら文庫　和歌山県　和歌山市

　丸山 明栄　国際児童文庫協会　神奈川県　横浜市

2019（令和がん）

　上田 正一　ピッピ文庫　北海道　苫小牧市

　山本 安彦　みやの子ども文庫　山口県　山口市

2020（令和2）

　志村 妙子　柿の木文庫　東京都　町田市

　古川 よし子　どんぐり文庫　愛知県　犬山市

2021（令和3）

　岩田 美津子　てんやく絵本ふれあい文庫　大阪府　大阪市

　高橋 美知子　うれし野こども図書室　岩手県　盛岡市

　渡邉 満洲子　きらきら文庫　愛知県　北設楽郡

2022（令和4）

　大原 寿美　高知こどもの図書館　高知県　高知市

　春林 公子　ガーデン文庫　千葉県　千葉市

2023（令和5）

　段 千恵子　てんとうむし文庫　静岡県　三島市

　正置 友子　青山台文庫　大阪府　吹田市

2024（令和6）

　梅田 惠子　おはなし会昔っコ　福岡県　福津市

　北村 惠美子　びわこビブリオ道場　滋賀県　彦根市

全92名

※出典：受賞時の年次報告書


【107P】

###子ども文庫助成事業 歴代選考委員一覧

以下、氏名　肩書　任期（年度）　備考の順に読み上げ

小暮 正夫　社団法人日本児童文学者協会　会長　2006から2006　

中多 泰子　社団法人日本図書館協会児童青少年委員会　委員　2006から2009　※委員長（2007から2010）

佐藤 凉子　特定非営利活動法人図書館の学校　理事　2006から2009　

松岡 享子　財団法人東京子ども図書館理事長　2006から2009　

岩沢 佳子　児童図書館研究会　会員　2007から2012　

田中 光則　社団法人日本書籍出版協会事務局長　2007から2012　

藤本 朝巳　フェリス女学院大学英文学部教授　2007から2012　※委員長（2010から2012）

汐崎 順子　慶應義塾大学文学部非常勤講師　2010から2015　※委員長（2013から2015）

広瀬 恒子　親子読書地域文庫全国連絡会　代表　2010から2015　

渡辺 順子　東京布の絵本連絡会　代表 / すずらん文庫主宰　2010から2015　

川上 郁雄　早稲田大学大学院　日本語教育研究科　教授　2013から2015　

戸畑 勇太郎　子どもの読書推進会議　前事務局長　2013から2013　

山室 眞知子　日本医学図書館協会　会員　2013から2018　

笠原 良郎　国際子ども図書館を考える全国連絡会　会長　子どもの読書推進会議　副代表　2014から2019　

島 弘　日本大学　文理学部　非常勤講師　2016から2021　※委員長（2016から2021）

大塚 佳苗　親子読書地域文庫全国連絡会　会員　2016から2021　

代田 知子　日本子どもの本研究会　理事　2016から2021　

宮川 健郎　武蔵野大学文学部 日本文学文化学科　教授　一般財団法人大阪国際児童文学振興財団　理事長　2016から2021　

石井 光恵　日本女子大学 名誉教授　2019から2024　※委員長（2022から2024）

設楽 敬一　公益社団法人全国学校図書館協議会　顧問　2020から現在　

栗山 由香　親子読書地域文庫全国連絡会　会員　2022から現在　

杉山 きく子　公益財団法人東京子ども図書館　理事　2022から現在　

土居 安子　一般財団法人大阪国際児童文学振興財団　理事・総括専門員　2022から現在　

福田 晴代　一般社団法人日本子どもの本研究会　理事・編集委員長　2022から現在　

※委員ご就任当時の肩書を掲載しております。現役委員のみ、2024年7月時点の肩書を掲載

###P47　英語メッセージの日本語文

ICBA オパール・ダン名誉会長より

　伊藤忠記念財団がこれまでの50年の間、国内外の文庫に優れた本を提供し、モノリンガルの子どもだけでなく日本につながるバイリンガルの子ども達をも支えてくださったことに敬意を表し、心よりお祝い申し上げます。

　この50年の間に世界は、そして私達を取り巻く社会は変わり、海外で育つ日本の子どもの数も増えました。このようなバイリンガルの子ども達が、幼いうちに日本語を身につけるには、彼らが親以外の大人や年上の子ども達と日本語を話す機会に恵まれ、それを楽しいと感じ、もっと話したいという意欲が掻き立てられなければなりません。学校のような堅苦しい雰囲気の中では、生涯にわたって言葉や文化への興味を育むのは難しいのです。

　海外でのIC(国際児童)日本語文庫は、文庫という日本のアイディアを応用した日本人コミュニティ文庫です。幼い子ども達は、そこを楽しいと感じ、そこで他の大人と絵本を分かち合い、または絵本を持ち帰って家庭で楽しむことで、無理なく日本語を身につけていきます。ロンドンで育ったIC日本語文庫の卒業生は、大学生になった今、日本人であることに誇りを感じ、文庫はとても幸せな経験だったと話してくれました。

　海外に住む日本の子ども達に、幼少のうちに日本語を身につける機会を提供してくださる伊藤忠記念財団の世界的なご支援に、心より感謝申し上げます。

【108P】

###被災地支援の経緯

※2012（平成24）年度から2022（令和4）年度の「被災地支援」は、伊藤忠株主の皆様からの寄付金をもとに実施。

2011（平成23）年度

▶「活動資金の支援」

◇東日本大震災　

震災直後、子どもたちのために避難所で読み聞かせを始めようという読書ボランティアグループを訪ね、緊急支援として、岩手県・宮城県・福島県でその活動を計画している6団体（文庫連絡会、地域文庫など）を支援。（計150万円と、計1,500冊の児童図書を寄贈）

2012（平成24）年度

▶「広域的支援活動を行う団体への支援」

東日本大震災の被災地で広域的な読書支援活動を行う、ふたつの団体、「みやぎ子どもの文化を支援する会」に100万円、「公益社団法人シャンティ国際ボランティア会」に150万円を支援し、団体が行う支援活動継続を応援。（計250万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災の被災地で、図書を希望している団体、施設（小学校、保育園、家庭文庫など）の15団体に、各団体が希望する「子どもの本100冊図書セット」（小学校低学年向け、中学年向け、高学年向け）を寄贈。この年度は合計18セットを寄贈。図書の購入は被災地域の書店に発注。（計250万円）

2013（平成25）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

子どもの読書啓発を行う7団体の協力を得て、絵本セット510冊で実施。被災地の子どもたちに、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が実施する「絵本を届ける運動」に参加してもらう。（約113万円）

［2014（平成26）年に内閣府の承認を得る］

▶「被災地支援」

東日本大震災の被災地で、図書を希望している団体・施設（小学校、公民館、保育園など）の11団体に、各団体が希望する「子どもの本100冊図書セット」21セットを寄贈。（計280万円）

＊岩手県6件、宮城県４件、福島県１件

2014（平成26）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

岩手県、福島県2団体のご協力のもと、参加者数210名、絵本セット200冊で実施。（約45万円）

［内閣府の承認が秋までかかり、協力を得ていた7団体中2団体の協力となる］

▶「被災地支援」

この年度より、公益社団法人全国学校図書館協議会にご協力いただき、児童書を必要としている被災地の学校に特化した寄贈を開始。（寄贈先10校［岩手県3校、宮城県3校、福島県4校］で、計145万円）

【109P】

2015（平成27）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

岩手県、宮城県、福島県の7団体のご協力のもと、参加者数440名、絵本セット450冊で実施。（約100万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災の被災地で児童書を必要としている学校へ寄贈。
（寄贈先11校［岩手県4校、宮城県3校、福島県4校］、計170万円）

2016（平成28）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

岩手県、宮城県、福島県の7団体のご協力のもと、参加者数462名、絵本セット450冊で実施。（約100万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災の被災地で児童書を必要としている学校へ寄贈。（寄贈先10校［岩手県3校、宮城県4校、福島県3校］、計150万円）

2017（平成29）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

岩手県、宮城県の5団体のご協力のもと、参加者数399名、絵本セット390冊で実施。（約100万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災の被災地で児童書を必要としている学校へ寄贈。（寄贈先8校［岩手県4校、宮城県2校、福島県2校］、計124万円）

2018（平成30）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

岩手県、宮城県、福島県の6団体のご協力のもと、参加者数399名、絵本セット390冊で実施。（約100万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災及び西日本豪雨の被災地で児童書を必要としている学校へ寄贈。（寄贈先14校［岩手県3校、宮城県4校、福島県3校、愛媛県1校、岡山県3校］、計301万円）

2019（令和がん）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

岩手県、宮城県の4団体のご協力のもと、参加者数418名、絵本セット390冊で実施。（約100万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災及び西日本豪雨、令和元年東日本台風の被災地で児童書を必要としている学校へ寄贈。（寄贈先12校［岩手県1校、宮城県2校、福島県6校、広島県2校、栃木県1校］、計約176万円）

【110P】

2020（令和2）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北

岩手県の2団体のご協力のもと、参加者数305名、絵本セット310冊で実施。（約80万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災、令和元年東日本台風、令和2年7月豪雨の被災地で児童書を必要としている学校へ寄贈。（寄贈先12校［岩手県4校、宮城県3校、福島県1校、長野県3校、福岡県1校］、計約198万円）

2021（令和3）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

岩手県の2団体のご協力のもと、参加者数240名、絵本セット240冊で実施。（約65万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災及び令和2年7月豪雨の被災地で児童書を必要としている学校へ寄贈。（寄贈先15校［岩手県2校、宮城県4校、福島県4校、福岡県3校、熊本県2校］、計約217万円）

2022（令和4）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

岩手県の2団体のご協力のもと、参加者数約320名、絵本セット320冊で実施。（約83万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災、平成30年7月豪雨、令和4年台風第15号の被災地で児童書を必要としている小学校へ寄贈。（寄贈先14校［岩手県3校、宮城県1校、福島県6校、岡山県2校、静岡県2校］、計約198万円）

2023（令和5）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

岩手県の2団体のご協力のもと、参加者数約350名、絵本セット350冊で実施。（約90万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災及び令和5年奥能登地震、令和5年台風第13号、令和5年7月豪雨の被災地で児童書を必要としている学校へ寄贈。（寄贈先13校［岩手県1校、宮城県2校、福島県6校、石川県1校、秋田県3校］、計約188万円）

2024（令和6）年度

▶「東南アジアに絵本を贈ろう　いん　東北」

岩手県、宮城県の3団体のご協力のもと、参加者数約435名、絵本セット435冊で実施。（約133万円）

▶「被災地支援」

東日本大震災及び令和6年能登半島地震、令和5年7月豪雨の被災地で児童書を必要としている学校、幼稚園へ寄贈。（寄贈先9校1えん［岩手県2校、宮城県1校、福島県3校、石川県3校、秋田県1えん］、計約154万円）

【111P】

###子ども文庫助成事業　都道府県別助成件数

1975年度から2024年度

以下、購入費、病院、100冊、功労賞、特別支援学校、合計の順に数字を掲載

北海道　89　8　30　4　1、132

青 森　14　0　2　0　1　17

岩 手　57　2　21　1　1　82

みやぎ　49　0　23　3　0　75

秋 田　17　1　7　1　0　26

山 形　12　0　6　2　0　20

福 島　43　4　9　2　0　58

茨 城　16　2　7　0　0　25

栃 木　25　1　3　0　4　33

群 馬　9　3　3　0　0　15

埼 玉　52　1　18　2　1　74

千 葉　54　5　11　5　0　75

東 京　87　13　28　18　5、151

神奈川　60　8　22　4　0　94

新 潟　17　3　9　1　0　30

富 山　14　0　8　0　0　22

石 川　23　1　6　2　2　34

福 井　30　2　14　0　3　49

山 梨　17　4　5　2　4　32

長 野　30　7　13　0　1　51

岐 阜　46　0　9　0　2　57

静 岡　50　1　13　2　0　66

愛 知　39　3　22　3　4　71

三 重　28　2　9　0　0　39

滋 賀　30　2　15　3　1　51

京 都　43　4　31　2　2　82

大 阪　106　16　53　8　0　183

兵 庫　45　3　18　4　1　71

奈 良　37　2　9　4　0　52

和歌山　30　2　14　1　1　48

鳥 取　17　0　10　0　1　28

しまね　19　1　4　0　6　30

岡 山　13　0　6　1　3　23

広 島　38　2　16　1　8　65

山 口　30　1　5　3　0　39

徳 島　24　1　7　0　0　32

香 川　24　2　6　0　0　32

愛 媛　16　0　6　0　0　22

高 知　25　0　5　3　0　33

福 岡　89　3　28　4　0　124

佐 賀　36　1　11　0　1　49

長 崎　27　0　12　1　2　42

熊 本　34　4　19　1　0　58

大 分　22　1　4　0　1　28

宮 崎　17　1　9　0　0　27

かごしま　33　1　10　0　1　45

沖 縄　35　1　12　2　0　50

海 外　67　1　313　2　0　383

合計　1735　120　921　92　57

全助成件数　2925件、※「100冊」の枠には、日本人学校・日本語補習授業校167件の実績を含む

【地図】ひょうをあらわした日本地図。都道府県ごとに合計助成件数の数字が振られている。北海道は132件、青森県は17件、岩手県は82件、宮城県は75件、秋田県は26件、山形県は20件、福島県は58件、茨城県は25件、栃木県は33件、群馬県は15件、埼玉県は74件、千葉県は75件、東京都は151件、神奈川県は94件、新潟県は30件、富山県は22件、石川県は34件、福井県は49件、山梨県は32件、長野県は51件、岐阜県は57件、静岡県は66件、愛知県は71件、三重県は39件、滋賀県は51件、京都府は82件、大阪府は183件、兵庫県は71件、奈良県は52件、和歌山県は48件、鳥取県は28件、島根県は30件、岡山県は23件、広島県は65件、山口県は39件、徳島県は32件、香川県は32件、愛媛県は22件、高知県は33件、福岡県は124件、佐賀県は49件、長崎県は42件、熊本県は58件、大分県は28件、宮崎県は27件、かごしまけんは45件、沖縄県は50件、海外は383件。全助成件数2,925件。

【112P】

###わいわい文庫 製作数

以下、年度　総数　（白版　バージョンブルー）　備考の順に読み上げ

2011　31　（31 　0）　・現在、寄贈していない

2012　38　（38 　0） 　・「わいわい文庫」の名称で寄贈開始　・寄贈時期の変更　・紙芝居風作品提供開始　・コピーガードシステムの変更

2013　58　（37　21）　・わいわい文庫活用じゅつ製作開始　・バージョンブルー製作開始　・しょえいポスター配布開始

2014　55　（31　24）　・縦書き作品製作開始

2015　61　（36　25）　・絵本の文字表示の変更 ･日本昔話の旅開始

2016　66　（46　20）　・日本昔話の旅　方言版テキスト開始

2017　70　（50　20）　・わいわい文庫 Area Map（分類ひょう）配布開始

2018　74　（53　21）　・ホームページにて蔵書検索システム開始

2019　83　（59　24）　※ 読書バリアフリー法の成立　※ ギガスクール構想の取組みが始まる

2020　91　（69　22）　・国立国会図書館へ提供開始

2021　72　（55　17）　

2022　66　（52　14）　・わいわい文庫活用じゅつのホームページをリニューアル

2023　70　（47　23）　・ホームページで、わいわい文庫のお試し再生

2024　57　（40　17）　

合計　861※　（613　248）　※わいわい文庫（2012から2024）の合計すう


###わいわい文庫 分類-対象別作品数（2012から2024）

以下、分類　幼児から低学年　低学年から中学年　中学年から高学年　高学年以上　計の順に読み上げ

01_物語　2　28　32　15　77

01_物語_昔話　22　147　13　0　182

01_物語_神話　0　0　4　0　4

02_詩　3　3　5　11　22

03_ノンフィクション　0　2　3　8　13

04_伝記　0　0　8　6　14

05_絵本　153　54　14　2　223

06_紙芝居風　51　2　0　1　54

07_言葉　17　7　2　1　27

08_生き方　1　1　1　4　7

09_社会　4　6　19　11　40

10_戦争と平和　0　2　6　2　10

11_宇宙　0　1　4　5　10

12_地球　1　2　5　3　11

13_生き物　7　30　16　4　57

14_人の体　2　7　5　1　15

15_植物　0　11　2　0　13

16_食べ物　9　7　5　0　21

17_乗り物　6　13　7　2　28

18_スポーツ　1　6　0　17　24

19_アウトドア　0　2　6　1　9

計　279　331　157　94　861

【113P】

###わいわい文庫 寄贈団体数

以下、年度　寄贈団体数　（学校　図書館　その他）の順に読み上げ

2011　1,154　（953　190　11）

2012　572　（420　131　21）

2013　670　（478　138　54）

2014　909　（662　159　88）

2015　1,022　（697　223　102）

2016　1,121　（735　274　112）

2017　1,231　（799　302　130）

2018　1,318　（859　312　147）

2019　1,431　（942　328　161）

2020　1,475　（980　351　144）

2021　1,453　（957　361　135）

2022　1,413　（925　362　126）

2023　1,419　（901　393　125）

2024　1,454　（914　405　135）

　16,642　（11,222　3,929　1,491）

2025年2月10日現在

###わいわい文庫 寄贈数 団体別推移

【グラフ】わいわい文庫寄贈数団体別推移の線グラフ　2025年2月10日現在。

特別支援学校寄贈団体数：2011年度＝946、2012年度＝374、2013年度＝368、2014年度＝399、2015年度＝395、2016年度＝394、2017年度＝397、2018年度＝387、2019年度＝378、2020年度＝372、2021年度＝352、2022年度＝336、2023年度＝337、2024年度＝344。

普通校寄贈団体数：2011年度＝7、2012年度＝46、2013年度＝110、2014年度＝263、2015年度＝302、2016年度＝341、2017年度＝402、2018年度＝472、2019年度＝564、2020年度＝608、2021年度＝605、2022年度＝589、2023年度＝564、2024年度＝570。

図書館寄贈団体数：2011年度＝190、2012年度＝131、2013年度＝138、2014年度＝159、2015年度＝223、2016年度＝274、2017年度＝302、2018年度＝312、2019年度＝328、2020年度＝351、2021年度＝361、2022年度＝362、2023年度＝393、2024年度＝405。

その他寄贈団体数：2011年度＝11、2012年度＝21、2013年度＝54、2014年度＝88、2015年度＝102、2016年度＝112、2017年度＝130、2018年度＝147、2019年度＝161、2020年度＝144、2021年度＝135、2022年度＝126、2023年度＝125、2024年度＝135。

【114P】

###読書バリアフリー研究会 実施記録

以下、年度　会場　参加者数　年度総数の順に読み上げ

2010
　東京・東京小中学生センター　26 　

　東京・東京小中学生センター　35 　

　大阪・大阪市立中央図書館　42

 　年度総数103 

2011
　東京・東京小中学生センター　21 　

　大阪・大阪市立中央図書館　29 　

　京都・京都アスニー　27 　

　東京・東京小中学生センター　15 　

　東京・こどもの城　51 　

　静岡・JR静岡駅ビル　パルシェ　23

 　年度総数166　

2012
　大阪・大阪市立中央図書館　58 　

　岡山・岡山県立図書館　73

 　年度総数131　

2013
　大阪・大阪市立中央図書館　51 　

　島根・島根県立図書館　28 　

　東京・こどもの城　47 　

　みやぎ・宮城県視覚障害者情報センター　32 　

　福岡・福岡県立図書館　56 　

　広島・広島市立中央図書館　22

 　年度総数236　

2014
　東京・こどもの城　46 　

　東京・こどもの城　33 　

　岩手・岩手県立図書館　33 　

　愛知・愛知県図書館　43 　

　大阪・大阪市立中央図書館　53 　

　徳島・徳島県立図書館　35 　

　高知・高知県教育センター分館　43

 　年度総数286 

2015
　東京・東京都立多摩図書館　66 　

　和歌山・和歌山県立図書館　38 　

　大阪・大阪市立中央図書館　71 　

　北海道・札幌市中央図書館　49 　

　熊本・くまもとしんとしんプラザ図書館　38 　

　佐賀・佐賀県立図書館　46 　

　沖縄・宜野湾市民図書館　33

 　年度総数341　

2016
　東京・東京都立多摩図書館　55 　

　埼玉・埼玉県立久喜図書館　81 　

　三重・三重県立図書館　55 　

　岐阜・岐阜県図書館　70 　

　長野・県立長野図書館　48 　

　山梨・山梨県立図書館　22 　

　山形・山形県立図書館 遊学館　51 　

　秋田・秋田県立図書館　30

 　年度総数412

【115P】


2017
　滋賀・滋賀県立図書館　34 　

　大阪・大阪府立中央図書館　67 　

　東京・東京都立多摩図書館　118 　

　茨城・茨城県立図書館　43 　

　山口・山口県立山口図書館　40 　

　大分・大分県立図書館　150 　

　富山・富山県立図書館　30 　

　石川・石川県立図書館　21

 　年度総数503　

2018
　東京・国立国会図書館 国際子ども図書館　121 　

　福井・福井県立図書館　44 　

　宮崎・宮崎県立図書館　87 　

　鹿児島・鹿児島県立図書館　49 　

　愛媛・愛媛県立図書館　57 　

　兵庫・兵庫県立図書館　28 　

　高知・オーテピア　64 　

　香川・香川県立図書館　47

 　年度総数497　

2019
　東京・国立国会図書館 国際子ども図書館　144 　

　新潟・新潟県立図書館　70 　

　群馬・高崎市立中央図書館　35 　

　奈良・奈良県立図書情報館　32 　

　愛知・愛知県図書館　70 　

　青森・青森市民ホール　45 　

　福島・福島県立図書館　22 　

　長崎・ミライon図書館　72

 　年度総数490　

2020
　東京・国立国会図書館 国際子ども図書館　中止　

　千葉・千葉市生涯学習センター　中止　

　栃木・宇都宮市立中央図書館　中止　

　鳥取・鳥取県立図書館　中止　

　岡山・岡山県立図書館　中止　

　奈良・奈良市立北部図書館　中止　

　大阪・大阪市立中央図書館　中止　

　神奈川・小田原市立図書館　中止　

2021
　東京・国立国会図書館 国際子ども図書館(オンデマンド配信)　674

 　年度総数674　

2022
　島根・島根県立図書館　17 　

　鳥取・鳥取県立図書館　139 　

　石川・石川県立図書館　37 　

　栃木・宇都宮市立中央図書館　25

 　年度総数218　

2023
　岡山・岡山県立図書館　59 　

　広島・広島県情報プラザ　71 　

　東京・国立国会図書館 国際子ども図書館(オンデマンド配信)　1727 　

　高知・オーテピア　73 　

　みやぎ・日立システムズホール仙台　28

 　年度総数1,958　

2024　北海道・かでる2・7 北海道りつ道民活動センター　204 　

　東京・国立国会図書館 国際子ども図書館(オンデマンド配信)　1,759 　

　大阪・大阪市立中央図書館　126

 　年度総数2,089

総数　8104

【116P】

###わいわい文庫バージョンブルー 日本昔話の旅 88作品 2015から2024

【写真】日本昔話の旅88作品の表紙画像が、2ページにわたり日本の北から南へと地域順に並べられている。

山とばしにあったポロモイ、北海道。キンキラキンのキン、青森県。おさつのなげた大石、岩手県。三本の櫛の歯、宮城県。田沢の辰子、秋田県。ねずみのすもうとり、山形県。あぶねぇ、あぶねぇ、福島県。額田のたっさい、茨城県。カッパレもち、茨城県茨城町。そうめん地蔵、栃木県。天狗山の天狗、栃木県下野市。てじろのさる、群馬県。見沼のふえ、埼玉県。かっぱのわび証文、埼玉県所沢市。とんぼのやどり木、埼玉県所沢市。やっこ稲荷、埼玉県熊谷市。雨を降らせた竜、千葉県。大多喜の大蛇、千葉県大多喜町。かせぎめ、東京都。道陸神、東京都稲城市。青龍にのってあらわれた妙見さま、東京都稲城市。舌をぬかれたお獅子、東京都稲城市。坂浜の一番鶏、東京都稲城市。梅若伝説、東京都墨田区。おいてけぼり、東京都墨田区。狸ばやし、東京都墨田区。ひのっぱらのキツネ、東京都日野市。いいゆだな、東京都日野市。思いの森・恋の森、東京都新宿区。お豆腐地蔵、東京都新宿区。ねこじた、神奈川県。とんでもくい、神奈川県横浜市。トラ猫ばやし、神奈川県相模原市。みるなのくら、新潟県。風の神と子ども、新潟県燕市。おじいさんとふしぎな光、富山県。長老むじな、石川県。嫁威しの面、福井県。東尋坊、福井県坂井市。鬼の千里靴、山梨県。かものひっこし、長野県。牛にひかれて、長野県小諸市。天狗の水、長野県小諸市。きんけい長者、長野県小諸市。化身した観音さま、長野県小諸市。

太郎吉の怪力　天下無双力士雷電ものがたり、長野県東御市。養老の泉、岐阜県。大蛇と四十八滝、岐阜県高山市。屁こき嫁さ、岐阜県高山市。宇津ノ谷峠の十団子、静岡県。かしき長者、愛知県。膳貸し岩、愛知県田原市。ハチの恩がえし、三重県。大入道ものがたり、三重県四日市市。みいでらのかね、滋賀県。宇治の橋姫さん、京都府。てんまのとらやん、大阪府。滝壺に落ちた刀、大阪府箕面市。おばあさんの石臼、兵庫県。カタコユリとギフチョウ、兵庫県神戸市。コノハナサクヤヒメと雨ごい、兵庫県神戸市。わらしべ長者、奈良県。井戸のこわい仁王さん、奈良県御所市。かみながひめ、和歌山県。天狗がたてたお寺、和歌山県由良町。因幡の白うさぎ、鳥取県。うつぶきやまの天女、鳥取県倉吉市。コブ取り爺い、島根県。ももたろう、岡山県。ももたろう番外編 ようしょうざんの巻、岡山県浅口市。いのう　ぶだゆう物の怪物語、広島県。まぁだまだわからん、山口県。紙芝居 青木とう太郎、徳島県。力蔵さん、香川県。道後温泉の鷺石と玉の石、愛媛県。又吾とえんこう、高知県。えつとぼうさま、福岡県。湯のくぼ伝説、福岡県糟屋郡。三郎丸の大くすとカッパ、福岡県嘉麻市。おとわ観音由来(大歳の火)、佐賀県。竜女 おすわ、長崎県。てんぐのかくれみの、熊本県。炭焼き小五郎と玉津姫、大分県。海幸彦と山幸ひこ、宮崎県。鹿児島、鹿児島県。クスクェーのおはなし、沖縄県。ガーナー森とシーサーのお話、沖縄県豊見城市。豊見城の王様わんおうそ ハーリー由来物語、沖縄県豊見城市。

【118P】

###調査研究報告書一覧

以下、ナンバー	発行月	テーマ	助成先の順に読み上げ

1 1976（昭和51）ねん5月 
子どもの遊びと学習に関する研究 岡本包治（立教大学教授）

2 1977（昭和52）ねん8月 
東京都の中学校・高等学校における中途脱落生徒の実態と対策－児童青少年健全育成の方策を探る－ 現代青少年問題調査会　福田垂穂（明治学院大学教授）

3 1978（昭和53）ねん12月 
中・高校生のグループ・団体活動－その実態と評価－ 現代教育研究会　河野重男（お茶の水女子大学教授）

4 1979（昭和54）ねん11月 
ボランティアリズムの日米研究　児童青少年の社会参加への動機づけをめぐるアクションリサーチ－デモンストレーションと効果測定の日米比較研究－ 国際青少年問題研究会　坂口順治（東洋大学教授）

5 1980（昭和55）ねん11月 
地域社会における子どもの教育的・社会的環境に関する研究 教育行動科学研究会　原芳男（東京工業大学助教授）

6 1981（昭和56）ねん9月 
現代青少年の人間関係に関する研究－親子関係・教師生徒関係・友人関係の特質と生活感情－ 児童青年心理研究会　加藤隆勝（筑波大学教授）

7 1982（昭和57）ねん10月 
運動量の減少が子どもの発育に及ぼす影響に関する研究－わが国の小児骨折、肥満、脊柱そくわん症について－ 小児発育研究調査会　日比逸郎（国立小児病院小児科医長）

8 1983（昭和58）ねん11月 
受験体制をめぐる意識と行動－現代の学校文化に関する実証的研究－ 学校社会学研究会　山村賢明（筑波大学教授）

9 1984（昭和59）ねん11月 
少子化時代における都市児童の健全育成に関する総合的研究 日本児童育成学会　少子化と児童問題研究委員会　五島貞次（東洋大学教授）

10 1985（昭和60）ねん10月 
東京小中学生センターの地域定着度に関する調査 青少年育成施設研究会　岡本包治（立教大学教授）

11 1986（昭和61）ねん11月 
児童非行の芽を促進させる不健全性要因に関する学際的研究 児童非行研究会　西平直喜（山梨大学教授）

12 1987（昭和62）ねん2月 
人格的交わり（コミュニケーション）における青少年の感受性に関する研究 関係の教育研究会　稲生勁吾（青山学院大学教授）

13 1987（昭和62）ねん3月 
放課後の子どもたち－子どもの校外生活に関する調査研究－ 子どもの校外生活に関する研究会　深谷昌志（放送大学教授）

14 1987（昭和62）ねん7月 
青少年の食生活に関する調査研究 青少年食生活研究会　苫米地孝之助（東京家政大学教授）

15 1987（昭和62）ねん11月 
青少年のメディア活用能力育成のための教育（メディア教育）に関する研究 現代メディア教育研究会　高桑康雄（上智大学教授）

16 1988（昭和63）ねん3月 
青少年の野外教育活動に関する研究－「少年自然の家」における活動による実証的考察－ 青少年野外活動研究会　坂本昇一（千葉大学教授）

17 1989（平成がん）ねん8月 
現代の青少年問題の背景と対策に関する研究 青少年問題対策研究会　稲村博（筑波大学助教授）

18 1989（平成がん）ねん9月 
コミュニティ施設利用の子どもの人間形成に及ぼす学術的研究 児童育成研究会　岡本奎六（成城大学教授）

19 1990（平成2）ねん9月 
子どものい文化体験に関する学際的研究 い文化体験教育研究会　八野正男（東京学芸大学名誉教授／聖徳大学教授）

20 1990（平成2）ねん11月 
高校生と雇用従業者の社会参加と生活意識に関する調査報告 社会参加問題研究会　本間康平（立教大学教授）

21 1991（平成3）ねん7月 
野外文化教育としての生活体験の調査研究 野外文化教育研究会　森田勇造（野外文化研究所所長）

22 1991（平成3）ねん7月 
地域社会における青少年の世代間交流体験の意義と課題達成の方向を探る調査研究 世代間交流研究会　森井利夫（文教大学教授）

23 1992（平成4）ねん3月 
登校拒否じに対するキャンプ療法の効果 幼少年キャンプ研究会　飯田稔（筑波大学助教授）

24 1992（平成4）ねん8月 
諸外国における青少年の自然体験に関する調査研究 自然体験活動国際研究会　内田忠平（こくりつ那須かし少年自然の家所長）

25 1992（平成4）ねん12月 
生命を大切にする子どもを育てる教育に関する研究－家庭、学校、地域社会の連携により－ 児童生命教育研究会　斎藤歖能（横浜国立大学教授）

26 1993（平成5）ねん10月 
地域における児童の生活文化に関する研究 児童の生活文化研究会　吉沢英子（大正大学教授）

27 1994（平成6）ねん3月 
地域における青少年の健全育成－ユースワーカーの活動とその養成に関する国際比較研究－ ユースワーク研究会　松原康雄（明治学院大学教授）

28 1995（平成7）ねん1月 
児童の感性・自己表現力を育てる地域の総合的表現活動プログラムの開発研究－国際比較による分析・考察－ 児童表現活動研究会　小林美実（宝仙学園短期大学教授）

29 1995（平成7）ねん3月 
不登校じ家族のサポートに関する臨床的研究 家族療法研究会　佐藤悦子（立教大学教授）

30 1996（平成8）ねん9月 
子どもたちの生活世界－「小・中学生の生活と意識についての調査」報告書－ 青少年文化研究会　藤田英典（東京大学教授）

31 1996（平成8）ねん7月 
小・中学生の道徳性を育てる学校がい教育に関する研究－にち・独比較研究－ 道徳性育成研究会　米山弘（玉川大学教授）

32 1996（平成8）ねん11月 
子ども（幼児､小・中学生）の戸外活動の実態及び教育効果に関する学際的研究 子どもの戸外活動研究会　神宮英夫（東京学芸大学助教授）

33 1997（平成9）ねん11月 
地域における国際理解教育の推進に関する実証的研究 国際理解教育研究会　中西晃（目白学園女子短期大学教授）

34 1999（平成11）ねん1月 
災害時における児童および青少年の精神保健支援のあり方に関する研究 児童の災害精神保健研究会　田中哲郎（国立公衆衛生院母子保健学部長）

35 1999（平成11）ねん11月 
障害児との共生のための教育・福祉活動に関する調査研究－家庭・学校・地域の連携をめざして－ 共生教育福祉研究会　小林芳文（横浜国立大学教授）

36 2001（平成13）ねん2月 
21世紀を展望した子どもの人間形成に関する総合的研究 21世紀の教育研究会　山崎高哉（京都大学大学院教授）

37 2002（平成14）ねん3月 
児童の心の健康づくり対策に関する福祉・保健及び教育学的総合的研究 児童の心の健康づくりに関する研究会　詫間晋平（川崎医療福祉大学大学院教授）

38 2003（平成15）ねん3月 
中学生の問題行動の発現要因に関する総合的研究 中学生の問題行動研究会　磯貝芳郎（東京学芸大学名誉教授）

39 2004（平成16）ねん1月 
子どもの危機管理の実態とその改善方策に関する調査研究－家庭・学校・地域の連携をめざして－ 子どもの危機管理研究会　家田重晴（中京大学教授）

40 2006（平成18）ねん3月 
子どもぶんこプロジェクト報告書 子どもぶんこプロジェクト専任担当：高橋樹一郎

【119P】

###東京小中学生センター利用者、野外活動参加者数の推移

1977年から2010年までの、東京小中学生センターの施設利用者、野外活動参加者の数が一覧ひょうであらわされている。年度ごとの数値は省略。

1977年から2010年までの参加者数の合計は、施設利用者数735510にん（内訳は、小学生低学年265203にん、小学生高学年325303にん、中学生120239にん、特別行事参加者数24765にん）、野外活動参加者数14150にん（内訳は、ジュニアサマースクール4157にん、ジュニアウインタースクール4184にん、わいわいチャレンジキャンプ夏538人、わいわいチャレンジキャンプ冬128人、森のくらし夏434人、森のくらし冬396人、ジュニアハイキング1528にん、ファミリーハイキング1018にん、ファミリーキャンプ542人、ホップステップキャンプ162人、フレンドシップキャンプ73人、森の道場90人、ジュニアサマースクール900人）

【120P】

###施設プログラム参加者数

1977年から2009年までの、東京小中学生センターの施設プログラム参加者の数が2ページにわたり一覧ひょうであらわされている。年度ごとの数値は省略。

1977年から2009年までの参加者数の合計は、開館記念センターまつり参加者数11162にん、実行委員数497人、納涼お化け大会（2日間）参加者数18404にん、実行委員数982人、ジュニア文化祭（2日間）参加者数11627にん、実行委員数249人、新春ゲーム大会参加者数2509にん、水曜クラブ（手作りクラブ）開催回数1,220回、参加者数19180にん、週間わなげチャンピオン大会開催回数1,420回、参加者数29584にん、わなげグランドチャンピオン大会開催回数77回、参加者数1125にん、卒業お祝い会参加者数1426にん

おはなし会開催回数95回、参加者数2348にん、社会科見学参加者数156人、TOKYOフィールドワーク参加者数316人、里山で遊ぼう参加者数23人、少年活動ボランティアリーダー講習会参加者数計4070にん（内訳は、春期1417にん、秋期1430にん、冬期1223にん）、本の講座参加者数359人、サブリーダー活動回数334回、登録者数837人

【122P】

###野外教育活動 実習地一覧

ジュニアサマースクール（小学よ年生から中学生）
1977年度：群馬県立バラギ高原青少年野外活動センター ／ 1978年度：もとすこ青少年スポーツセンター
1979年度：栃木県民の森キャンプ場 ／ 1980年度：那須国民休暇村キャンプ場
1981年度：鹿沢国民休暇村キャンプ場 ／ 1982年度：群馬県立おおはら教育キャンプ場
1983年度：群馬県ほたか青少年旅行村・ほうだいぎキャンプ場 ／ 1984年度：群馬県立せいもう野外教育センター
1985年度：山梨県立県民の森グリーンロッジキャンプ場 ／ 1986年度：鹿沢国民休暇村キャンプ場
1987年度：静岡県県民の森キャンプ場 ／ 1988年度：那須国民休暇村キャンプ場
1989年度：群馬県立北毛青年の家教育キャンプ場 ／ 1990年度：富士市保健休養林まるび自然公園キャンプ場
1991年度：こまで池キャンプ場 ／ 1992年度：群馬県立バラギ高原青少年野外活動センター
1993年度：静岡県県民の森キャンプ場 ／ 1994年度：那須国民休暇村キャンプ場
1995から2005年度：おんたけ銀河村キャンプ場

ジュニアウインタースクール（小学よ年生から中学生）
1977から2005年度：こくりつ那須かし少年自然の家

わいわいチャレンジキャンプ夏（小学1年生から小学3年生）
1996年度：神奈川県こどもの国 ／ 1997年度：神奈川県立愛川ふれあいの村
1998年度：埼玉県青少年総合野外活動センター ／ 1999年度：神奈川県立足柄ふれあいの村
2000年度：埼玉県青少年総合野外活動センター ／ 2001年度：神奈川県立愛川ふれあいの村
2002年度：神奈川県立足柄ふれあいの村 ／ 2003年度：こくりつ信州高遠少年自然の家
2004年度：神奈川県立足柄ふれあいの村 ／ 2005年度：神奈川県立足柄ふれあいの村

わいわいチャレンジキャンプ冬（小学1年生から小学3年生）
1999から2001年度：こくりつ那須かし少年自然の家

森のくらし夏（小学1年生から中学生）
2006年度：おにし青少年野外活動センター ／ 2007から2010年度：おんたけ銀河村キャンプ場

森のくらし冬（小学1年生から中学生）
2006から2010年度：こくりつ那須かし少年自然の家

ジュニアハイキング（小学よ年生から中学生）
1977度：奥多摩・日の出山 ／ 1978年度：奥多摩・ほにたやま ／ 1979年度：奥多摩・みとうさん
1980年度：丹沢・ふろうざん ／ 1981年度：奥多摩・おおだけさん ／ 1982年度：高尾・じんばさん
1983年度：奥多摩・せんげんれい ／ 1984年度：丹沢・おおのやま ／ 1985年度：奥多摩・まきよせやま（笹尾根）
1986年度：奥多摩・みとうさん ／ 1987年度：箱根･明神明星（雨天：小田原城、おおわくだに）
1988年度：高尾・じんばさん ／ 1989年度：茨城・筑波山（雨天：宇宙センター、ケーブル登山）
1990年度：相模・せきろうざん ／ 1991年度：奥多摩・棒のおれやま ／ 1992年度：奥多摩・ほにたやま
1993年度：丹沢・ふろうざん ／ 1994年度：箱根･かみやま ／ 1995年度：奥多摩・せんげんれい
1996年度：高尾・じんばさん ／ 1997年度：奥多摩・高水三山 ／ 1998年度：南足柄・矢倉岳
1999年度：箱根･きんときざん（雨天：乙峠） ／ 2000年度：奥多摩・御岳、日の出山
2001年度：箱根･みょうじんがたけ（渋滞：箱根スカイライン） ／ 2002年度：高尾・じんばさん

【123P】

ファミリーハイキング（小・中学生を含む家族）
1977年度：箱根駒ヶ岳神山 ／ 1978年度：箱根・金時ざん ／ 1979年度：箱根・金時ざん　
1980年度：西沢渓谷 ／ 1981年度：奥多摩・ごせんやま（渋滞：倉戸山） ／ 1982年度：筑波さん
1983年度：秩父・みつみね神社、妙法岳 ／ 1984年度：甲斐・扇山 ／ 1985年度：奥武蔵・高山不動、黒山さんたき
1986年度：秩父・ほどさん ／ 1987年度：埼玉・じょうみねさん ／ 1988年度：奥多摩・御岳、日の出山
1989年度：西沢渓谷 ／ 1990年度：箱根･湯坂道 ／ 1991年度：丹沢・大山 ／ 1992年度：箱根･金時ざん
1993年度：にゅうかさやま ／ 1994年度：筑波さん

ファミリーキャンプ（小・中学生を含む家族）
1991年度：神奈川県立足柄ふれあいの村 ／ 1992年度：高原パーク横瀬
1993年度：横浜市こども自然公園青少年野外活動センター ／ 1994年度：神奈川県立足柄ふれあいの村
1995年度：神奈川県立愛川ふれあいの村 ／ 1996年度：高原パーク横瀬
1997年度：神奈川県立足柄ふれあいの村 ／ 1998年度：休暇村那須キャンプ場
1999年度：ホールアース自然学校キャンプ場 ／ 2000年度：おのがわこレイクショア野外活動センター
2001年度：こくりつ信州高遠少年自然の家 ／ 2002年度：こくりつ磐梯青年の家
2003年度：こくりつ信州高遠少年自然の家 ／ 2004年度：おのがわこレイクショア野外活動センター
2005年度：神奈川県立足柄ふれあいの村

ホップステップキャンプ（小学1年生から小学6年生/運営スタッフ：中学生・高校生）
2003年度：神奈川県立足柄ふれあいの村 ／ 2004年度：群馬県立おにし青少年野外活動センター
2005年度：群馬県立おにし青少年野外活動センター

フレンドシップキャンプ（中学3年生）
1991から1996・2002年度：西丹沢ほうきざわ山荘

森の道場（中学生・高校生）
2007年度：ラボランドくろひめ ／ 2008年度：横浜市少年自然の家 南伊豆臨海学園 
2009年度：信州犀川交流センター

【写真】キャンプの記録と作文集の表紙画像。わいわい32、1995ジュニアサマースクールの記録。すいんぐ4、2007ウインターキャンプの記録。どんまい1、1999わいわいチャレンジキャンプ夏の記録。

【124P】

###海外留学助成事業

以下、
回 / 年度 / 人数
　　留学先の順に読み上げ

第1回 / 1990　（平成2） / 3

　　・タビストック研究所（イギリス）　

　　・チェンマイ大学（タイ）　

　　・フィリピン大学（フィリピン）

第2回 / 1991　（平成3） / 5

　　・ウィスコンシン州立大学オークレア校（アメリカ）　

　　・エクセター大学（イギリス）　

　　・オハイオ州立大学（アメリカ）　

　　・オレゴン州立大学付属アジア太平洋地域研究センター（アメリカ）　

　　・ペンシルベニア州立大学（アメリカ）

第3回 / 1992　（平成4） / 6

　　・カールスルーエ大学（ドイツ）　

　　・カリフォルニア大学ロサンゼルス校（アメリカ）　

　　・シンガポール大学（シンガポール）　

　　・スタンフォード大学（アメリカ）　

　　・ペンシルベニア大学（アメリカ）　

　　・マンチェスター大学（イギリス）

　継続 / 1
　　・ペンシルベニア州立大学（アメリカ）

第4回 / 1993　（平成5） / 5

　　・スタンフォード大学（アメリカ）　

　　・ニューメキシコ大学（アメリカ）　

　　・ミシガン大学（アメリカ）　

　　・ミュンヘン大学（ドイツ）　

　　・リーズポリテクニック大学（イギリス）

　継続 / 6
　　・ウィスコンシン州立大学（アメリカ）　　

　　・カリフォルニア大学ロサンゼルス校（アメリカ）　

　　・シンガポール大学（シンガポール）　

　　・スタンフォード大学（アメリカ）　

　　・マンチェスター大学（イギリス）　

　　・州立カールスルーエ美術館（ドイツ）

第5回 / 1994　（平成6） / 6

　　・ダルハウジー大学（カナダ）　

　　・ペンシルベニア大学（アメリカ）　

　　・ボストン大学（アメリカ）　

　　・ホマトン大学（イギリス）　

　　・ミネソタ大学（アメリカ）　

　　・ロンドン大学（イギリス）

　継続 / 5
　　・コーネル大学（アメリカ）　

　　・ニューメキシコ大学（アメリカ）　

　　・ミシガン大学（アメリカ）　

　　・ミュンヘン大学（ドイツ）　

　　・リーズメトロポリタン大学（イギリス）

第6回 / 1995　（平成7） / 6

　　・ウォーリック大学（イギリス）　

　　・コロンビア大学ティーチャーズカレッジ（アメリカ）　

　　・サンディエゴ州立大学（アメリカ）　

　　・シモンズ大学（アメリカ）　

　　・シラキュース大学（アメリカ）　

　　・フランス国立ブローニュビヤンクール コンセルバトワール・スーペリウール（フランス）

　継続 / 4
　　・ダルハウジー大学（カナダ）　

　　・ボストン大学（アメリカ）　

　　・ミネソタ大学（アメリカ）　

　　・ロンドン大学（イギリス）

第7回 / 1996　（平成8） / 6

　　・アート・インスティテュート・オブ・シカゴ（アメリカ）　　

　　・カリフォルニア大学ロサンゼルス校（アメリカ）　

　　・コロンビア大学（アメリカ）　

　　・ジョージワシントン大学（アメリカ）　

　　・ノッティンガム大学（イギリス）　

　　・ミシガン大学（アメリカ）

　継続 / 6
　　・ウォーリック大学（イギリス）　

　　・コロンビア大学ティーチャーズカレッジ（アメリカ）　

　　・サンディエゴ州立大学（アメリカ）　

　　・シモンズ大学（アメリカ）　

　　・シラキュース大学（アメリカ）　

　　・フランス国立ブローニュビヤンクール コンセルバトワール・スーペリウール（フランス）

第8回 / 1997　（平成9） / 5

　　・オックスフォード大学（イギリス）　

　　・サンフランシスコ州立大学（アメリカ）　

　　・ノースカロライナ州立大学（アメリカ）　

　　・ハーバード大学（アメリカ）　

　　・ミネソタ大学（アメリカ）

　継続 / 5
　　・アート・インスティテュート・オブ・シカゴ（アメリカ）　

　　・カリフォルニア大学ロサンゼルス校（アメリカ）　

　　・コロンビア大学（アメリカ）　

　　・ノッティガム大学（イギリス）　

　　・ミシガン大学（アメリカ）

第9回 / 1998　（平成10） / 4

　　・ジョージワシントン大学（アメリカ）　

　　・スタンフォード大学（アメリカ）　

　　・バーミンガム大学（イギリス）　

　　・マギル大学（カナダ）

　継続 / 4
　　・オックスフォード大学（イギリス）　

　　・サンフランシスコ州立大学（アメリカ）　

　　・ノースカロライナ州立大学（アメリカ）　

　　・ハーバード大学（アメリカ）

第10回 / 1999　（平成11） / 5

　　・サセックス大学（イギリス）　

　　・サンフランシスコ州立大学（アメリカ）　

　　・ボローニャ大学（イタリア）　

　　・ロンドン大学（イギリス）　

　　・MCPハーネマン大学（アメリカ）

　継続 / 3
　　・ジョージタウン大学（アメリカ）　

　　・ジョージワシントン大学（アメリカ）　

　　・マギル大学（カナダ）

第11回 / 2000　（平成12） / 7

　　・オイリュトミウム　シュトゥットガルト（ドイツ）　

　　・カリフォルニア統合学研究所（アメリカ）　

　　・コロンビア大学ティーチャーズカレッジ（アメリカ）　

　　・コンコルディア大学（カナダ）　

　　・ハンブルク大学（ドイツ）　

　　・レスター大学（イギリス）　

　　・ローハンプトン大学（イギリス）

　継続 / 3
　　・カルフォルニア州立大学サンフランシスコ校（アメリカ）　

　　・ボローニャ大学（イタリア）　

　　・ロンドン大学（イギリス）

第12回 / 2001　（平成13） / 6

　　・カンザス大学（アメリカ）　

　　・ブリティッシュコロンビア大学（カナダ）　

　　・フロリダ州立大学（アメリカ）　

　　・マイアミ大学（アメリカ）　

　　・ミュンヘン大学（ドイツ）　

　　・モンタナ大学（アメリカ）

　継続 / 6
　　・オイリュトミウム　シュトゥットガルト（ドイツ）　

　　・カリフォルニア統合学研究所（アメリカ）　

　　・コロンビア大学ティーチャーズカレッジ（アメリカ）　

　　・コンコルディア大学（カナダ）　

　　・ハンブルク大学（ドイツ）　

　　・レスター大学（イギリス）

第13回 / 2002　（平成14） / 6

　　・アライアント国際大学（アメリカ）　

　　・オーストラリア国立シドニー大学（オーストラリア）　

　　・コロンビア大学ティーチャーズカレッジ（アメリカ）　

　　・ジョージワシントン大学（アメリカ）　

　　・ロンドン大学（イギリス）　

　　・ロンドン大学（イギリス）

　継続 / 5
　　・カンザス大学（アメリカ）　　

　　・ブリティッシュコロンビア大学（カナダ）　

　　・フロリダ州立大学（アメリカ）　

　　・マイアミ大学（アメリカ）　

　　・モンタナ大学（アメリカ）

第14回 / 2003　（平成15） / 3

　継続　・アライアント国際大学（アメリカ）　

　　・ジョージワシントン大学（アメリカ）　

　　・ロンドン大学（イギリス）

助成件数 70（のべ件数 121）

留学した国
アメリカ　39　イギリス　16　イタリア　1　オーストラリア　1　カナダ　4　シンガポール　1　タイ　1　ドイツ　5　フィリピン　1　フランス　1　助成件数　70　全10か国

【125P】

###日本留学助成事業

以下、回 / 年度 / 人数
　　留学先の順に読み上げ

　　出身こく

第1回 / 1992　（平成4） / 5

　　・慶應義塾大学　　

　　・千葉大学　　

　　・筑波大学　　

　　・東京学芸大学×2


　　・中国3

　　・韓国2


第2回 / 1993　（平成5） / 7

　　･関西学院大学

　　･慶應義塾大学　

　　･千葉大学　

　　･東京学芸大学×4


　　･中国4　

　　･韓国2　

　　･台湾1　


第3回 / 1994　（平成6） / 7

　　･関西学院大学　

　　･慶應義塾大学　　

　　･千葉大学　　

　　･筑波大学　　

　　･東京学芸大学×2　　

　　･早稲田大学


　　･中国2　

　　･韓国2

　　･台湾2

　　･スリランカ1


第4回 / 1995　（平成7） / 10

　　･大阪市立大学　

　　･大阪教育大学　　

　　･京都女子大学　　

　　･埼玉大学　　

　　･筑波大学×2　　

　　･東京大学×2　　

　　･同志社大学　　

　　･日本体育大学


　　･中国5　

　　･韓国2

　　･台湾3


第5回 / 1996　（平成8） / 9

　　･愛知学院大学　　

　　･大阪教育大学　　

　　･大阪市立大学　　

　　･筑波大学　　

　　･東京大学　　

　　･東京外国語大学　　

　　･東京学芸大学　　

　　･広島大学　　

　　･明治学院大学


　　･中国4

　　･韓国2

　　･台湾1

　　･インド1

　　･ブラジル1


第6回 / 1997　（平成9） / 10

　　･大阪教育大学×3　　

　　･慶應義塾大学　　

　　･埼玉大学　　

　　･上越教育大学　　

　　･筑波大学　　

　　･東京大学　　

　　･梅花女子大学　　

　　･横浜国立大学


　　･中国5

　　･韓国2

　　･台湾2

　　･タイ1


第7回 / 1998　（平成10） / 8

　　･大阪教育大学×2　　

　　･熊本大学　　

　　･筑波大学　　

　　･東京大学×2　　

　　･日本女子大学　　

　　･北海道教育大学


　　･中国3

　　･韓国2

　　･台湾1

　　･ペルー1

　　･ミャンマー1


第8回 / 1999　（平成11） / 8

　　･大阪教育大学　　

　　･九州大学　　

　　･東京大学×3　　

　　･東京学芸大学　　

　　･日本大学　　

　　･兵庫教育大学


　　･中国5

　　･韓国1

　　･スリランカ1

　　･マレーシア1


第9回 / 2000　（平成12） / 10

　　･大阪教育大学×2　　

　　･大阪大学　　

　　･お茶の水女子大学×2　　

　　･上越教育大学　　

　　･上智大学　　

　　･聖和大学　　

　　･東京学芸大学　　

　　･図書館情報大学


　　･中国4

　　･韓国2

　　･台湾3

　　･シンガポール1


第10回 / 2001　（平成13） / 10

　　･お茶の水女子大学　　

　　･埼玉大学　　

　　･図書館情報大学　　

　　･九州大学　　

　　･群馬大学　　

　　･東京学芸大学　　

　　･日本社会事業大学　　

　　･梅花女子大学　　

　　･北海道大学　　

　　･鳴門教育大学


　　･中国3

　　･韓国5

　　･台湾1

　　･イラン1


第11回 / 2002　（平成14） / 10

　　･お茶の水女子大学　　

　　･関西学院大学　　

　　･千葉大学　　

　　･東京学芸大学×2　　

　　･図書館情報大学　　

　　･鳴門教育大学　　

　　･福岡教育大学　　

　　･ぶっきょう大学　　

　　･早稲田大学


　　･中国3

　　･韓国3

　　･台湾1

　　･イラン1

　　･インドネシア1

　　･ネパール1


　継続 / 1
　　･早稲田大学

　　･韓国1

第12回 / 2003　（平成15） / 2

　　･東京大学　　

　　･福岡女子大学　

　　･中国1

　　･韓国1

　継続 / 1
　　･早稲田大学

　　･韓国1

助成件数 96（のべ件数 98）

出身こく

中国　42　韓国　26　台湾　15　インド　1　イラン　2　インドネシア　1　シンガポール　1　スリランカ　2　タイ　1　ブラジル　1　ペルー　1　マレーシア　1　ネパール　1　ミャンマー　1　助成96件数　全14か国

【126P】

###財務諸表（2023年度分）

####貸借対照表

2024（令和6）ねん3月31日現在（単位：千円）

資産の部

当年度

1　流動資産　

現預金　36,290

その他流動資産　786

流動資産合計　37,076

2　固定資産　

基本財産　5,673,179

特定資産　175,847

その他固定資産　388

固定資産合計　5,849,414

資産合計　5,886,491

前年度

1　流動資産　

現預金　32,452

その他流動資産　830

流動資産合計　33,283

2　固定資産　

基本財産　4,948,558

特定資産　170,236

その他固定資産　659

固定資産合計　5,119,453

資産合計　5,152,736


負債の部

当年度

1　流動負債　12,993

2　固定負債　29,081

負債合計　42,074

前年度

1　流動負債　8,574

2　固定負債　27,793

負債合計　36,367


正味財産の部

当年度　　

1　指定正味財産　396,766

2　一般正味財産　5,447,651

正味財産合計　5,844,416

負債及び正味財産合計　5,886,491

前年度

1　指定正味財産　392,443

2　一般正味財産　4,723,925

正味財産合計　5,116,368

負債及び正味財産合計　5,152,736

（注）単位未満四捨五入のため、内訳と合計は必ずしも一致しません。


####正味財産増減 計算書

2023（令和5）ねん4月1日から2024（令和6）ねん3月31日まで（単位：千円）

当年度　　

1　一般正味財産増減の部　　　　　　

1.経常増減の部　　　　　　

（１）経常収益　　　　　　

①基本財産運用益　　114,806　

②特定資産運用益　　1,261　　　

③受取寄付金　　5,860　　　

受取寄付金振替額　　18,660　　　

④その他収入　　50　　　

経常収益 計　　140,638　　　　

（２）経常費用　　　　　　

①事業費　　　　　　

１ 子ども文庫助成事業費　　77,031　　　

２ 電子図書普及事業費　　46,992　　　

（事業費　小計）　（　124,023　）　

②管理費　　16,615　　　　

経常費用 計　　140,638　　　　

評価損益等調整前当期経常増減額　　0　　　

評価損益等計　　723,725　　　　

当期経常増減額　　723,725　　　
当年度　　

2.経常がい増減の部　　　　　　

当期経常がい増減額　　0　　　　

当期一般正味財産増減額　　723,725　　　

一般正味財産期首残高　　4,723,925　　

一般正味財産期末残高　　5,447,651　

2　指定正味財産増減の部　　　　　　

受取寄付金（指）　　22,983　　

基本財産運用益　　6,436　　

一般正味財産への振替額　　マイナス 25,096　　

当期指定正味財産増減額　　4,323　　

指定正味財産期首残高　　392,443　　

指定正味財産期末残高　　396,766　　　

3　正味財産期末残高　　5,844,416　

前年度　

1　一般正味財産増減の部　　　　　　

1.経常増減の部　　　　　　

（１）経常収益　　　　　　

①基本財産運用益　　106,115　

②特定資産運用益　　1,261　

③受取寄付金　　　5,962　

受取寄付金振替額　　4,304　

④その他収入　　35　

経常収益 計　　117,678　

（２）経常費用　　　　　　

①事業費　　　　　　

１ 子ども文庫助成事業費　63,812　

２ 電子図書普及事業費　　38,922　

（事業費　小計）　　（　102,734　）

②管理費　　　14,944　

経常費用 計　　　117,678　

評価損益等調整前当期経常増減額　　　0　

評価損益等計　　　　29,043　

当期経常増減額　　　　29,043　

2.経常がい増減の部　　　　　　

当期経常がい増減額　　　300　

当期一般正味財産増減額　　　29,343　

一般正味財産期首残高　　　4,694,583　

一般正味財産期末残高　　　4,723,925　
　　　　　　
2　指定正味財産増減の部　　　　　　

受取寄付金（指）　　　24,340　

基本財産運用益　　　6,436　

一般正味財産への振替額　　　マイナス 10,740　

当期指定正味財産増減額　　　　20,036　

指定正味財産期首残高　　　372,407　

指定正味財産期末残高　　　392,443　

3　正味財産期末残高　　　　5,116,368　

（注）単位未満四捨五入のため、内訳と合計は必ずしも一致しません。


####寄付金・正味財産の推移（単位：千円）

以下、年度 / 寄付金 / 寄付金累計 / 正味財産の順に読み上げ

平成30年度 / 36,068 / 5,625,487 / 4,738,367

令和元年度 / 30,845 / 5,656,332 / 4,639,002

令和2年度 / 30,015 / 5,686,347 / 4,910,323

令和3年度 / 29,679 / 5,716,026 / 5,066,990

令和4年度 / 30,302 / 5,746,328 / 5,116,368

令和5年度 / 28,843 / 5,775,171 / 5,844,416

伊藤忠記念財団は、基本財産の運用益および、伊藤忠商事ならびにグループ会社、そして、個人の皆様からのご寄付を基に活動してまいりました。これまでの皆様のご厚意とご協力に心から感謝申し上げます。

今後とも、当財団の活動を継続していくために、皆様からの変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

※毎年の寄付者一覧は、当財団年次報告書に記載しています。

【128P】

###伊藤忠記念財団 歴代役員一覧

＊原則として就任時の肩書を掲載（出典：当時の年次報告書）。現役役員のみ、2024年7月時点の肩書を掲載

####理事長

以下、氏名　肩書　任期（年度）の順に読み上げ

戸崎 誠喜　伊藤忠商事株式会社 取締役社長　1974から1999

米倉 功　伊藤忠商事株式会社 相談役　2000から2003

室伏 稔　伊藤忠商事株式会社 相談役　2004から2009

丹羽 宇一郎　伊藤忠商事株式会社 取締役相談役　2010から2010

小林 栄三　伊藤忠商事株式会社 代表取締役会長　2010から2020

鈴木 善久　伊藤忠商事株式会社 理事　2021から現在

####副理事長

以下、氏名　肩書　任期（年度）の順に読み上げ

山田 清實　伊藤忠エネクス株式会社 取締役会長　2008から2011

小寺 明　伊藤忠エネクス株式会社 取締役会長　2012から2017

竹森 二郎　伊藤忠ロジスティクス株式会社 元代表取締役社長　2018から現在

####常務理事

以下、氏名　肩書　任期（年度）の順に読み上げ

佐々木 千之　財団法人伊藤忠記念財団 事務局長　1974から1982

山本 優　財団法人伊藤忠記念財団 事務局長　1983から1992

栗田 和彦　財団法人伊藤忠記念財団 事務局長　1993から1997

社浦 迪夫　財団法人伊藤忠記念財団 事務局長　1998から2001

溝口 健　財団法人伊藤忠記念財団 事務局長　2002から2008

大久保 弘　財団法人伊藤忠記念財団 事務局長　2009から2012

中島 司　公益財団法人伊藤忠記念財団 事務局長　2013から2014

山岡 隆仁　公益財団法人伊藤忠記念財団 事務局長　2015から2018

石田 三也　公益財団法人伊藤忠記念財団 事務局長　2019から2021

池辺 昌和　公益財団法人伊藤忠記念財団 事務局長　2022から現在

####理事

以下、氏名　肩書　任期（年度）の順に読み上げ

天城 勲　文部省 顧問　1974から2003

井上 薫　第一勧業銀行 取締役名誉会長　1974から1993

茅 誠司　日本学術振興会 会長　1974から1988

城戸 尚夫　国際卓球連盟 会長代理　1974から1993

瀬島 龍三　伊藤忠商事株式会社 取締役副会長　1974から1981

高橋 健二　日本ペンクラブ 会長　1974から1985

堀田 庄三　住友銀行 取締役相談役名誉会長　1974から1990

田中 正夫　伊藤忠商事株式会社 取締役会長　1982から1988

坂本 朝一　日本放送協会 顧問　1986から1999

中村 薫　伊藤忠倉庫株式会社 社長　1989から1999

村井 資長　けいせん女学園大学 学長、早稲田大学 名誉教授　1989から1999

伊部 恭之助　株式会社住友銀行 相談役最高顧問　1991から1999

村本 周三　株式会社第一勧業銀行 相談役　1994から1999

堀田 力　財団法人さわやか福祉財団 理事長　1996から2005

今井 通子　医学博士、登山家　2000から2005

近藤 克彦　株式会社第一勧業銀行 顧問　2000から2005

住 明正　東京大学 教授、気候システム研究センター センター長　2000から2005

降旗 健人　ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC株式会社 相談役　2000から2005

森川 敏雄　株式会社住友銀行 取締役会長　2000から2008

松下 倶子　独立行政法人国立少年自然の家 理事長　2004から2008

河上 和雄　弁護士、最高検察庁 元公判部長　2006から2011

工藤 正　株式会社みずほ銀行 理事　2006から2008

中島 映至　東京大学気候システム研究センター センター長　2006から2011

三浦 恵美里　株式会社ミウラドルフィンズ 代表取締役　2006から2011

山田 清實　伊藤忠エネクス株式会社 取締役会長　2006から2006

池田 弘一　アサヒビール株式会社 相談役　2010から2021

數土 文夫　JFEホールディングス株式会社 取締役　2010から2013

古河 潤之助　古河電気工業株式会社 相談役　2010から2017

木本 昌秀　東京大学 大気海洋研究所 副所長 教授　2012から2021

本間 逹三　弁護士　2012から2022

山根 基世　LLPことばの杜 代表　2012から2018

馬田 一　JFEホールディングス株式会社 代表取締役社長　2014から2018

吉田 政雄　古河電気工業株式会社 名誉顧問　2018から現在

橋本 恵子　朗読指導者 ことのはスクエア 代表　2019から現在

林田 英治　JFEホールディングス株式会社 特別顧問　2019から2023

泉谷 直木　アサヒグループホールディングス株式会社 特別顧問　2021から現在

髙薮 縁　東京大学 大気海洋研究所 副所長　2021から2022

羽角 博康　東京大学 大気海洋研究所 気候システム研究系 教授、副所長、（気候システム研究系長）　2023から現在

三浦 正晴　弁護士　2023から現在

柿木 厚司　JFEホールディングス株式会社 特別顧問　2024から現在

【130P】

####監事

以下、氏名　肩書　任期（年度）の順に読み上げ

出塚 清治　公認会計士　1974から現在

田中 正夫　伊藤忠商事株式会社 総務本部長　1974から1975

深津 嘉寿男　伊藤忠商事株式会社 専務取締役　1976から1977

中村 薫　伊藤忠商事株式会社 常務取締役　1978から1981

三宅 秀乙　伊藤忠商事株式会社 常務取締役　1982から1985

井上 恒夫　伊藤忠商事株式会社 常務取締役　1986から1987

立石 信二　伊藤忠商事株式会社 常務取締役　1988から1990

松村 秀雄　伊藤忠商事株式会社 常務取締役　1991から1994

西川 昇　伊藤忠商事株式会社 常務取締役　1995から1996

白井 哲三郎　伊藤忠商事株式会社 専務取締役　1997から2001

森 哲夫　伊藤忠商事株式会社 執行役員総務部長　2002から2003

三木 邦夫　伊藤忠商事株式会社 総務部長　2004から2004

辰口 久　伊藤忠商事株式会社 CSR・コンプライアンス統括部 部長　2005から2008

小林 文彦　伊藤忠商事株式会社 執行役員総務部長　2009から2009

高田 知幸　伊藤忠商事株式会社 広報部長　2011から2016

栗原 章　伊藤忠商事株式会社 サステナビリティ推進室 室長　2017から2017

田部 義仁　伊藤忠商事株式会社 サステナビリティ推進部 部長　2018から現在

####評議員

以下、氏名　肩書　任期（年度）の順に読み上げ）

石谷 博　シーアイ化成株式会社 取締役社長　1999から2004

後藤 茂　株式会社ファミリーマート 取締役社長　1999から2004

今野 由梨　ダイヤルサービス株式会社 代表取締役社長　1999から2001

高城 義太郎　日本児童文学会 会長　1999から2004

富岡 幸生　社団法人日本キャンプ協会 副会長　1999から2004

野間 佐和子　社団法人読書推進運動協議会 会長　1999から2004

藤田 英典　東京大学大学院教育学研究科 教授　1999から2004

松村 秀雄　伊藤忠燃料株式会社 代表取締役社長　1999から2004

森 彬　財団法人公益法人協会 事務局長　1999から2001

米倉 功　伊藤忠商事株式会社 相談役　1999から1999

室伏 稔　伊藤忠商事株式会社 取締役会長　2000から2003

土肥 寿員　財団法人公益法人協会 事務局長　2003から2008

杉浦 力　財団法人能率増進研究開発センター 理事長　2004から2008

丹羽 宇一郎　伊藤忠商事株式会社 代表取締役会長　2004から2008

小峰 紀雄　株式会社小峰書店 代表取締役社長　2005から2010

坂井 光男　プリマハム株式会社 元代表取締役社長　2005から2010

武内 清　上智大学 総合人間科学部教授　2005から2010

豊田 資則　シーアイ化成株式会社 取締役社長　2005から2010

矢内 廣　ぴあ株式会社 代表取締役会長兼社長　2005から2010

米山 弘　鎌倉女子大学 児童学部教授、児童学部長　2005から2010

金沢 俊弘　公益財団法人公益法人協会 専務理事・事務局長　2010から2014

工藤 正　中央不動産株式会社 特別顧問　2010から2011

小林 栄三　伊藤忠商事株式会社 代表取締役会長　2010から2010

西川 善文　株式会社三井住友銀行 顧問　2010から2013

赤松 良夫　伊藤忠商事株式会社 代表取締役、専務執行役員　2011から2016

小西 敏夫　センチュリーメディカル株式会社 元代表取締役社長　2011から2016

小西 紀孝　伊藤忠製糖株式会社 元代表取締役社長　2011から2016

小林 芳文　和光大学 現代人間学部 教授　2011から2020

竹下 晴信　株式会社評論社 代表取締役社長　2011から現在

恒吉 僚子　東京大学 大学院教育学研究科 教授　2011から2014

杉山 清次　みずほフィナンシャルグループ 名誉顧問　2012から2014

奥 正之　株式会社三井住友フィナンシャルグループ 名誉顧問　2014から現在

鈴木 勝治　公益財団法人公益法人協会 専務理事　2015から2022

関 啓子　一橋大学 名誉教授　2015から現在

塚本 隆史　株式会社みずほフィナンシャルグループ 特別顧問　2015から現在

小林 文彦　伊藤忠商事株式会社 代表取締役専務執行役員シーエーオー　2017から2021

丹波 俊人　東京センチュリー株式会社 特別参与　2017から現在

松井 鉄也　プリマハム株式会社 元代表取締役社長　2017から現在

是枝 喜代治　東洋大学 教授　2021から現在

的場 佳子　伊藤忠商事株式会社 執行役員 人事・総務部長　2022から2022

垣見 俊之　伊藤忠商事株式会社 執行役員 人事・総務部長（兼）グループCEOオフィス　2023から現在

長沼 良行　公益財団法人公益法人協会 常務理事　2023から現在

####東京小中学生センター　館長

以下、氏名、任期（年度）の順に読み上げ

伊藤 昭彦　1977から1982

八住 智明　1983から1994

柴田 俊明　1995から2005

矢部 剛　2006から2010

####東京小中学生センター　専門委員（設立時）

以下、氏名、肩書の順に読み上げ

岡本 包治　立教大学 教授

福田 垂穂　明治学院大学 教授

【132P】

###伊藤忠記念財団 年表

以下、年　月　日　当財団主要事項　他組織事項・出来事の順に読み上げ

1972（昭和47）　5月15日　沖縄本土復帰

1972（昭和47）　12月14日　瀬島副社長（初代理事）宛の業務部発「育英事業について」（答申報告書）内で「利益の社会還元の一環として、育英事業3案」が提案されている。提案の一つに「財団法人伊藤忠育英協会を設立し図書館経営を行う」とある　

1972（昭和47）　12月20日　「育英協会設立計画書」が提出され、その中に「次代を担う小中学生の健全な成長を促進する」目的で、「自宅で勉強する部屋のない小中学生のために、CI学習センターを設立する。場所は、下町または小住宅の密集地域。当初は東京に1箇所。将来は大阪に１箇所」との記述がある　

1973（昭和48）　8月13日　伊藤忠商事戦後再発足25周ねん記念事業対策委員会の社会還元分科会で「寄附」および「財団設立」が決定されたことを受け、総務部より「伊藤忠財団設立構想」が出される　

1973（昭和48）　10月23日　伊藤忠商事株式会社の越後正一代表取締役社長（当時）により、「伊藤忠記念財団」としての事業が正式に決裁される　

1974（昭和49）　1月31日　財団法人東京子ども図書館設立

1974（昭和49）　9月17日　財団法人の設立認可申請が行われる。申請添付資料は「設立趣意書」「寄付行為」「事業計画書」「次年度計画」　

1974（昭和49）　9月28日　上記申請内容にて、設立許可取得　

1974（昭和49）　9月30日　伊藤忠商事株式会社、財団法人伊藤忠記念財団を設立　

1974（昭和49）　11月13日　国際児童図書評議会日本支部発足（1985年に日本国際児童図書評議会（JBBY）へ改名）

1975（昭和50）　　4月1日　子ども文庫助成事業を開始　

1976（昭和51）　　　読書推進運動協議会より子ども文庫助成事業への賛同を得て、助成先推薦・募集の窓口業務を依頼　

1976（昭和51）　　　青少年に関する諸問題の調査研究報告を発行。2005年まで続く　

1976（昭和51）　　　ロッキード事件

1977（昭和52）　5月5日　東京小中学生センター（児童館）開館。※2009年12月に休館し、2011年3月に閉館。入館者累計は約735,000にん　

1977（昭和52）　　　ジュニアサマースクール・ジュニアウィンタースクールを開催し始める（小学よねんせいから中学3年生が対象）。2005年まで続く　

1979（昭和54）　　　国際児童ねん

1979（昭和54）　　　東京小中学生センター　入館者10万にん突破　

1981（昭和56）　　　国際障害者ねん

1983（昭和58）　　　東京小中学生センターでジュニアサバイバルスクールを開催。2011年まで続く　

1984（昭和59）　4月1日　財団設立10周年を記念して、子ども文庫功労賞を新設　

1986（昭和61）　　　東京小中学生センターがレクリエーション運動優良団体として表彰される　

1989（平成がん）　　海外留学助成事業を開始。2004年まで続き、累計助成者は70名　

1989（平成がん）　11月9日　ベルリンの壁崩壊

1989（平成がん）　11月20日　児童の権利に関する条約が国連総会で採択

1990（平成2）　　　　国際識字年

1990（平成2）　8月2日　湾岸戦争開始

1991（平成3）　　　　日本留学助成事業を実施。2004年まで続き、累計助成者は96名　

1991（平成3）　　　　東京小中学生センター　入館者50万にん突破　

1995（平成7）　　1月17日　阪神・淡路大震災

1996（平成8）　　　　わいわいチャレンジキャンプを開始。小学1年生から小学3年生までが対象。2005年まで続く　

1996（平成8）　11月　読書週間50周年の年に、野間読書推進賞特別賞（読書推進運動協議会主催）を受賞　

2000（平成12）　　　　子ども読書ねん

2000（平成12）　　　　東京小中学生センター、野外活動参加者1万にん突破　

2001（平成13）　　　　設立30周年記念事業として、東京子ども図書館との共同事業「子どもぶんこプロジェクト」を発足。実質よねんかんをかけて全国の子ども文庫を調査　

2001（平成13）　10月7日　アフガニスタン紛争開始

2002（平成14）　4月1日　子どもの本100冊助成を新設。低学年セットから始まり、2003年に中学年、2004年に高学年セットを追加　

2005（平成17）　　　　子ども文庫助成件数が1,000件突破。「子ども文庫功労賞」受賞者が累計50名に　

2006（平成18）　　　　ジュニアキャンプ森のくらしを開催。小学1年生から中学3年生が対象。2010年まで続く　

2007（平成19）　　4月1日　病院・施設子ども読書活動費助成を新設　

2009（平成21）　　　　新規事業検討開始（後の電子図書普及事業）　

2009（平成21）　12月23日　東京小中学生センター　休館　

2010（平成22）　4月1日　日本人学校／日本語補習授業校への図書助成を開始。2016年まで続き、累計助成件数は167校　

2010（平成22）　4月1日　電子図書普及事業を開始。文化庁長官の指定団体の認可を受け、著作権法第37条第3項のもと児童書のマルチメディアデイジー化を開始　

2010（平成22）　5月15日　「障害のある子ども達のための読書サポート講座」（げん「読書バリアフリー研究会」）の開催を始める　

2011（平成23）　3月11日　東日本大震災

2011（平成23）　3月15日　シリア内戦開始

2011（平成23）　3月27日　財団初のマルチメディアデイジー図書が完成。「障害のある子ども達に読書の楽しみを マルチメディアデイジー書籍」という名称で、全国の図書館や特別支援学校等1,135団体に寄贈（31作品）　

2011（平成23）　3月31日　東京小中学生センター　閉館　

2011（平成23）　4月25日　東日本大震災の被災地を訪問。現地の読書ボランティアの意見をヒアリングし、「東日本大震災緊急支援」の実施を決定　

2011（平成23）　7月　財団事務局を板橋から青山の伊藤忠ビルに移転　

2012（平成24）　1月　内閣総理大臣より公益財団法人の認定を受ける　

2012（平成24）　1月　伊藤忠商事の社員ボランティアとともに、シャンティ国際ボランティア会の「絵本を届ける運動」への参加を開始　

2012（平成24）　4月1日　「被災地支援」（旧「伊藤忠商事株主とともに行う被災地100冊助成」）を開始。郵送ぶつ電子化に賛同いただいた株主様分の費用で児童書100冊を被災地の各小学校に寄贈し始める。その後、東北以外の台風・豪雨被災地も対象に含めつつ、現在は財団予算で寄贈を継続　

2012（平成24）　　　　第2回寄贈分から、財団製作のマルチメディアデイジー図書に「わいわい文庫」と名前を付ける　

2013（平成25）　　　　第3回寄贈分から、著作権者の了承を得た上で障害の有無に関わらず誰もが利用できるバージョンブルーの寄贈も開始。また、「わいわい文庫活用じゅつ」の発行も始める　

2013（平成25）　6月26日　障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律（障害者差別解消法）の公布

2014（平成26）　9月　前年より開始していた、東日本大震災の被災地の子どもたちにシャンティ国際ボランティア会の「絵本を届ける運動」に参加してもらう活動が、「東南アジアに絵本を贈ろうin東北」という名称で内閣府より承認を得る　

2014（平成26）　11月　JBBY40周年記念展示「子どもの本の力展―平和というなら、まず子どもたちから始めさせてください」（会場：伊藤忠青山アートスクエア）に出展し、当財団の事業を紹介　

2014（平成26）　　　　わいわい文庫製作数が100作品突破。バージョンブルーの作品に加えるため、全国の公共図書館と協同で製作する「日本昔話の旅」シリーズの企画を立ち上げる　

2017（平成29）　4月1日　子どもの本100冊助成の図書リストに150冊セットを新設。2000年以降に刊行された児童書を中心に紹介　

2019（令和がん）　6月28日　視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律（読書バリアフリー法）公布

2020（令和2）　3月11日　新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行ダブリューエイチオーによるパンデミック宣言

2020（令和2）　4月1日　子どもの本購入費助成にBプログラム（指定研修会助成）を新設　

2020（令和2）　11月11日　障害者に対する理解と功績の顕著な港区内の企業等として、港区長から表彰を受ける　

2021（令和3）　4月1日　病院・施設子ども読書活動費助成の対象に特別支援学校を追加。（げん「特別支援学校図書支援助成」）　

2021（令和3）　4月1日　子どもの本100冊助成の図書リストに乳幼児図書セットを新設　

2021（令和3）　7月23日　東京オリンピック開催

2021（令和3）　11月1日　11月1日から12月12日にかけて、読書バリアフリー研究会オンラインセミナーを開催。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、初のオンデマンド配信を実施　

2022（令和4）　2月24日　ロシアによるウクライナ侵攻開始

2023（令和5）　4月1日　子どもの本100冊助成の図書選択方法を変更し、各セットを横断して、財団推薦の全550冊の中から希望の100冊を自由に選べるようにプログラムを変更　

2023（令和5）　10月　　イスラエルによるガザ侵攻開始

2024（令和6）　7月　次年度に向けて、直近5年以内に出版された児童書のみを紹介する「新しい本50冊リスト」を作成。2025年度4月より子どもの本100冊助成図書リストに追加し、財団推薦の児童書を全600冊とする予定　

2024（令和6）　9月30日　伊藤忠記念財団設立50周年　

2025（令和7）　1月10日　1月10日から2月2日にかけて、「伊藤忠記念財団50年のあゆみ　すべての子どもたちに読書の喜びを」を銀座の教文館ナルニアこく（店内ナルニアホール）で開催　

2025（令和7）　2月5日　2月5日から3月2日にかけて、「伊藤忠記念財団50周年企画展示「未来につなぐ子どもの読書」」を伊藤忠東京本社ビル横の伊藤忠 エスディージーズ スタジオ ギャラリーで開催　

【134P】

###編集後記

　2024年9月30日に50周年を迎えた伊藤忠記念財団ですが、財団全体の周年誌をつくるのは初めてのことです。３年ほど前、一体何をどこまで載せられるのだろうかと事務局内のキャビネットの中身をひっくり返すところから始めました。存外、設立時の申請書や、初代役員のやり取り、各年度の子ども文庫助成贈呈式や留学生助成懇親会のアルバムなどが残されており、50年の歴史の整理はそれなりに楽しい作業となりました。（昔の写真を眺めていると、じつにあっという間に時間が溶けます。）財団が製作した唯一の周年誌といえる『東京小中学生センター10年のあゆみ』も大変読み応えがありました。こうしてまとめ上げた50周年誌ですが、関わってくださった方々や出来事を、すべて載せ切ることはできなかったという心残りもあります。せっかくなので、この場を借りて、東京小中学生センター専門委員であったふくだたりほ先生が先述の『10年のあゆみ』に寄せてくださったメッセージを引用します。

　「十二年前のある日、二人の客が私の研究室を訪れた。それが伊藤忠記念財団の初代事務局長佐々木さんと事務局員瀬戸さんとの最初の出会いだった。（中略）そこで私は、青少年問題の中心が中学生に移りつつある状況を、集団非行、登校拒否、家庭内暴力・校内暴力・友人関係の希薄化など例證しながら説明し、しかも施策の真空状態に置かれた小学校上級生から中学生を対象とする、新しいコミュニティ健全育成センターの必要性を説いたのだった。そしてもし、財団が今からでも事業の方向を修正願えるのならば、私は喜んでお手伝いさせていただきたいと、その日の会談を打ち切ったのであった。（中略）こうして生れたのが東京小中学生センターであった。」

　財団事務局は当初、「高校生のための学びの場の設置」を計画していましたが、福田先生は昨今の社会の動きを鑑みて「これからは小中学生のための居場所づくりが必要だ」とご意見をくださり、それが財団のその後の方針に反映されて東京小中学生センターの設立に至ったのです。その後さんじゅうよ年間、東京小中学生センターはたくさんの小中学生が自由に過ごせる空間として大いに利用されました。

　東京小中学生センターは2011年に閉館しましたが、財団設立の翌年に始まった子ども文庫助成事業はまだ続いています。近年は、本を通した子どもたちの居場所づくりのために助成を活用したいというご応募も増えました。2010年に始まった電子図書普及事業で製作しているマルチメディアデイジー図書「わいわい文庫」の知名度も少しずつですが上がっています。子どもたちが健全にのびのびと育つためには、場と手段と想いのすべてが必要です。子どもたちはほうっておいても彼らなりに楽しく過ごすかもしれませんが、それでも、子どもたちが豊かな時間を過ごせるよう環境を整えることは大人の役割でしょう。

 　財団は「すべての子どもたちに読書の喜びを」をテーマに掲げています。今後も引き続き、「読書」を軸に、未来を生きる子どもたちが豊かで楽しい幼少期を過ごすための一助となる事業を続けてまいりますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

　最後になりましたが、これまでの50年、当財団の事業を支えてくださったすべての皆さまに心からの感謝を申し上げ、本記念誌の結びに代えさせていただきます。寄付者の皆さま、各分野の有識者の皆さま、各助成の応募者・じゅりょう者の皆さま、わいわい文庫の寄贈先の皆さま、各事業にご協力くださったボランティアの皆さま、各助成・寄贈先の子どもたち、そして、東京小中学生センターの利用者・キャンプの参加者だったかつての子どもたち。皆さま、実りある50年を、本当にありがとうございました。

伊藤忠記念財団　野尻かほ

###奥付

【写真】伊藤忠記念財団　事務局集合写真

財団事務局9名の集合写真。後列左から、中村、池辺、さわじ、岩沢、すが、前列左から、二瓶、野尻、田中、山根。

事務局

事務局長：池辺 昌和

総務部：岩沢 雄一郎、さわじ 悠希

助成事業部：野尻 かほ、二瓶 紀子

電子図書普及事業部：中村 信行、山根 英子、田中 あや、すが 邦子


参考文献

・『伊藤忠記念財団 年次報告書』（1976年度から2010年度版）、財団法人伊藤忠記念財団、1977から2011、

　（2011年度から2023年度版）、公益財団法人伊藤忠記念財団、2012から2024

・『ITOCHU MONTHLY 伊藤忠商事社内報 OCTOBER 2014』、伊藤忠商事株式会社、2014

・『伊藤忠商事創業150年記念小史 峠越えの道』（改定追補版）、伊藤忠商事株式会社広報部、2007

・『東京小中学生センター 10年のあゆみ 1977から1987』、財団法人伊藤忠記念財団、1987


公益財団法人 伊藤忠記念財団 50周年記念誌

2025（令和7ねん3月発行

発行・編纂　公益財団法人 伊藤忠記念財団 

〒107-0061　東京都港区北青山 2-5-1

制作協力　トッパン株式会社 年史センター

印刷　トッパン株式会社

【裏表紙】記念誌裏表紙のイラスト。わいわい文庫のキャラクター、さんさん（笑顔の太陽。光輪が虹色になっている）が中央に掲載され、その上部に「50th」、下部に「公益財団法人伊藤忠記念財団」と文字がある。