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###子ども文庫助成　助成先からの声②　児童図書館研究会

####子ども文庫助成じゅりょうじのこと

　1975年度の購入費助成と1985年度のこごうちさんの功労賞受賞時のことを知る運営委員は、残念ながら現在はおりません。2002年度～2007年度の交通費等の助成では、文庫主宰者など各地でボランティア活動をされている方々が遠隔地で開催される学習会へ参加できて、地域を超えた交流を持つ機会を得ることができました。複数回じゅりょうした、かたもいらっしゃったようです。ありがとうございました。

　現在行われている指定研修会制度を利用されて、多くの方が学習会に参加してくださることを期待しています。

####子どもに本を届ける上での思いと今後の課題

　1953年の創設当初の目的（児童図書館に関わる研究を行い、子どもの読書環境の充実と発展をはかること）がずっと変わらない本会の活動の軸であり、図書館員、文庫、子どもの本や読書を大切と思う人びとの活動の支援と情報共有を行っています。全国にいる会員の立ち位置はさまざまであり、本会は皆をある一定の方向に向かわせたり、「こうせよ」と強要したりする会ではありません。互いの活動を理解し、共有し、仲間意識を持ってそれぞれの取り組みを積極的に進めていけるように支援を行い、それが各地で取り組む人びとの前にいる多くの子どもの読書を豊かにすることを願って活動しています。特に総会の開催、機関誌の発行（「こどもの図書館」）、『年報こどもの図書館』の編集、全国学習会の開催は、会員同士の交流と理解を深め、仲間意識を培い、それぞれの活動を豊かにする事業として大切にしています。

　じとけんと類似の組織（子どもの本、子どもの読書関係団体）や文庫が共通に抱えている問題でしょうが、会員の高齢化が深刻で、これまで長く熱心に活動を続けてきた多くの会員が現場をリタイアする年を迎えています。一方で新規入会者や当会の行事への参加者が若手に少なく、会員数も減少の一途をたどっています。もちろん、一生懸命取り組もうとしている若い人たちもいますが、全体的にボランタリーな活動に自分のお金と時間を割いて、参加しよう、参加したいと考える人たちが少なくなっていることを感じます。現場で働く図書館員等の現状（不安定な雇用や低収入など）も、大きな影響を与えています。本部運営委員の若返りも進んでいません。会員減は会の存続に直結するため、多くの人と交流し話し合う機会を持とう、若い人たちをひきつける魅力のある企画を立てよう、と常に考えていますが、なかなか思うようにはいかないのが現状です。

【写真】広島県福山市で行われた全国学習会の基調講演の様子。全国学習会は毎年場所を変えて開催されている。

####50周年へのメッセージ

　設立50周年おめでとうございます！　立場とアプローチは異なっていても、子どもの読書環境の充実を目指す伊藤忠記念財団のさまざまな事業は、私たちじとけんのメンバーにとっても大きな励みであり、物心ともに多くの援助をいただいていること、心から感謝します。子どもを取り巻くさまざまな問題の顕在化、メディアの多様化による生活の大きな変化、読書の電子化への危惧など、戦後とはまた異なる状況のもと、再度、子どもにとっての読書とは何か、豊かな読書体験とは何か、ということを確認し、この時代に何をすべきか、この時代だからこそ何ができるのかを考えなくてはならない、と痛感しています。

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　一方で、一人ひとりの子どもたちに寄り添って本を届ける活動の本質は変わらないと信じています。それを日々実現している「文庫」やボランティアの人びとを、大切に支援してくださっている貴財団の事業が（時代に合わせて支援の対象や、支援の形は変わっていくとしても）今後も、私たちを含め、草の根の活動の大きな励みとなり、前に進む元気を手渡してくださることは間違いありません。私たちも、貴財団の理念「すべての子どもたちに読書の喜びを」を心に持って、活動を続けます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【写真】2023年度全国学習会（福山市）の開会式の様子。

【写真】2023年度全国学習会（福山市）の第2分科会の様子。

【写真】児童図書館研究会から毎月発行される機関誌「こどもの図書館」の2024年6月号の表紙画像。

####団体情報

児童図書館研究会

運営委員長：さがわさちこ

所在地：〒105-0004　東京都港区新橋5-9-4　関ビル3F

活動日：

本部…毎月1回（原則第１火曜日）に運営委員会を開催、総会をねん１回開催。

各支部…それぞれの事情による。現在15支部が活動（福島/埼玉/東京/神奈川/山梨/静岡/愛知/三重/滋賀/京都/近畿/広島/香川/高知/福岡）。

1953年設立。本部にて運営委員会を開催し児童図書館研究会全体の運営、各支部との交流・支援等を行っている。新刊の企画と出版も不定期で実施。機関誌「こどもの図書館」（毎月）と『年報こどもの図書館』（5年に一度）の編集を各支部に委託し発行、出版。支部運営費、支部および会員主催の講座費、会員による研究活動、全国学習会への助成も行っている。

ホームページ情報：https://www.ジェイ、アイ、ティー、オー、ケイ、イー、エヌ.jp/

●じゅりょう・受賞歴

・購入費助成じゅりょう数：1回（1975年度 全国の家庭文庫（50件）に対する図書の助成）

・関係者の子ども文庫功労賞受賞数：1回（1985年度 こごうち　芳子さん）

●その他、財団との関わり

・2002年度～2007年度に研修助成実施。一度終了ののち、2020年度から指定研修会制度を開始。

【写真】児童図書館研究会運営委員長の、さがわ さちこさんの写真。全国学習会（福山市）の開会式にて。