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###P47　英語メッセージの日本語文

ICBA オパール・ダン名誉会長より

　伊藤忠記念財団がこれまでの50年の間、国内外の文庫に優れた本を提供し、モノリンガルの子どもだけでなく日本につながるバイリンガルの子ども達をも支えてくださったことに敬意を表し、心よりお祝い申し上げます。

　この50年の間に世界は、そして私達を取り巻く社会は変わり、海外で育つ日本の子どもの数も増えました。このようなバイリンガルの子ども達が、幼いうちに日本語を身につけるには、彼らが親以外の大人や年上の子ども達と日本語を話す機会に恵まれ、それを楽しいと感じ、もっと話したいという意欲が掻き立てられなければなりません。学校のような堅苦しい雰囲気の中では、生涯にわたって言葉や文化への興味を育むのは難しいのです。

　海外でのIC(国際児童)日本語文庫は、文庫という日本のアイディアを応用した日本人コミュニティ文庫です。幼い子ども達は、そこを楽しいと感じ、そこで他の大人と絵本を分かち合い、または絵本を持ち帰って家庭で楽しむことで、無理なく日本語を身につけていきます。ロンドンで育ったIC日本語文庫の卒業生は、大学生になった今、日本人であることに誇りを感じ、文庫はとても幸せな経験だったと話してくれました。

　海外に住む日本の子ども達に、幼少のうちに日本語を身につける機会を提供してくださる伊藤忠記念財団の世界的なご支援に、心より感謝申し上げます。